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750

  • 投稿者: nomad
  • 2016年5月18日 3:40 AM
  • Bike | 日記

ウチのコゾウが縁あって浜松の自動車部品メーカーに就職することになり、浜松の実家から通うことになった。
やっとこさ手が離れて学費の心配もいらなくなり、一安心と言いたいところだが、やったぜ!小遣い使いたい放題だ!どころではなく、やれエアコンが欲しいだの光回線が必要だのとあれこれ細々とした出費がある。
そんなもん、自分で出せばいいもんだろうが、俺も親の脛を齧ってきた身なのでブツブツ言いつつも結構甘いのである。
そのコゾウが初任給で「父ちゃんと母ちゃんに」と日本酒を買ってきた。
「なんだよ初任給全額くれるとか言ってなかった?」などとは決して口にすることなく「ありがとうねえ、ありがとねえ」とニコニコいただいちゃうのである。

GWには帰省したのだが、コゾウの引っ越し荷物の片づけやらで、相変わらずゆっくりすることなどできなかった。
だが、その忙しい時間の合間に、皮ツナギとバイク屋めぐりをしたいとコゾウが言う。
バイクも大型免許が取りたいし、皮ツナギもいずれは、と。
まあどうしてバイクなんぞ好きになっちゃったのかねえ。バイク面白いか?そうか、面白いか。
なじみのジュベットに寄ったあと、バイク屋をハシゴした。
大型免許が取れたらGSX-R750が良いんだと。
「なんでよ、1000の方がタマ数多いんじゃないの」と言うと

「1000はねえ、もう最高なわけじゃん。大型免許取って最初のバイクがそんな最高なのでいいのか、っていうね」

まあな。ほんでも俺が大型免許取った時には、一緒に取ったヤツ、教習所に通ってる間にもう買っちゃって玄関先に飾ってるっての何人かいたぞ。CB750Fとか、カタナとかな。
そんなふうに「このバイクに乗りたいから免許取る!」っつーのもアリなんだがな。

「あとさき考えずに買っちゃうっていうのもアリなんだぜ。バイクっていうのは好きになっちゃったらそれっきりだからな。好きになったバイクに悪いバイクなんかイッコも無いからな。俺だってあのバイクを買おうってバイク屋に行ったら、一目惚れで別のバイク買っちゃったりしたからな」

ニヤニヤしながらそんなことを吹き込んでバイク屋をめぐる。
最初の川島モータースでGSX-Rのことを聞くと、やはりタマは無いとのこと。中古車はピンキリだし動きも早く、たまに出てもあっという間に関西方面に消えていくという。
新型のGSX-R1000も開発は遅れているらしく、今年の冬には間に合いそうもないし、値段も230万くらいにはなるだろうという。
うーむ。やっぱり750の新車を買うのが一番確実なんだろうなあ。
新車で乗り出し価格がだいたい130万くらいだと。
稼ぎが全部小遣いの独身の若い衆が2,3年のローン組むにはそれほど無理がないだろう。

川島モータースを後にしてじゃあ次は家の近くのレッドバロンに寄ってみることにした。
と、店に入るなり【新車のGSX-R750】が置いてあるじゃあーりませんか!
GSX-R750_us_1
うーむ。相変わらずカッコイイ。
ZX10RもR1もいいよ?いいけどが。
やっぱり並べて比べればGSXRだよ。ジクサーですよ。
ジクサーいいね。いいよ、ジクサー。
(あっ、CBRさんはちょっとご遠慮いただいてイイスカ)
ほほー、値札を見ると100万チョイとな。1年落ちなんで値引きしてるのだと。

「ウウーン、色、黒でしょ、青白がいいんだよなー」とかコゾウはモジモジしている。
店員に聞くと他店で青白も在庫があるという。
っほっほー、いいじゃんいいじゃん、ちょっと跨らせてもらえよ、店員さん、いいよね?
なーに、こかしたらお前が買えばいいんだからwwww

「おおっ!軽い!!! 足つきがいい!!!うわっ軽い!コレいい!コレいいわー!」
跨った途端にコゾウは有頂天である。
「いいとは思ってたけど、本当にこれはいいわ。すごい。」
そりゃいいだろうな、俺が乗ってた1100よりも40kgも軽くて20馬力もパワーがある。750のくせに!
跨ってそんなにいいなら走りだしたらたいへんですよ、もうそりゃたいへんですからね。

横でニコニコしてたら店員が「お父さんも跨ってみては」と勧めだす。
いや、俺が選ぶわけでも乗るわけでもないからね。
それに俺にはホラ、例のホラ、ブーコちゃんがいるでしょ。300psの。
コゾウが浮かれてるからって一緒になって跨ったりしたら大人げないでしょ。
俺が買うわけでもないのに。いやいいですって。
「おおっ!軽い!!! 足つきがいい!!!うわっ軽い!コレいい!コレいいわー!」
跨った途端に俺は有頂天である。
「いいとは思ってたけど、本当にこれはいいわ。すごい。」

あっ気付かぬうちに跨ってた。
これはいかん。
跨ってそんなにいいなら走りだしたらたいへんですよ、もうそりゃたいへんですからね。

帰る道すがら、コゾウと一緒にニコニコニコニコしていた。

こうしてコゾウは恋におちたのだった。

ターボバイクの肝。

  • 投稿者: nomad
  • 2016年2月21日 1:23 PM
  • Bike | 技術

なぜターボバイクは壊れるのか?

