家族って何?

映画「誰も知らない」はあっちこっちで評判だ。僕も見たい。
この映画が今の日本の社会の家族の姿のある側面を映しているというのは、きっとそうなんだろう。

カトラー:katolerのマーケティング言論:誰も知らない(Nobody Knows)の絶望そして希望
「母性」というものはひとつの幻想に過ぎないーという認識、それを「絶望」と言い換えてもよいのだが、そうした認識に立つ地点からしか、もう一歩も先に進めないところに私たちは来てしまったのではないか。

それはそうなんでしょうけれど。
「母性だけでは解決できない時代になってしまいましたね」と言うだけでは思考停止なんじゃないかなあ。
僕たちはそういう時代にあって、なぜそうなって、どうするべきなのかを語るべきなんじゃないかと思うよ……

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あずましでお

僕はなぜか北海道に強いコネがあったりする。
その知人が吾妻ひでおについてエントリしているのを見過ごすことはできない。
僕の中の古い血…東海SFの会会員として。

代々木よもやま:■ 教養としての<まんが・アニメ>
 さて、この本、
 「吾妻ひでお」について、1章割り当てられている。<おたく>なるものの起源と書いてある。うっかり「吾妻ひでおが好きだ」などと言えないような気がしてきた。実は、「不条理日記」とか、後世に語り継がれるべき作品は持っていたりする。吾妻ひでおは、北海道浦幌町の出身なので、浦幌町出身の人に「吾妻ひでおは浦幌出身なんですよね」などと言って、「きょとん」とした顔をされたことがある。「誰ですか?」なんて聞き返されて、「まずい話題だったかな」と内心反省したりした。でも、浦幌町の人に会うと、また聞いてしまいそうだ。
 まんがの中に「デレッキ」が登場したりする。

いいトシのまっとうな社会人が「吾妻ひでおが好き」だなんて口にしてはいけない。
ましてや……

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圧縮比

圧縮比を計算してみました。
ボア・ストロークは81×63mm。ボアは直径ですからこの面積を求めます。
(81÷2)^2×3.14=5150.385
面積×高さで容積を求めます。
5150.385×63=324474.255
1cc=1mm×10^3なので、324.474255cc ってことですね。これが4気筒で1297897.02≒1297.9cc なんで多分この計算合ってるんじゃない?
圧縮比11:1ってことは燃焼室の容積は
—2005.9.12追記—
なんたることか、計算を全部間違っていたのが発覚。「(行程容積+燃焼室容積)/燃焼室容積」で計算するですよー

324.47÷11=29.497≒29.5cc
324.47÷(11-1)=32.447≒32.4cc
これに2mmのスペーサーと0.5mmのガスケットの容積を足します。
ボア×ストローク(厚さ)が増えた容積になるわけね。
5150.385×(2+0.5)=12875.9625≒12.9cc
ボア・ストロークは変わっていないのでピストン行程容積は同じ。
行程容積と燃焼室容積の比率は
324.5÷(29.5+12.9)≒7.65
(324.5+32.4)÷(32.4+12.9)≒7.88
圧縮比、7.65 8.42ってことね。
 …すんげえ圧縮比落ちてんなあ。シリンダーのボルトを締めこんでガスケットが圧縮されてスペーサーの2mmだけが実際の増加分の容積だと仮定して10.3cc。
324.5÷(29.5+10.3)≒8.15
(324.5+32.4)÷(32.4+10.3)≒8.36
 圧縮比、だいたい 7.7~8.0 7.9~8.4くらいってことなんだねえ。
 しっかし、よくこれで低速トルク保って走ってるよなあ。大したもんだわ。

hw2tubo4

ちょい考え中なのです。
水・メタノール噴射繋がりでいろいろググってみますた。RBレーシングも見ました。
水・メタノール噴射、普通にやってますね。
現人神しらいさんのアルコールでバイクを走らせる荒行も拝見しました。
ってか、「アルコール 噴射」でググるとしらい神のホームページに当たるんですね。
「アルコール噴射」でググッたら自分のこのblogに一番に当たるっつうのが腹立ちますが。バカー!
いや、そおゆうことではなく。
水やメタノールを噴射するのって、いろいろ問題が多い、というのが多くのページに書かれてます。オイルが乳化するとか、水と硫黄が反応して酸化するとか、アルデヒドがゴムとアルミを痛めるとか。
んでもねー……。

