さくらちゃんを救う会

僕の友達にこ~という男がいる。
シゲの掲示板で行き会うバイク乗りだ。
掲示板でクッダラネーやりとりをしたり、何度か一緒に酒を飲んだりしている、気持ちのいい男だ。
彼の娘の友達が心臓病だっていう。1億円以上もかけて心臓移植をしないと助からないと。
その娘のご両親は、すがるような思いで募金を求めることにした。
かわいそうに思った彼は、なんとか力になってやりたいと、大金を募金したり、mixiで日記を書いたりしている。
募金活動の母体である「さくらちゃんを救う会」は死ぬ死ぬ詐欺なんて言われて、えらいこと糾弾を受けているらしい。
こ~のところにまで、募金活動を怪しんだ人たちが批判を寄せてきている。
批判する人たちが言うように、救う会の活動が十分じゃないのは多分そうなんだろう。
しかし、ああしたらどうだ、こうしたらどうだと言ってるうちにさくらちゃんは死んでしまうだろう。
いっそのこと、こうすれば完璧っていう案をひっさげて誰か代わりにやればいいのに。
こ~の本職は報道カメラマンだ。
世界中を飛び回って、世界中の悲惨な様子を見てきている。
切り取られた自分の陰茎をくわえさせられた死体や、栄養失調で死んで行く子供を見ている。あんな死体、こんな死体、昨日まで生きていて話をしていた相手が今日は死んでいる様子を見ている。彼の本名でググればその道ではけっこうな有名人だ。
こ~がスレッカラシになって斜に構えていたって、不思議じゃないと思う。さくらちゃんを「明日は死んでしまう命のひとつ」と数えることだってできるだろう。
しかしこ~は隣人の幸せを願って、集中砲火を浴びるのを厭わずに、一生懸命取り組んでいる。
「自分は偽善家のエゴイスト」とこ~は言う。「バカだからやってるんだ」とこ~は言う。
確かにその通りだ。バカだ。
自分の名を惜しまず、自分の金を惜しまず、人のために力を尽くすこ~は筋金入りのバカだ。
数々の悲惨な風景を見てきていながら、オヒトヨシであり続けるこ~は、こりゃ一生治らないオヒトヨシなんだろう。
もしこ~が僕の友達でなかったとしても、彼のやってることを見かけたら、僕はこ~を応援せずにはいられない。
さくらちゃんが幸せになりますように。こ~の努力が実を結びますように。
こ~のようなバカが幸せになりますように。
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さくらちゃん関連のBlogにトラックバックを飛ばそうとしたが、公式サイトは批判の多さに辟易したのか、トラックバックを受け付けていないようだ。
さくらちゃんに対して好意的なエントリを書いたBlogは軒並み批判されているとも聞く。
応援しているってことを表明したいので、まずはエントリを上げておく。
さくらちゃんを応援するサイト、こ~を応援するサイトに対してトラックバックしたい。
トラックバックすべきサイトがあったら紹介してくれい。
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