そりゃま、浜名湖に落としたりしたらそら壊れますが。
ほんでも、このBlogを始めて10年? もっとか!
その間に何人かの人から、俺と同じようにハヤブサターボを組んだ---でも壊れちゃったよ、って話とか、ターボ組んだけど、それほどパワー出ない、って話とかいただくわけですよ。

俺もそういう話を聞きながら、マトモに走り始めたら俺のも寿命短いのかな、なんて戦々恐々としてましてね。
アメちゃんなんかは、「全然ヘッチャラ。毎日300kmくらいは普通に出して通勤してるけど2年間問題ない」とか「400psまではエンジン強化しないでもイケるよ」とか気軽に言うんですけどもね。
本気で言ってるのかもしれないし、経験に裏打ちされてるのかもしれないし、
ことによったら

OMG!昨日までは大丈夫だったんだ!」

ってことかもしれん。
今壊れていないのは俺のが「マトモになってなくて修理中」だからではないか、とかね。

でもでもでもですよ、MC-Xpressのキットを組んだバイクは、それなりに走ってるみたいだけども、ブローしたっていう話は聞こえてこない!自分のも調子が出てないって言いながらも、ノッキングの兆候もなかったし!
もしかするとこのキットは当たりかもしれん!

っていやいやいやいや俺の希望的観測wwwデータが少な過ぎるww
落ちつつある旅客機の乗員が「もしかしたら雪山に落ちて助かるかも」くらいのwww

こんなふうに俺の心はあこがれの吹奏楽部の部活の先輩が昼休みに同じクラスの女の子と親しげに話していたのを盗み見てしまった16歳の女子高生(ショートカット生足派)なみに揺れ動くんだよ!!

それでもせめてもの希望のよすがに、ほんじゃあ、MC-Xpressのキットと単車屋とかの他のキットと何が違うかって考えるわけです。
燃料系が強化されてるからじゃないのかなぁとかね。追加インジェクターもついてるし、リッター5kmっていう凶悪な燃費と引き換えに十分に濃い燃料噴いてるからノックも無いんじゃないのかなとか。
ようはガソリンを濃く噴いてるから壊れないんだ、って漠然と考えてたんですよ。

それが、今回沼津のFactory23若林さんのトコでいじっていろいろ問題が判明し、それが解決していく過程でだんだんわかってきましたよ。
いや、わかったっていうより、納得がいった、腹に落ちたっていうのかな。
それまで得ていた知識が、結びついたっていう感じ。

何が危ないか。何をやったからパワーが出たのか。今の状態の何がいけないのか。
どこにリスクがあってそれをどうつぶして、何を諦めるべきか。
見えてきた。ような気がする。

◆なぜパワーが出たのか

まず俺のキットには前述の通り、追加インジェクターがついてます。追加インジェクターはハヤブサのもの純正品らしいので、単純計算で、ノーマル出力の倍。つまり175×2=350ps出せる。。。
一本あたりの容量は276cc@43psi。
「インジェクター 馬力 計算」でググるといくつかインジェクター容量で馬力計算するサイトがあるのでそこで計算してみましょう。
例:http://www.tosotoso.com/two3/PowerJS.html
インジェクター容量(552cc/気筒)だけ見ると380psくらいまでは出せる。かもしれないw

エンジンの馬力というのはどれだけ燃料と空気を突っ込んで、燃焼させるか、に尽きます。
どんだけデカいタービンつけて、どんだけ過給圧上げても、燃やすガソリンを噴けなくちゃ馬力は上がりません。
パワー出すにはインジェクターの容量を上げないとどうにもならないです。
ホンダS2000用のインジェクターを使って容量上げる手法があるみたいで、アメリカのフォーラムでは割とポピュラーな話題になってますね。容量が390cc@43psi なので、これを追加インジェクターに使えば… 450psくらいイケる!!!

※自動車のインジェクターは容量は大きいけどレスポンスや霧化特性がイマイチなので、プライマリーはバイク用のインジェクターを使ったほうがいいんじゃないかな? BLAZEでもそんな話してた。

さらに、そのインジェクターに燃料を送り込むための燃料ポンプが大きくなっています。
GSX-R1000の燃料ポンプは、ツインインジェクターに対応できるよう、初期型ハヤブサよりもポンプ容量が大きくなっています。(NAで200ps出すバイクですからね…)
燃料を供給できなければ、いくらインジェクターががんばったって、カラ打ちするだけで、パワーは出ないわ燃調薄くなってブローするわエライコッチャですよ。

◆なぜ燃調が薄くなったのか

これはもう、パワーが出るようになってポンプの容量が追いつかなくなったんですよ。ポンプでかくしましょう。
でかくしようでかくしよう。

って単純に思ってたんです。
ところが、ポンプをいざ交換しようとすると、フューエルラインの取りまわしが変だって若林さん気が付いた。
GSX-Rの燃料ポンプってインタンク式なんですけど、燃料ポンプと燃料レギュレーターがユニットで一体になってるんですよ。そのレギュレータが生きたままフューエルラインに繋がってる。二重にレギュレータが入っていたんです。
レギュレータが二個入ってることの何が悪いのか。二つ入ってたらお得じゃないか、たいへんにけっこうなことじゃないですか。とはいかないのよね。
ターボ用のレギュレータは、過給圧がかかって、インテークマニホールドの気圧が大気圧以上になった時にも動作します。
ターボ用レギュレータの動作

通常、燃料供給にはポンプからがんがん燃料を送っていて、レギュレータは余った分をガソリンタンクに戻しています。
インマニの圧力が上がるとレギュレータの弁を閉じて、戻すガソリンを減らします。そうして燃圧を高めます。高めるっていうよりも常に一定圧(標準43psi≒3kgらしい)で供給できるようにしているんです。
この【燃圧を高める】ってメッチャ重要で、インマニの圧力が1kg上がるってことは、燃圧が1kg下がるのと同じことだそうですよ奥様。

ところが今回、こんなふうに二重でレギュレータがついていた。
NA_turboreguretor
インジェクター手前にあるNA用レギュレータは大気圧以上のインマニ圧に対応していません。NAの場合、大気圧=エンジン停止状態なので、燃料供給を増やす必要がないからです。(ラム圧かけても大気圧にはならない)

