奥山貴宏氏 死す

小説
死にたくないな。

なんでこう人の死のエントリが続くのか。
奥山氏が死んだ。
実はここ何週間か、奥山氏のblogには行っていなかった。
バイク乗りということでなんとなく共感していて、コメント欄にも何度かコメントしたことがあるのだけど、最近病状が思わしくないらしく、なんだか気が重くて訪れる気にならなかった。
「ツーリングに一緒に行きたい」なんてコメントをしたくせに、どうやらそれがだんだん難しくなって来たのがわかると途端に気後れしてしまったのだ。
僕らはいずれ死んでしまうことに、僕は気づいている。
誰もが無駄な生を生きていて、誰もが意味の無い死を迎えることに気づいている。
しかし、どんなにシニカルな言葉で言い繕っても、少しでも僕に関係した人、猫が失われてしまうと、激しく動揺してしまう。
毎日人は生まれ、毎日人は死んでいく。
僕には沢山の友達がいて、沢山のリスペクトする人がいる。そうした人を失ってしまうのはとても悲しいことだ…