レギュレータの仕組み

やっとこさ、レギュレータの仕組みがわかっただす。
要はインマニ内の圧力が変わっても、一定時間にインジェクターが噴射する量が変わらないように調整するためのもの。
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このレギュレータは「燃圧レギュレータ」「プレッシャーレギュレータ」「フューエルレギュレータ」「フューエルプレッシャーレギュレータ」などと呼ばれているようです。
レギュレータの中には弁が入っていて、この弁をバネで押さえています。このバネの圧力で燃圧設定をしてるんですが、このバネの圧力設定=燃圧が高くなるとバネが縮んで、弁が開き、燃料がタンクに戻ることで燃圧を一定にしてるってワケ。
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ところが、インテークマニホールドの中の圧力は一定じゃなくって、アクセルを閉じると、負圧が強くなります。
バタフライバルブが閉じてるのに、ピストンは動いてるから、それに引っ張られて負圧が強くなるってことですね。
その負圧を使って、インジェクタの出口にかかる圧力を一定にしてやろうというのがこの仕組み。
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負圧が強くなるとマニホールドはインジェクタから余計に燃料を吸いだそうとします。つまりガソリンが多く出てしまう。

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そこでマニホールドが減圧した分だけ、燃圧も減圧してやると。
そうすっと同じ力がインジェクタのクチにかかるわけで、インジェクションをいつも一定圧で動作させることができるわけです。

5 thoughts on “レギュレータの仕組み

  1. せいか?い。
    ECU等の制御とは全く関係なく、燃圧をインマニ圧力+イニシャル圧力で保つようになってます。
    どんな状態でも開弁すれば、時間に比例して燃料が出るワケです。
    こうしてやる事でECUは負圧・正圧に対して開弁時間を補正する必要が無くなるってなモンなんですわ。
    てなワケでフェールレギュレータはスロットルバルブとエンジン本体の間に直に接続するのが正解。
    ただブサの場合は4連独立スロットルなもんで、「安定した圧が取れるか」という問題が1つ。
    まあコレは純正の圧の取り方を参考にするか、純正のままイジらないかで解決出来るかと。(ォ
    それとフェールレギュレータ自身が「正圧に対応」してるかかな。

  2. コメントあにがとうございます。
    4連スロットルの各ポートをつないで負圧を取るようにします。
    多分脈動が悪さすると思うんで。
    フューエルレギュレータについては多分、おそらく、きっと、対応してる。してると思う。してるんじゃないかな。まちょっとは覚悟をしておけ。
    ターボ用レギュレータは容量のでっかいポンプでガンガン送っておいて、負圧時には大量のガソリンをタンクに戻していて、インマニの圧が高まって、正圧になるとソレノイドバルブを押して、ポンプの圧力がガンガンインジェクターにかかるって寸法なんじゃないかと思ってますが、先生!
    合ってますか?
    もしそうなら、バカみたいにでっかいポンプがゴロンチョとついてますので多分レギュレータはターボ用です。そうだと思いたい。神様。

  3. イラストの内部構造のマンガは不正解だけど、理屈は正解ですね。
    レギュレータは純正でなく、追加で付いてるモノならターボ用で間違いないかと。

  4. >マンガは不正解
     えへへ。ダイヤフラムをバネで押さえてて、負圧がかかるとバルブが開いてリターン経路でガソリンタンクへ。という絵があるのはわかったんだけど、簡単に原理図だけあればいいかなって。
    (この手の図の著作権ってそれほど大事だとは思ってなくて、Web上にレギュレータの図解があるのも知ってるし、引用して何が悪い、とは思ってるんだけど、自分の中で整理できてないので自分縛りで引用してまへん)

  5. ピンバック: けえかほうこく - nomaddaemon

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