しかもこのレギュレータはインタンク式なのでインジェクター供給後に燃料を戻す経路を持っていません。(リターンレス)
インジェクターが必要な分だけ供給しますよ、という仕組みなので余るような燃料は送られないのであります。
後ろのターボ用レギュレータがどんだけ堰き止めようとも、ハナっから燃料が送られていない、つまりはターボ用レギュレータは機能しないのです。
燃料が足らない分はどうするか。ECUをいじって、インジェクタの動作時間を長くします。
インジェクタを目一杯引っ張っても、そもそもの燃圧が足らない。
そらぁ噴かんだろ。燃圧1kg下がるんだもん。通常3kgのとこが2kgになるんだもん。
過給圧が上がれば上がるほど、燃圧が下がるんだもん。
なるほど燃料足らなくなるわけですわ。

このにっくきNA用レギュレータをポーイとうっちゃって、ターボ用レギュレータにきちんと配管したら。
そらあ燃料ちゃんと供給しますわね。インジェクタも目一杯引っ張ってたわけだから、そらあ濃くなりますわー。
そらあイチからマップも書き直しですわーwwww

◆なぜ壊れないのか

MC-Xpressのキットは、シリンダーにゲタを履かせて燃焼室容積を稼いでいます。マアおやすいことw
ゲタを履かせればシリンダ長も伸びるし強度も下がるでしょう。いいことなんかないです。できればピストンもコンロッドも締結するスタッドボルトも強化品にした方がいいんです。
それでも300psくらいなら全然大丈夫、とは言います。アメちゃん、無茶するから特別頑丈に作りましたってスズキの人言ってましたけどもね。
エンジン頑丈だから壊れない、だから大丈夫なのかっつーとそうでもない。燃調薄いと壊れます。

そして何よりも大事なのが点火時期です。
特にターボは、燃料と空気を無理やり詰め込んでるわけです。そのたっぷりのミクスチャに火をつけようってんだから野蛮なんですよ。
プラグから火花が出て、ミクスチャが着火して、火がシリンダに燃え広がってその圧力でピストンを押し下げていくわけですが、回転数が高くなると火が燃え広がるのが間に合わなくなるので、早めに火をつけようとします。ピストンが上がりきるずっと前に火をつけて、上死点で圧力が最大になるようにするわけですね。
ところがターボは無理やりミクスチャを詰め込んでますから、上死点を狙うと圧力が高くなりすぎてノッキングを起こすんですよ。
ピストンの端っこで勝手に急激に燃えて衝撃波を起こしてエンジン壊れます。ピストンリングふっ飛ばしたりね。ピストンの天辺が剥がれたりね。端っこが溶けたりね。

このノッキングの前兆を感知して、自動的に点火時期を遅らせてくれるノックセンサーっていう便利なセンサもあるんですけど、バイクの場合、回転速度やレスポンスが速すぎて、点火時期を遅らせるのが間に合わないんですって。
点火時期を遅らせる調整範囲もそれほど広くはとれないらしく、せっかく便利なのにあんまり実用にはならないっぽい。残念じゃのう。

ターボエンジンのノッキングは過給圧がかかってる真っ最中に起きますから、ノッキングが出るとあっちうまに壊れます。
クルマでターボいじってる人に言わせると、ターボやるなら点火時期は触れなくちゃ【お話にならない】とか…
本当は点火時期も奥が深いんだそうです。燃調なら完全燃焼の割合が14.5:1ってほぼ決まり。パワーが出る領域はもう少し濃くて12くらい。
それが点火時期の話になると、最適解っていうのが「ノッキングする手前」っていうくくりwwww なによそれ。ノッキング係数みたいのはないのか、と。
⇒無いんですね。
そうすっと、ノッキングさせないように点火時期下げてるのに、これじゃ一度はノッキングをさせないと正しい位置がわからないんじゃないですかね。
ノックセンサーでノックの前兆を拾って、負荷や回転数ごとのノックパターンを出して、それをつなぎ合わせて点火時期のマップを作ってるんですかねえ。
もしそうならちょっと今の俺が持ってるお金とコネクションで対応するには難しいですねえ。

俺のはノーマルECUをハッキングして「経験と勘」で点火時期を遅らせているので、今のところノッキングの兆候はありません。
ノッキングはそれほどパワーが出ていなくてもエンジンをピンポイントで壊すので怖いのです。
てか、ノッキングはパワーの有る無しに関係なくエンジンを壊します。
こちらのblogにお越しいただいたzysuさんのハヤブサターボも、壊れた原因はおそらくはノッキングなんだろうと思います。
「高回転でトットットと引っかかる」っていうのがいかにもな感じですので。。

◆まとめ-300ps目指すなら

  • 目指すパワーに見合った容量のインジェクターを使う。ネットに容量計算できるサイトあり。足りない分はとにかく増やす。
  • レギュレーター超重要。ターボ用レギュレータじゃないと十分な燃料が供給できない。
  • その次に燃料ポンプね。
  • 点火時期を遅らせる手段を確保しろ。ECUハックでも、フルコンでも。サブコンじゃ遅角できないので心配。

こんなもんですかねえ。
こうやってあらためて拾い出すと「なーんだ、大したこと言ってないな。常識の範疇だな」って思えてきます。
ターボをいじってるクルマ屋さんからしたら驚くような話じゃないでしょうね、きっと。
まー、ほんでも、バイク屋でターボのことわかってる店もECUがわかる店も少ないからね。
最近ECUをいじりだした店もチラホラ出始めてるけど、ブログとかチラ見してると適当なこと言ってるからね。
俺が若林さん見つけられたのは幸運だったよね。クルマの過給機いじっててバイクのECUもさわれる人なんてそうは見つからないから。

長い長い長い年月がかかりましたけども、ターボバイクを作る勘所がだんだんわかってきたような気がします。
つまりはですねえ。
これだけの準備ができていないターボキット、理解をしていないターボの取りつけのお店っていうのは、大して馬力は出せないし壊れやすいだろうなと思います。

って、言いながら、できあがった途端に俺のが壊れたら赤っ恥なので「だからあの店はダメだ、あのキットはダメだ」なんて絶対にいいませんよおおおお。
クラスフォーのHahnのポンづけはヤメトケくらいは言うかもしれませんが。
ここらへんに気をつけてターボバイクライフを楽しんでくださいねええ。

