エゴイストの論理 -代理出産と三宅島レース-

僕は以前から言っているように、エゴイストなので、倫理観とかモラルとかいう話は苦手だ。
「社会的にみて許されない」「社会正義に反する」とか言う言辞を見ると辟易する。
「社会」ってものには人格なんて無いだろう。 よしんばあったとしても、まるで自分が社会を代表しているかのように振舞うなよ、と言いたくなる。
けれども、僕も社会の中で生きているので、世間の人が言うところのモラルから全く自由でいるというわけにはいかない。
僕も僕自身のモラルに基づいて行動しているが、僕のモラルも社会から得た情報や条件で培われたものだし、僕自身の生活にしたって社会にあるモラルを信用することで成り立っている。
しかし、自分のモラルと世間のモラルがぶつかることもある。
僕は自分のモラルを通したいと願うが、そうもいかないことも多い。
そんな時にはたいていは諦める。
人の目に着かぬ所で、こっそり自分のモラルに従うということもあるかもしれないが、そういうことはあんまり大っぴらにすることではない。なるべく軋轢無く過ごしていくのが世知というものだ。
最近ニュースになった、タレントの高田夫妻の代理出産について、玄倉川さんは否定的なエントリを上げている。
玄倉川さんが言わんとするところは理解できるが、僕の視点や考え方とはズレるところがあり、考えさせられた。
玄倉川の岸辺 「産む機械」を肯定する世論
玄倉川の岸辺 「代理母」報道の偽善、あるいは認知の歪み
玄倉川の岸辺 グロテスクな未来
玄倉川の岸辺 代理出産=「寄生出産」
玄倉川の岸辺 ID:ktL3v1/80 の意見
玄倉川の岸辺 「代理出産」賛成派の意見 その1
玄倉川の岸辺 「代理出産」賛成派の意見 その2
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