バイクの未来

昨日のエントリにて

ZZR1400。 これ買ってターボつけたい。

と書きましたが、スマン早まった。
本日確認したところではZZR1400はZX12Rのエンジンのスープアップだという。ボア・ストロークを拡大したものだと。
あああ…
残念。
ZX12Rのエンジンはクランクケースがハヤブサほど丈夫ではないのだ。
ターボつけても300psが限界だっていう。
ハヤブサの638hp(瞬間最大風速で10秒で爆発するが)のエンジンと比べると、ちょっと。
なので、ZZR1400に鞍替えすることは多分ない。。
もし新型ハヤブサが出ても、当分はこのまま自分のハヤブサ ターボを乗り続けると思う。いじるにしても、やりたいことは沢山あるんで、飽くことはなさそうだ。
えー。「やりたいこと」の前に、お金はありませんが。 ないです。 ええ…
(でもツナギは買う… 買うつもり… ねえ奥さん、ツナギないと危ないもんね、必要だよね。買っていいよね?)
ほんでまあ、話は変わるが。
こないだジュベットへ革ツナギの相談に行った時に話したんだけど、最近はバイクのアフターパーツも売れないんだってね。
バイクそのものが斜陽産業だから(スクーターはよくわからん)ね。風呂屋の跡継ぎと一緒だからね。
当然、その周辺産業なんかダメに決まってるわけで。 …ジュベットも貧乏なんだがどうしてもバイク関連でメシ食いたいっていう奴らなんで、なんとか贔屓にしてやりたいトコ。
で、マフラーもすっかり売れないんだと。
そりゃもう、最初からついてるマフラーの性能がモノスゲいいもん。スーパースポーツなんて、ヘタにいじると間違いなく性能下がるからね。GSX-R1000なんて、そりゃもうそのまんま耐久レース出れるからね。
そういうマフラーを交換させるにはノーマルマフラー以上のルックスと性能を出さないといけない。
そうすっと、開発費も加工費も材料費もかかるわけよ。
フルチタンエキゾーストマフラーが25万とか30万とか、当たり前のように雑誌に載ってるからね。
そんくらい出さないと、「替えたーッ!!」って言えるマフラーにならない。ノーマルの方がステキ、ってことになる。いやGSX-R1000のノーマルマフラーなんか凝ってるよう。アレに代わる社外品なんて、そうは無いんじゃないの。
そうなりゃ、まあ、高いしね。替えようとはなかなか思わない。
そりゃま売れませんわな。
作る側も高い開発費使ってるから安くできない。悪循環。
そうなるとねえ、そろそろ視点を変えたほうがいいんじゃないですかね。
今から機能パーツで差別化を図るとするなら、インジェクションをいじるしかないんじゃないの。
クルマだって、昔はキャブしかいじらない、っていうクルマ屋が多かったけど、今の時代、そんなこと言ってられないでしょ。キャブいじるのはオールドカーマニアしかいないでしょ。(それはそれで僕は大好きだが)
チューンナップを商売にするならインジェクションは避けて通れないよ。
数年前にはドン付きするとか、チョイ開けの時の過渡特性のフィーリングが悪いとかいろいろ言われたけどさあ。
そういうのを直すためにインジェクションをいじるものでしょう。
それを嫌ってキャブにした業者がいたけどさあ。キャブに戻したら退化じゃん。
現代のスーパースポーツは全部インジェクションだし、今後、排気ガス規制が強化される一方なんだから、間違いなくインジェクションになっていくのよ。50ccまでね。
今。
今からやっとかないと、レースの世界でだって取り残されちゃうよ。
第一、キャブならわかるけどインジェクションはわからん、とか言うけどね。
全然違うね。
インジェクションはちゃんとデータがRAMに残るもん。
ジェットを交換しなくてもマップをいじれば、分解しなくてもセッティングの変更ができる。
キャブよりもずっとやりやすいよ。
バイク屋は、明日にでもHaltechやMOTECを買いに走るべきだと思うよ。
生き残るために。