けえかほうこく

ストラウスはかせわぼくがかんがえたことやおもいだしたことやこれからぼくのまわりでおこたことわせんぶかいておきなさいといった
なぜだかわからないけれどもそれわ大せつなことでそれでぼくがつかえるかどうかわかるのだそうです

サビサビで朽ち果てようとしていたアクチュエーターをTD04のノーマル部品に換え、ふにょんふにょんのバネで低回転から過給圧が少しづつ抜けるようにしたところ、トルクカーブは穏やかに立ち上がるようになり、スムーズにパワーが出るようになってドッカンターボの兆候は消えた。
急激に立ち上がったパワーのせいでスリップしてしまったシャーシダイナモのドラムもちゃんとグリップするようになり、副次的な効果としてより正確なパワーの計測もできるようになった。
まだ回しきっていないので最大出力は未計測だが、おそらく300psは軽々と超えるだろう。
もちろん急激なトルク変動がない分、乗りやすくもなるだろうし、エンジン本体への負担も減ることになる。
後は8000回転以上で薄い兆候があった燃料の供給を補うために、大容量燃料ポンプに交換してノッキングやデトネーションが起きないようにするだけだ。

全てのことが順調に行っていて何もかもが成功への道筋を明々と照らしている。

…って本気にした?ほんきにしちゃった?????

燃料ポンプまではよかったのよ。
サード製で500psくらいまでは燃料送れるやつでね。
コレつけてやれば高回転域で燃料を送りきれずに燃料圧が下がっちゃうこともなくなるはずだった。
ポンととっかえて、燃圧が上がり過ぎたらレギュレータで落としてもとの圧力に戻してやればいいわけで、そしたらECU側の設定はほとんどいじらなくても良いはずだった。

それがさ。
燃料ポンプよ。燃ポン。
今ついてるのはGSX-R1000の燃料ポンプなんだけど、コレはハヤブサの燃料ポンプよりも容量デカいのよ。パワーが大きいっていうのもあるけど、GSX-Rはツインインジェクターになってるってのもあるんだろうね。
キットに入ってたビールのロング缶くらいあるバカでかい、どこのものとも知れない燃料ポンプは浜名湖の女神様への捧げものとなってしまって「タンクにもスッポリ入るしマウント合うし容量でかいしコレにすんべえ」って。

さあ燃ポンとっかえよう。
おお!都合がいいことにGSX-Rの燃ポンと大きさそんなに変わらない!これチョイ加工だけでついちゃうじゃん、簡単じゃんかんたんじゃんw

って付けてみたらなんかフューエルラインの取り回しがおかしい。
どうすっぺこれなんだべ?ってよくよく見たらGSX-Rの燃料レギュレータがそのまんまついてる。
つまり、インタンクの燃料レギュレータと外付けの燃料レギュレータが二重で制御かかってたと。
レギュレータと燃ポンがユニットになってたから、そのまんまつけちゃったんだなー

結局GSX-Rの方のレギュレータを迂回させて、外付けのレギュレータに接続しなおした。
このレギュレータはキットに付属のもので、やっぱりどこのものとも知れぬ怪しい製品ではあるんだが、一応ターボ用らしい。
燃料ポンプもレギュレータもターボ用のをつけないといけないんだよね。
容量を大きくしなくちゃいけないっていうのもあるけど、レギュレータはインテークマニホールドの圧力が正圧になった時でも十分な量を供給しなきゃいけないからさ。
昔、レギュレータの仕組みってエントリ書いたことあるけど、この当たり読んでみて。
このエントリではインマニが負圧になった時のことしか書いてないけど、正圧になった時は今度は逆の動作しなくちゃいけないのよね。

負圧になる ⇒ 燃料が引っ張られて多く出過ぎる ⇒ 燃圧を下げて供給量を減らす
正圧になる ⇒ 燃料が押さえられて出にくくなる ⇒ 燃圧を上げて供給量を増やす

NA用のレギュレータは正圧になった時の動作が考慮されてないんだよね。だからターボ車専用のものが必要になる。
つまりGSX-Rのレギュレータが入っていたことで、正圧時の燃料の供給量が足らなくなっていたんだよね。。。。

で。どうなったかというと。

全体がぶっぱ濃い目に吹くようになりますたwwww黒煙wwwwwwまたかwwwwww

結局、ECUのマップをイチからやり直しになりましたとさwww

トホホ~ (昭和のシメ)

過給圧

  • 投稿者: nomad
  • 2016年1月5日 12:27 AM
  • Bike | 技術

明けましておめでとうございます、皆の衆。
今年もよろしくお願いいたします。
こうやって俺がグダグダやれるのも、いろんな人と出会っていろんな知識を得たり、面白がってもらったりってのがあるおかげです。
今年はますますのご活躍で諸国漫遊を夢見るオレサマだが、日々着々と仕事は進んでおるので皆の衆も楽しんでくれたまい。

さて。
こないだの試乗で「こんなにパワーは使えないwww」っていうのと、「ウッカリするとエンジン壊す」ってので、過給圧は下げようぜ、って話になってた。
10,000rpmどころか7,000くらいで300ps出てるってことは、その調子で回したら

A. 10,000で400psになる
B.  9,000くらいでフン詰まりになってそれ以上回転が上がらない
C.  8,000でアボーン

どう考えてもC案がかのうせいがたかいてかむしろ必定wwww
ので、高くなりすぎた排圧を逃さねばー逃さねばーならぬー。

ロッドを伸ばして開放バネが弱くなるのと同等の加工をしようと俺のタービンについてるアクチュエーターを取り外したわけだが。
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「nomadさん、サビでヤバイっす」
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影に隠れていたところが真っ赤っ赤にボロボロに錆びておって、内部にエアを吹きかけたら盛大に錆びの吹雪がwww

