以前からやってみたいと思っていた合気道ですけど、縁あって2ヶ月ほど前から始めました。
今日も行ってきたのですけど、格闘技どころか、ここんとこすっかり運動にご無沙汰の僕チンとしてはお話になるとかならんとかそういうことさえおこがましいレベルなワケですよ。今のボキのライバルは小学校2年生の女の子なんで。
だから、この写真を見てカッコイイとか悪いとか、そういうお話ではないのです。この写真は単に「行ってきたよ」というシルシなだけで。
僕にとっては、今さら「強くなりたい」って子供っぽい夢を追いかけているのではなくて、やり残したことを確かめるために入門したようなもんです。
まあ、そんな具合にさんざ前フリしてエクスキューズをしといてですな……
僕が合気道に興味を持ったのはオカルティックな興味からでして。
曰く、神秘の武道、曰く、宗教的な精神性、云々。
開祖と言われてる人がそういう宗教がかった人で、大本教の開祖とともに満州に行ったとか、アメリカの大統領のSPをヨボヨボのじいさん(塩田剛三)が片っ端から投げ飛ばしたとか、なんか、そういうエピソード満載なワケ。
そういう武道の方がありがたそうに見えるじゃないですか。いや、僕がそういうのになびいてしまう手癖があるということなんだけどね。
ずううっとそんな風にココロに暖めていたのだけど、結局そういう道場に行くきっかけがなくてそのまんまになってたの。
それが、今年の新年会で、同じフロアのグループ会社の人が合気道の師範代だってことがわかって、その日のうちに入門をお願いしたんです。こういうのも縁だと思ってね。
さすがに「神秘の武道」だなんて子供っぽいあこがれはなくなってはいたけどね。
入門して思ったのは、正しく、これは関節技主体の「人間を倒す技」ってことですね。
神秘もヘッタクレもないです。
ただ、何も知らずに見ていると、ホントに神秘的に見える。だってなんでかしらんけど、どっちが技をかけたかわかんないうちに人がすっ飛ぶんだもん。
でもねー、技をかけられてわかるけど、人のカラダって不思議なくらい微妙な力加減、関節の角度でスゲー痛くなったり、バランスが崩れたりすんのよ。それから逃げようとしてすっ飛ぶのよ。
そいで、やっててわかるけど、こりゃー簡単には「強く」はなれん。
物を壊す力なんてないから、ただ、人を相手に黙々と力加減と関節を決める角度、バランスを崩す仕組み、技をかけるタイミングをはからなくちゃならない。
そんなの一朝一夕にはできないよう。毎日やってたって何年もかかるよう。「合気道3段と空手初段でちょうどバランスが取れてる」ってどっかに書いてあったけど、ホントその通りだと思う。
でも、そのかわり、ホントにこれを極めれば、ホントに強い人になれる。
師範は強いよ。尋常じゃなく強い。夢みたいに強い。ウソみたいに強い。
上段者は人を殺せると思うけど、師範になったら何人人を殺せるかわかんないくらい強い。
「技」って、僕もいくつか教えてもらったけど、ごく簡単な技でも、僕なんかがかけたら、自分か相手を怪我させてしまうだろうと、怖くなる。自分が怪我するってのは技を失敗して、なんだけど、相手を怪我させるってのは、投げようとしたのがうまく投げられずに関節をひねって脱臼させてしまったり骨折させてしまったり、ひどい場合には関節を壊してしまったりするからだ。
合気道は「健康的なスポーツ」なんていうけど、背後に怖いモノを秘めてるよ。
もとは畳の生活をしている屋内で、武士が相手を殺す技だったんだから。
いやまあ。そんな具合に。
「神秘の武道」でもなく「健康的なスポーツ」でもない合気道に、今、すごく惹かれているところ。
今日も体中の痛みにバンテリンを塗りながら、ニヤニヤしながら、我が身の仕組みを確かめていますよ。
がんばれにっぽん!...じゃあなかった。がんばれノーマット。でもない。のまd
おおお、誰が撮ったか知らんがうまくシルエットで撮れていますねぇ。外には桜が咲いているよな気配で、皆さん帯が黒い。その真ん中のより黒いシルエットが「ボキ」なんでしょうな?ボキッと折れそうに硬そう。
いやいや、否定しているわけではござりません。続ける事が力ですから、神髄を極めてください。そして真髄とは森羅万象通じているんですよね。仕事でもバイクでも。
バイクといえば、負圧はどうなったんでしょうか?あ、いかんいかん、オリは集中力が無い!昨日も信号青で右折からスタートした GPZ にコーナー終わりのストレートで抜かれてちょっとショック。そりゃ排気量は倍違うけどさ。こちらは5速全開でそれ以上ギアは無いけどさ。ずずず。R150の御前崎灯台へ右折するところ。防風林に突き当たった左コーナーを過ぎた直線。灯台までとうとう追いつけなかった。
むかーし、合気道をやっていました(笑)
創始者は植芝盛平で、その弟子の一人が塩田剛三ですよね。
家にこの人の本が1冊あったハズで、若い頃の話が書かれていてオモシロく読んだ記憶があります。
たしかに合気道は、オカルティックな部分があると思います。
就職試験の面接の際、合気道について説明したらほぼ内定だったのが見事にハネられてしまいました(笑)
ヘタな人と組むと間接を決めずに力で投げようとして、肘等の関節を痛めますので、お気を付け下さい。
師範等の上手い人、もしくは力のない女性や子供がイイと思いますよ。
shigwさん、どもアリガト。
今、スゲー面白い所なんで、いろんな人に声かけてるんだけど、なかなか一緒にやってくれそうな人がいなくってね(笑)。
こんな感じ、スキーを覚えたてのころに似てて。
このスキーを極めれば、ある日、逆足加重で回転ができるようになるんですよ。
ぜんぜんできるわけない、できそうにないことが、きっとできるようになる。
僕はいまだにウイリーができないけれど、いつか膝を擦ってドリフトした立ち上がりにウイリーをしていくことができるようになる。
強くなるということではなくて、きっといつか、正しい位置と正しいタイミング、正しい手順で相手と技の応酬をすることができるようになる。
僕は楽しくてたまりません。
久しく覗いてなかったので、過去log探してみるとこんな面白い記事があるじゃ?ありませんか。合気道いいですねぇ。知り合いの姉ちゃんが師範クラスで一度投げてもらいたかったんですが違う系統の事をやってるので「それって道場破りとかわらんよ」と言われてあ?やっぱりしっかりした考え持ってるわぁって共感しました。確か今年で28歳?だったかな?。
私も少々似たようなものをやってますが師匠もすごいのだけどその師匠はさらにスゴイらしいです。ちなみに私の師匠は私が両腕で彼の片腕を持った状態から私をその場で一回転させて床に叩きつけてくれたりします。(笑)うちはとにかく脱力!でも神経は末端まで行き渡らせること!これが基本でもう5年・・・10年でやっと門の入り口に立てるらしいです(トホホ)
(HN前にこれで投稿したかどうか覚えてなくてすいません)
武術をやってる人の中にはいろんな武術をかけもちでやってる人がいますから、必ずしも道場破りってワケじゃないとは思うんですけどね。
僕の通ってる道場の師範は塩田剛三に師事した人で、独立して一派を持ってるくらいなんでかなりの人だと思うのですが、少しづつ技のかけ方も変わってるし、考えながら技をかけることもあるそうです。いろんなことを参考にするためにいろんな考えを吸収するのはお互い良いことだと思うんですけど。
門外不出の秘術ってわけじゃないでしょうしね。
合気道そのものも、いろんなものを取り入れて発展してきたものですし。