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How2turbo3

どんなエンジンを選んでターボを組むか、のお話。
わかる範囲でお答えしていきます。エントリも数が増えるし、話もまとめられるし、いいカンジー。
ダラダラ続けて何かいい事起きることを期待しまショー。
しらいさんのコメント
> CB125Tにターボ
いやあ、CB125JXでしょうそうでしょう。もちろん単コロの方よ。アレって腰下、250まで一緒だから。単気筒80年代車で400マルチを追う!
王道ですなあ。趣味ですなあ。
単気筒のエンジンにむき出しのターボ!
うわあ。想像しただけで気味悪っ。ステキッ。
……

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howtoturbo-2

コメント欄に返事を書いていくと読みにくくなりそうなんでエントリで反応していきますね。
タイトルも長すぎたのでちょっと縮めましたがな。
結局はどのくらいの出力を目標とするか、で選ぶ仕様が変わってくると考えていいと思います。出力を上げ、完璧に制御しようと思ったらそれなりの手間隙技術が必要になるってコトでしょうね。(僕はソコソコで妥協しますぅ…そのうちねぇ)
400ps以上を狙うなら、ハヤブサが現実的な選択です。
300ps前後ならばZX12RやZZR1200が良いでしょう。R1の場合、250psは苦しいでしょう。これ以上出そうとすると、エンジンをどうやって補強するかが問題になってきます。クランクケース剛性を上げるのはかなり困難です。
まず、僕のハヤブサの仕様ですが、シリンダにゲタ履かせて圧縮比を落としてます。
2mmのスペーサーが入っていますので……えー
ボア×ストローク:81.0×63.0mm,圧縮比:11.0がノーマルですんで誰か計算して。
まあそんな具合です。
ゲタ履かせると、当然エンジン高も上がりますから、バイクによってはフレーム加工が必要になったりします。却って手間がかかってしまう場合もあるので、そのへんはバイク次第、狙う出力次第ってことかな。
タイミングチェーンが引かれる分、バルタイが変わってしまうので、カムのギヤの焼き嵌めを抜いて入れなおしています。ギヤがボルト止めだったら長穴加工できるんですが、最近のバイクはボルト止めって少ないんですよね……。

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How to engeneering Turbo for your bike

えー、相変わらずウソッパチの英語ですがね。
実は、最近あっちこっちに「ハヤブサ ターボ組みました」って言って回ってました。
反省してます。良いトシしてそんな子供っぽい自慢して回ってるのかって。
んでもちょっと言い訳さしてもらうと、ターボの良さってやっぱりあるんですよ。ターボにちょっとでも興味がありそうなサイトに、「そんなら自分でも組んでみようか」と思ってもらえたら、という気持ちなんです。
「すごいね、すごいね、よくやったね」って言われるのよりも、もっと技術的なHowtoの情報交換ができたらと思うんですよね。
で、掲示板の方でのてつやさんの質問を受けて、ターボに興味がある人のために、どんなふうにターボを組む計画を建てていくか、ということを書いていこうと思います。
僕は「ハヤブサならターボ」と決め撃ちでハヤブサ ターボにしました。以前からターボには興味があったのと、雑誌の記事で328psという途方も無い出力にメロメロの濡れ濡れになっちゃったからです。バカみたいに高性能なハヤブサというバイクに、ターボをつけてしまうという過剰さに「バカだよなあ」と呆れながらキンタマ掴まれちゃったのでした。
そして僕が人生の危機に陥っていた時に、そこから挽回するには過剰な証明が必要だと思っちゃったのです。……