キラキラとwww

これはアレだ、あの浜名湖の女神のアレだww
浜名湖の女神様はまだ俺を忘れてなかったwwww

そのまま走ってたらいつかボッキリ内部で折れて過給圧が「上がらない」ならまだいい。

【過給圧が下がらなくてアクセル閉じても全開】
【バタフライバルブを吹き飛ばして全開固定】

とゆう夢のパラダイスな事件ががががが

これは若林さんアレですか、騙し騙し使えますかね?アリですかね?あ、やっぱダメですよね、「デスヨネー」
騙し騙し使うなどという姑息なことをせずポーイとうっちゃって、新品のアクチュエータにとっかえるのである。とっかえようとっかえよう
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もともとついてるアクチュエータは強化型で、ハナっから排気をバイパスしてやろうなんて微塵も考えてない凶悪なバカなので、これをマトモでノーマルなバネがフニャフニャのに戻すことに。
これでちょっとづつ排気を逃がしてやって、ドッカントルクをマイルドにしてやってですね。
高回転まで回して340psくらいをですね!
出るといいナァー

とりあえず、パワーグラフを見るとだーいぶいい感じに!
前のと並べてみると全然トルクの出方が違う。
 ※横軸が回転数ではないので同等に比較はできないけどトルク曲線が全然違う。

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トルクの出方がマイルドになったんで【ドッカン!】でターボが立ち上がったときに起きるタイヤの空転も抑えられて、ローラーがスリップすることなく、きちんと測ることもできるようになった。きっとその分走りやすいだろうな。
過給圧を抜いてもトルクが32kgあればちょっとしたもんでしょ。

ステキな感じに気をよくして、前々から8,500rpm以上は薄くなっちゃってたのをなんとかすべく、強化燃料ポンプに変更することに。
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500psくらいまでは対応するっていう触れ込みのポンプだし実績もあるっていうんで。
期待してますよ、ダンナw

いやしかしwww
こういうアクシデントで「また走れるのが遅くなるわー」とか、なぜかもう思わなくなったなww
「またネタがwww」って思うようになったwwww

俺の戦いは続く!

試乗してきた

なんだか、いよいよいいかんじがしてきた俺のハヤブサターボ。
今後の調整をアレコレFactory23の若林さんと相談しているうちに「一度試乗した方がいいよ」って話になった。
俺がシャシダイで刻まれるパワーグラフに心ときめいて400ps目指すには!!とか口走ったのを心配したみたい。
「パワーは出せるけどすごく乗りにくくなるし、壊れますよ。。。一度走ってみたらどんなもんかわかると思います。軽く乗ってみたけどアクセル開け切れませんでしたから」
若林さんはGSX-R1000でレースにも出てるし表彰台にも乗るくらいなので、チンタラ走ったわけじゃないだろう。
そんなにリスクをおかさなくても十分以上だってことか。

そんなに違うんだろうか?
不調だったとは言え、俺だってハヤブサターボには乗ってたわけで。
燃調のとれたハヤブーがどれほどのものか、試乗に行くことにした。
「ツナギを持ってきてくださいよ。完全装備じゃないと…アブナイw」
革ツナギ側面
若林さんにうながされて、Jubetで作ったお下品ツナギをバッグにつめて、えっちらおっちら沼津まで。

調整してもらってる間中、何度も見てはいるけど、やっぱり久しぶりに乗るのは緊張する。
しかし、いいな。--相変わらずカッケーなこれ。下品でいいな。
アンダーカウルとリヤフェンダー、白にしてやっぱ良かったな。
041
そしてエンジンを…かける。

一発始動!スゲイ!
まずアイドリングが安定してる。スゲイ!
これだけでももういいや、っていう気になるはwwwww
今まではアイドリング、ろくすっぽしなかったんですよ。
燃調濃すぎて、走ってると交差点のたびにカブって止まっちゃったんですよwww
ガボガボ下品にアクセル煽ってないと止まるんですwwww

またがって走りだす。
2000回転から使える!スゲイwwww
皆さん、ターボつけるとレスポンスが、とか低速トルクが、とかおっしゃいますけど、なーんにも。なにひとつ。関係ないっす。
まったく気にならない。普通に走る。ダルいとこない。

2000回転のところのチョイ開けのところにモタつくところがあるんだけど、これだけは取れなかった(調子よくすると他のところで黒煙吹く)っていうことで、そこは諦めるソリューション。
発進の時や交差点で曲がるときにヴォンと吹かして下品に走るのが肝要。

ちなみにチョッカン。
バッフルつけたらめっさ静かになったんだけど、アクセル開けるとバッフルがモゲると思うんで。
街中を通過し、コースへ。
クラッチは重いけど許容範囲。強化クラッチにした後、街中走ってると30分で腕がパンパンになったのが、ラジポン導入で夢の軽さに!
なんと45分はもつようになりますた!
…握力鍛えます…

コースの手前、合流のカーブでちょっと違和感あるな…
タイヤの空気圧かフロントサスのイニシャルかわかんないけど。
なんとなく曲がっちゃうけど、トラクションがあいまい。逆に俺のコーナリングスピードが遅いだけかもしれないが。
これは走りながらちょっとづつ調整しよう。

ほんで、走行車線に合流してしばらくまったり走る。
よく晴れた休日ってことで、けっこうクルマは多くて、そうそう飛ばせない。
それに第一寒い! 防寒下着着てきたのに! もう季節は過ぎたのね…

5,6分くらい走って、前が開いた。

そこで、ドン!

てしたら、尻がズルッ! 手がヒョッとハンドルから離れそうにww
あわてて一旦もどして。
もう一回ちゃんとかがんでニーグリップして前傾姿勢にして、

ドン!

