大阪の町

えー、ただ今大阪出張中でございます。
出張は、まあ、研修なんで、特に感想はございません。ビジネスが直接絡むものではないので、ストレスは少ないですな。
僕は残念ながら大阪にはあまり縁が無く、大阪にはあまり来たことがありません。
会社の中には東海エリアながら文化的には近畿が近い三重とかの出身の者もいますので、大阪大好きという人も多いのですが、僕は大阪に来るたびに、こぉ、なんちゅうか、違和感を感じますな。
大阪の人が好きとか嫌いとかいうのではなく、「違和感」。
現地語のせいかもしれませんし、あるいはビジネスへのアプローチの仕方、社会というものの捉え方が、浜松とは違うのかもしれません。
浜松は徹頭徹尾、ドライですね。新奇なもの、例えば新しい店がオープンすると、2週間は殺人的な人気と人出を博しますが、それを過ぎるとピタッと止まります。
大阪でのビジネスでは関係ができるまでは、多少取り扱う商品にアドバンテージがあろうが無かろうが全く取り合ってもらえないが、一旦関係ができあがると、多少の不具合があっても許されるそうです。
浜松という町は工員の町のせいか、システムありき、合理ありきな感じがします。
逆に言えば、まあ、文化っちゅうものは無い。良くも悪くも。
僕も東京っちゅうところに出てきて、文化っちゅうものはこぉゆうもんか、と思ったことがありますが、もしかすると、大阪はそれに輪をかけて文化的、情緒的なのかもしれませんね。
東京の文化は徳川幕府以来400年ですが、大阪の文化は2000年くらいありそうですからね。
あー、浜松の文化は明治以来…いや、工場ができて以来なんで70年くらいかもー。
しかし、大阪の町、まあ船場界隈をうろちょろしまして、大阪の空気をちょと吸ってみましたが、おー、こりゃ大阪やわー的発見はそこかしこに落ちてますな。
……


おばさんが派手なかっこしてるというのはよく言われますが、ホントにしてますな。
テレビではよく言われてますが一度ナマで本物を見るとなかなかに凄いですな。
色使いが派手とか、まあいろいろ言いますけど、しかしごっついおばさんが目に沁みるようなミニスカ穿いてごっつい足出してたいへんなことになってるのを見ると、文化的衝撃というか、物理的危険というか、コメカミに抜き手の攻撃で脳が揺れます。
もし、これを読んでる方で大阪に縁の無い方がおられましたら、一度大阪までお越しになって体験なさると良いと思います。その体験は世界平和とか民族宥和について深い考えを得るための知見になるでしょう。
今回、会社の研修ということで3食外食をしましたが、大阪の食べ物はどこで何を食べても安くておいしいですね。大阪の食い倒れとは良く言ったものです。伝統であり文化でありきっと宗教的確信を持ってメシはうまくあるべしという深く根ざしたものがあるのだと思います。
東京でも探せばあるのでしょうが、大阪では探さなくても、大抵どこに入ってもおいしかったので、これはありがたいことでした。
寿司+うどんランチ700円、親子丼+うどんランチ700円、カツ丼+うどんランチ700円、コロッケ定食(うどんつき)500円、からあげ定食(うどんつき)750円、オムライス(うどんつき)650円など、東京より3割は安いのでは、と思います。
しかし、えー、あのですね。
北海道民は朝からジンギスカンを食べるとか、讃岐の方々は3食うどんを食べるとか聞きますが、大阪国民もかなりうどん好きではないですか?
何注文してもうどんが付いてきますよね。
一度スパゲッティランチを注文したらライスとうどんが付いてきましたが、それは標準でしょうか?

 ……
  ………  「味噌汁がついてないなら標準じゃない」とか言われたりして

8 thoughts on “大阪の町

  1. 標準を考察するための主客が転倒しているのではないでしょうか?
    うどんにスパゲッティとライスがついたランチが正解では?

  2. 生まれも育ちも大阪のらです。
    こちらでは珍しくない組み合わせなのですが、関西圏の育ちじゃない方は驚かれますね。
    どうも、『粉食』(小麦粉)文化のようでして。
    他の地で米と同じ扱いになるような物体をおかず扱いしている節があります。
    その手のセット物でいうと、普通サイズのお好み焼きにライス・味噌汁・小うどん、大盛のたこ焼きにも、もちろん焼きそばにも… といった具合で軽く2人前の量になる定食がごく普通にあります。 大飯食う働くおじさんが多い地域は特に強烈になってるようです。
    ですが。
    現地人ですが、私もこれは無いんじゃないか; と昔から素朴に思っている組合わせです。ご安心下さい。安くおなか一杯になりますが、なんでメインの粉食にメシが付いてるねん って思ってる大阪人は少なくないはずです(笑)
    関東に行くとうどん屋より蕎麦屋の方が目に付きますよね?私は東京へ行くとどうしても讃岐うどんの店を必死に探してしまいます(苦笑)蕎麦粉の少ないつるっとした蕎麦なら手打ちうどんの方が上手いと感じてる口なもんで。こちらに美味い蕎麦屋が少ないせいもあると思いますが(だしが濃いから関東のうどんは食べないという関西人も多いですが)。
    こういうところも粉食文化の育ちのせいかと思っております(笑)
    まぁ、単品だけでそこそこの値段の食べ物だと、『お得感』が無いというところから過剰になっていってるんだと思いますよ。その奇妙な定食は商売の競争の結果かと(^▽^;)
    ちなみに私はどうしても もんじゃ焼き が苦手でした。焦げるまで水分飛ばしてしまう…

  3. 名古屋の喫茶店のモーニング攻勢も結構な
    モノがありますが(苦笑)根は一緒?

  4. 砂場、って僕の会社のすぐ近くなんですよ!
    大通りの交差点に古びた蕎麦屋が建ってる風情がいいんですね。
    つゆの味は甘辛で、ちょっと濃い感じがしますけど、上品ですね。
    いつも混んでいるのであまり行きませんけども、確かに一度くらいは行っておいたほうがいい店です。
    ここで一杯飲んで、仕上げに蕎麦。
    あ。ヨダレが。

  5. 砂場:でもゼッタイ、量が足りないよ?
    仕上げるにも、細かすぎ。
    バイクの塗装に2000番のペーパーをかけるみたいに足りない。
     お昼休みに入って怒りが込み上げたことがあるもん。
    関東のつゆが濃いのは、そば食文化の方が先にあって、麺をダシツユにちょっとつけて食べるもんだから元々濃いんじゃないかって説が有りますね。
    関東の人は濃いツユになれてるもんだから、飲み干さない事が多い。それが讃岐うどんでも、ですって。
    全部飲み干したい食いしんぼな俺は、やっぱり辛いなと思うわけです。
    名古屋の食文化:先日帰ったら、浜松にもコメダ珈琲が進出してましたね?店内ではモーニングの文化も出店されてるのか興味津々です。
    ファーストフードに並ぶって、違和感が有ります。どうして3時過ぎにラーメン店に30人もの行列が?まだ馴染めません。

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