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マスメディアの終焉

テレビ、ラジオ、新聞、雑誌といった所謂マスメディアな方々の意識のズレ…もっと言えばレベルの低さ、時代からの取り残され方には時々びっくりしてしまう。
僕は所謂マスメディアというものは崩れていくだろうと1986年、パソコン通信を始めた時に予感した。(もう20年近く前の話なんだ!今振り返って自分でもびっくり)
マスメディアに関連する人たちは自分たちの世界に余りに無頓着で、その本質を知らない。だから、実にくだらない所でミスをしたり、手痛いしっぺ返しに驚いて沈黙してしまったり、シロウト以上にナイーブな反応をしてしまう。
カトラーさんのblogは見るべきところが多いのだけれど、それでもまだ、僕には物足りない。

カトラー:katolerのマーケティング言論:プロ、アマチュアの垣根の消失がもたらす「喪失」
メディア・マスコミ世界は最期に残された聖域
…<略>…
前置きにだいぶ力が入ってしまったが、ここから、かなり強引なことは承知で、いきなりメディアビジネスの問題に議論を展開したい。
メディア・マスコミの世界は、資本主義の神学とでも呼ぶべき領域で、さまざまなものが「市場化」されていった中で、最期まで手つかずに残された「サンクチュアリ(聖域)」のようなものだった。「だった」と述べたのは、ブログも含めて、さまざまなメディアツールが生み出され、このサンクチュアリを取り囲んでいる壁が急速に崩れつつあるからだ。
…<略>…
「ネットは新聞を殺すのかblog」の湯川氏が指摘する参加型ジャーナリズムの萌芽は至るところで見られるといっても良いだろう。昨日、アップされた湯川氏の記事「参加型ジャーナリズムをめぐるちょっとした論争」が、この問題を考える上で貴重な示唆を与えてくれる。その記事の中で、朝日新聞の本郷さんというOBが、ジャーナリズムの役割について以下のような比喩を紹介したという。

比喩で示そう。ショウケースに置かれたカレーの値札が倒れている。三人の客が当てずっぽうに値段を言い合ううちに、六百円か、との合意に至る。そこへ現れた男が、ケースの裏へ回って値札をつかみ出し、「七百円、この通り」と差し示す。  価値ある情報とは、これである。ジャーナリスト、ジャーナリズムの役割が、ここにある。 (中略)  新聞でいう価値ある情報には、見識が濾過した信頼がある。

見識が濾過された信頼ある情報を提供することがジャーナリストの役割という、ここで示された見解に異を唱えるつもりは無いが、本郷氏には「カカク・コム」を利用してみることをオススメする。

まさしくその通り。そして、その通りだからこそ、マスメディアの本質・限界がそこに現れている。
ショウケースの裏に回って「このカレーは700円だ」という男にジャーナリズムの役割があると言う。
僕ならこんな風に話を続ける……。

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それでも走る(笑)

えー、皆さんにはご心配をかけましたが、無事です。擦り剥いた程度ですし、茶臼山からは自走で帰ってきました。
イタイのはむしろ財布と家族の目ですな。
次の日、また走ろうとしたらオヤジまでが「仏壇に線香上げていけ」って言いましたからね。40過ぎてバカやってると娑婆中で心配されますな。たかがスリップダウンだと思うんだけど、見て無い人は心配しますからね。俺一人のイノチじゃないんだね。自分じゃトシとった分、価値が下がってきたような気がするんだけど世間様じゃあそうじゃないみたい。窮屈なんつうとバチが当たりますな。ありがたい… 一生懸命せんとかんね。
で、次の日、日本のカリフォルニア(笑)
浜名バイパスを走ってきました……

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悲しいお知らせ

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いやまあ先に白状しちゃいますけどね。
コケましたわ。
浜松に家族とは別便でバイクで帰省して、一日、峠小僧時代のお約束の山に行ってきたんです。
やっぱねえ、ターボバイクだからって甘やかしちゃあイカン。びしっと一発峠走って、直線だけじゃないぜって所を見せんとイカン。
それがですな、走りますよ、ハヤブサ ターボ……

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