なんにもかわらんwwww手ェボゲるぅwwwww
加減しながらハーフスロットルで引っ張ってみる。
何キロからだろうが加速するわwwwコレwwwww
230だろうが250だろうが加速するwww

寒いww風強いwwwクルマ多いwwwこwwwわwwっうぃwwwww

結局、チョイ開けして270くらいまで引っ張ってみたけど、何にも問題ない。
てか、100kmからでも200kmからでも250kmからでも【同じように加速する】ので、

wwww【加速にありがたみが無い】wwww

なんにも準備せずに、ただアクセル開けるだけで加速してく。手ェ、モゲそうになりながら。
ナニコレ面白いわw無敵だわw
しかもこれでハーフスロットルだからなー。
せいぜい五分目、六分目だもんな。
本気で開けたらタイヤ滑るなコレ。6速150kmで。
うっひゃー速ぇええええー

わかった、もうよくわかりました、十分です。確かに300psはいりませんww
結局、チョイ乗りだけして帰ってまいりました。
時間にして1時間半くらいでしょうかね。

調子の方は、もう、文句ないです。
低速の調子がよくなって街中でも乗れるようになったし、高速の方も今までよりもずっとパワフルになってます。
ブーストもちゃんとかかります。速過ぎてブースト計、チラッとしか見てないけど、圧は0.5くらいまで上がってたのが見えました。(ただし、ふいんき重視のなんちゃってブースト計のハッピーメーターなので本当の圧力かはあやしい)
若林さんとこへ持っていったときにはブースト計の反応も良くなかったし、体感的にも「こんなもんだっけ?」て感じだったのが全くの別物。

コレ、たぶん、このまま何にもやらずに受け取っても、エンジン壊すほどアクセル開けられないだろうな。
それでもまあ、やっぱり、もし何かの加減で壊れたらいやなんで、過給圧落とすのと、燃料ポンプ強化して必要量を供給するようにします。
とりあえずはまた若林さんに預けて、年内にできあがったら、その足で浜松に持って行って、しばらくは実家においておこうと思っています。

もうね、ここまでできたら健康と安全に気をつけて長く乗れるようにねww

カモン、ハニー

  • 投稿者: nomad
  • 2015年11月20日 12:07 AM
  • Bike

沼津のFactory23 若林さんのお仕事で、コアラ・カンガルー帝国のECUeditorを騙し騙し、というか、つけては外し、書いては消し、外してはつけ、という力仕事を5万回繰り返した後、なんとかかんとか、やっとこさっとこ、ここまで来ましたがな。

「わがウーリッチレーシングのクレバーで賢くてスマートでハンサムなECUeditorはアルティメットな性能で自己学習なんかもしちゃうからお前らのクレイジーなターボバイクをやっつけるのに好適!」

とか甘言にホイホイ乗っかって、俺が七転八倒してもウンともスンとも言わないのはこれはきっと信心が足らないせいに違いない、とお地蔵さんにお団子を備えてみたが。
結局ECUeditorのソフトが自動バージョンアップしたら、アラ不思議、すんなりアクセスできるようになったという。
つまりはFactory23若林さんの信心深さが地獄の閻魔様も哀れを誘ってバージョンアップと一緒にECUフラッシュプログラムがWindows日本語版でも動くように取り計らってくれたに違いない。
やはり信心はするものである。

これで自己学習機能でスパッとA/F 13.5くらいで目標値設定して基本ライン固めて、気になった部分だけをサブコン「ヒールテック」でチョイチョイ燃料増減すればあっというまに出来上がり。さすが天晴れカンガルー、とならないところが世の采配というもので次々とリリースされる新機能に一切恩恵を受けることなく、力仕事が続いたのである。
若林さんの努力に拍手!

そして「なんとかそれなりにセッティングできたと思うんで、シャーシダイナモ回してみますよ」って言われたのが3日前の話。

俺は小躍りして喜んだ

…かと言えば、そうではなかった。

いよいよシャシダイ回すという段になって、俺の心は揺れた。

ここまでああでもない、こうでもないとやってきて、さあやっとマトモな姿になろうとしている時。
もしシャシダイでろくすっぽパワーが出ていなかったらどうしよう?
パワーが出ていなかったら… 「200psですね、nomadさん」って言われたら…

もちろん、答えは決まっている。その場でこんなにチンケなTD04なんてタービンはポーイとうっちゃって、GT25かS15のボールベアリングタービンをこれ見よがしにつけるのである。
ほんでドでかい追加インジェクターとアホほど吐き出す燃料ポンプを突っ込むのだ。

過給機つけたら300ps出すんだよ! H2なんかに負けられないんだよ!

次の日、若林さんから届いたのがこのパワーカーブだった。
1447821003400

「回すと滑っちゃいますね、ちゃんと測れないです」

それでハーネスをかけて、しっかり押さえつけて測ったのがこれだ。

…のう。その拘束具はなんだ。
そこまでやらぬとならぬか。

……そこまでやっても滑るか。

ハーネスで押さえつけられたリヤタイヤはローラーに押し付けられてひしゃげている。
最初はその抵抗で、回転数を上げて半クラを使わなければローラーが回りださず、途中でエンストさえしている。
ところがターボがかかりだした途端、タイヤは空転する。

結局ハーフスロットルでなんとか測ったのがこれだ。
20151118_152246

310ps以上。
トルクは30kg以上出ているが計測不能。

なるほど…

若林さんの話では高回転域では燃料が足らないという。
A/F 12.0くらいなんで、まあ悪くはないが、少し心配だという。できればもっと余裕のある燃料ポンプとインジェクタにすればいいかも、と。
確かにパワーは出ているが過給圧が0.8は出てるので、できれば少し減らして250psくらいに抑えてマイルドにした方が乗りやすい、ウェイストゲートバルブのロッドを伸ばして早めに過給圧を抑えて高回転まで回したほうがいいかも、と。

うむ。
なかなかwwwイケてるんじゃwwwないかしらwwww

ステキなタイヤスモーク製造機ができたってことだ。

カモン。ハニー。

ちょっとづつ、ちょっとづつ

  • 投稿者: nomad
  • 2015年11月6日 12:22 AM
  • Bike | 日記

なんとかかんとかそれなりに燃調とれてきたような感じ…

【ちゃんとアイドリングする】
てあたりが素晴らしいwww
チョッカンだけど、アイドリングでこの程度だったらこのままチョッカンでもいいなw

ほんで、車検対策用にアレしてバッフルつけたのがこれ

スンバラスィw

ブラボー!

ハレルヤ!

フロイデ!

エウレカ!

もうほとんど完璧と言える。
そりゃまあ、実はA/F計が嘘ばっかりだったりとか、始動時に誤作動で追加インジェクターからガス漏れるとかあるけど
「ガマンする」
というソリューションを世界的にもいち早く導入して問題は解決されたわけだし

いやむしろこういうちょっとした遊び心があった方が魅力が増すのではないか「アラヤダカワイー」って女子高生を中心に全国的に爆発的な人気でモテモテというきっかけに

つまりこれって完璧以上!
スゲエ

BLAZEへ行ってきた

  • 投稿者: nomad
  • 2015年8月29日 3:23 AM
  • Bike | 日記

バイク雑誌で見かけてから気になっていて、そのバイク作りになんとなく共感していたBLAZEって店があるんだけど。
何年か前にこのバイク屋のことはエントリしたんだけどさ、店がちょっと遠いこともあって今まで行ってみようって思ってなかったんだよね。
「プロでがんばってるんだから遠くから応援していよう」くらいの気持ちでね。
自分のバイクがうまいこといかない時に、なんかヒントになるかなあ、面白いことやってるかなあ、って時々blogを見に行って質問したりするくらいで。
彼も俺のblog見ててくれてたって言ってくれてね。ドーモスイマセン。

で、例によって相変わらず俺のハヤブーのセッティングがうまいこといかなかったり、いきそうになったり、ほんでやっぱりダメだったりした時に久しぶりにBLAZEのサイトに行ったら、更新が止まっててさ。

俺のblogはサボって更新してないだけなんだけどさ、バイク屋ってキビシイわけよ。
若い衆なんて全然入ってこなくて、今バイク乗ってるのジジババだからね。
そういう斜陽産業だからバイク屋もバンバンつぶれてくのな。
バイク屋がつぶれてバイク王になって、今あるバイクをせっせと海外に輸出して若い衆の乗れる安いバイクがなくなっているという、そういう無間地獄。
俺が気に入ってたBLAZEも、ひょっとしたら無くなっちゃうかも、って心配してたのよ。

どうしてるー?って向こうのblogに書いたら連絡くれたんで、こりゃやっぱ一度は会って話しないといかんなーって思って。
ほんで今日行ってきた。

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代表の吉岡君って、見た目若い兄ちゃんなんだけど、俺より一回りくらい下らしいんで、若いっつってもいい年だww
一人でやってるんで、間口は狭いんだけどさ、お宝がいっぱいあるある。

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コレは彼のZX10Rにつけてたやつで、勇ましいことww

歓迎してくれてずっととりとめの無い話をしてたんだけど、もうなんちゅうか「それな!」「あるある」ばっかで。
アメリカからキットを買ってみたけど使えるのはタービンだけだった、とかさ。最後はそのタービンも取り替えた、とかさ。
ターボつけたってターボラグなんて気にならない、とかさ。
知らねえヤツばっかりなんのかんの中傷する、とかさ。
どうやらサブコンできっちりセッティング出すのは難しい、とかさ。
ターボはスンゲー面白いけど、それなりに仕組みを分かってるから面白いし楽しみが長持ちする、とかさ。
H2はいいバイクだろうけど、アレを買うなら自分のバイクをちゃんとやりたい、とかさ。

もう全部俺が言いたいこと言ってきたことそのままなのよ。
しかもずっとターボばっかりいじってきたから、技術的にも「ちゃんと測ること」「数字で語ること」「トライアンドエラーをすること」に説得力があるんだよね。
ノーマルの状態でどのくらいの値が出て、それをどうするとどう変化していくか、ってことを語ることができる。
「のまdさん、燃圧はきちんと測った方がいいですよ」て言われて、ホントごもっともです。
走ればいい、じゃないんです。

その上。
スンゲーお人よしなのよ。
聞けばなんでも教えてくれるし「教えたからって自分の仕事が取られるわけじゃないんで」て平気なのよ。
「先週高校生の子がバイト代握り締めて群馬から買いにきて、そんな子からとれないじゃないッスか」って儲けなしでバイク売っちゃったり。
「店はじめて20年近いんですけど全然儲からないし店大きくできないんですよねー」ってそりゃそうだよ。
「でも自分が好きにバイクいじれるし、いろんな人と仲間になれるし、レースも出れるし面白いことやってきてるんで」
こりゃ店は大きくならんwwww

バイク屋に限らんけど、特殊な技能を持った人の店って大きくなりにくいのな。
例えば竹の釣竿を作る名人は店舗なんて構えない。釣り人の口コミだけでその道具の良さが評価され、法外な値段で取引される。
でも作れる人は一人なんで量産はできない。そうして「名人の店」は知る人ぞ知る存在としてひっそりと商売をし続ける。
俺からしたら店は大きくならなくてもいいけど、こういうちゃんとした技能と経験がある店は、もっと評価され、リスペクトすべきだと思うんだ。

実に面白かったんで、俺のが走れるようになったら見せに行ってまた話をしたいな。

そして本日の結論。
「せっかくターボつけたんだからこれ見よがしにつける」
「タービンはでかくする」
「セッティングはそこそこで諦める」

すごく有意義な訪問だった。
みんなもターボつけるならBLAZE行くといいよ!

どうしようかのう

  • 投稿者: nomad
  • 2015年6月6日 1:23 AM
  • Bike

ごく一部の読者の方々には残念なことに

現状、着々とMAPは書き換わっている。

沼津の車屋「Factory23」に持ち込んで「なにとぞなんとかタノム」と押し付けたはいいものの、何をやろうとサッパリだったECUeditorは、自動アップデートしてからこっち、ウソみたいに動いてる。
今までのああでもないこうでもないは一体なんだったんだ。
もしかするとWindowsが日本語OSだったから、とか、そういうくだらない理由かもしれない。

高い燃圧にあわせて燃料噴射量を全体にごっそり削って、理論空燃比=ストイキミクスチャに近く落とすことに成功した。
以前のようにアイドリングしてるとカブってエンジンが止まるということもなくなった。もちろん燃費だってリッター5kmなんてことは無くなった。はずだ。

それでも完成には当分かかりそうな感じ。
ECUを取り外してMAPを書いて、取り付けてエンジンかけて様子を見て、ってやってるのでまだるっこしい。
ECUeditorのソフトには自己学習機能があって、それが使えればいいんだが、いかんせんコアラ・カンガルー帝国の代物でマニュアルはちゃんとしたのはついてないし(わかんなきゃBBSで聞け、っていうんだぜ?) 今までのソフトウェア自体がアレだったわけでホイホイチャレンジできない。
自己学習ってのは、例えば空燃比をあらかじめ14.5:1ってソフトに指定してエンジンをダイノで回し、それぞれの回転域での濃い薄いを記録する。その濃い薄いをフィードバックした値でMAPを書き換えてくれるっていう、【ちゃんと使えるなら】スンバラスィ夢ツールなんだけどね。

もっとも、自己学習ができても、エンジン稼動状態のときにリアルタイムで書き換えができるわけではないので、細かい調整はやらなきゃいけない。
チョイ開けの時とか負荷がかかっている時、いない時、などアクセルの開度にリニアに反応するように調整するには技術が必要だ。
もちろん今のノーマルECUをポーイとうっちゃって、ハルテックやモーテックのフルコンを入れればすんなり解決なんだが、安くて実績ありっていう触れ込みのハルテックでさえ「家族でハワイに遊びに行ける」金額がかかる。らしい。

そんな金はない。

いや金の問題は確かにあるけど、もうとっくに誰かがやってて、これならちゃんと動く、あそこに持っていけば動かせる店がある、っていうものを、今更ソレ、俺がやって面白いのか? っつーと

おもしろくはないわな。

結局サブコンを付けることにした。ノーマルのECUで全体のMAPを作り、高回転高負荷時の点火時期を遅角し、アクセルレスポンスで気になる部分だけ燃料を増減して調整しようってことだ。

うーん…カッコ悪い。(俺の感覚では)
が、まあ、仕方ない。

実はサブコンなんて、高いばっかりでろくに仕事をしないって、てんでバカにしてた。
エンジン止めてから、低速・中速・高速の各回転域で、乗ってみた人のふいんきで+15%噴射量を増やす、みたいな大雑把でがさつで愚鈍で貧乏でバカでヤッツケな道具ばっかりだと思ってた。実際何年か前まではそんなもんだった。
パワーコマンダーなんかは悪い評判ばっかり聞こえてきてどれが本当の評価なのかわからないくらいだった。

んだが、改めて調べてみると変な先入観に反し、だんだん良い製品がでてきてる…みたい。クソみたいなモノが10万15万してたような気がしてたんだが、なんだかステキな能書きがうたわれてるのが2万円台からあるようだ。
ただ、このあたりの本当の良し悪しって、特にバイクのサブコンはさっぱり情報が無くってワケがわからん。
どんな機能があるのか、どこまで精度が高いのか、ちゃんとリアルタイムで書き換えできるのか、補正できる幅はどのくらいあるのか、取り付けは簡単なのか。
こういう機能部品はそういった説明が販売代理店のサイトになきゃおかしいと思うんだが、やる気が無いのか俺を騙そうとしてるのか「サブコンでぇす」「いろいろできまぁす」「すげえいいでぇす」としか書いてない。バカか。アホか。

結局Factory23でバイクにつけた実績があって、設置も調整も簡単で安い「ヒールテック」を買うことにした。
fit-s01s

昨日のうちにポチったので、到着したら、それを元にMAPの作りこみ。最終は富士スピードウェイで試走して調整して納車、だって。

工賃は…と聞くとMAPの部分だけで10万円くらい、とのこと。

お安いんじゃなかろうか。

そのご

  • 投稿者: nomad
  • 2015年5月22日 1:12 AM
  • 未分類

さて、すでに賢明なる読者諸兄はお気づきであろうが

わたくしのバイクが沼津の車屋にはいってもう何ヶ月にもなり
その間になにがあったかというと

「これはうまくうごきませんね」

というブレイクスルーとでも言うべきたいへんな新発見がもたらされたわけだが

この明晰なる情報をもとに次々と新たな試みがおこなわれ

曰く「エンジンかけようとしたらガソリンぶちまけた」

曰く「フューエルライン調べようとしたら直っちゃってどこかわからない」

曰く「A/Fメーターがバカになってて何やっても動かない」

曰く「ECUは読み込んでいるようないないようないるならなりならないような気がする」

曰く「コマンタレブ?ケツクセ」

曰く「アンニョンカムハシムニダ」

などなど素晴らしい成果がぞくぞくと寄せられてきており、人類科学の驚きに満ちた栄光の軌跡を証明し続けてきたわけである

いよいよ俺もこのビッグウェーブに乗っていかねばならぬ。「ハルテックをセブンスナイトでつけるとおいくら万円じゃろ。タイショッキンをどう工面すれば女房タンを質に入れずに済むじゃろ」と日々の努力を重ねてきた

そして昨日ついに「この紐は丈夫そうだしあそこには丁度良い枝振りの木もあることだ」と踏み台を探してウロウロしていたところに電話が来た

曰く「なんかしらんけどソフトが自動バージョンアップかかって再起動したらECUに書き込んだような気がする」

「早速低回転の領域をごっそり絞ってみたらエンジンになんとなく影響があったようなかんじがした」

ということである

すでによせられた数々の報告のひとつに過ぎない小さなエピソードではあるがこれはもしかするともしかするのかもしれない

しかしながらもちろんもしかしないかもしれないことは大いにありうるものであるわけであるからこのようなわずかな兆候を拡大解釈し容易に結論に飛びつくような愚を冒すほど我々のチームはナイーブではない

今後の推移をみまもりたい

チャンネルはそのまま!

らいしゅうにつづく

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