どうしようかのう

ごく一部の読者の方々には残念なことに

現状、着々とMAPは書き換わっている。

沼津の車屋「Factory23」に持ち込んで「なにとぞなんとかタノム」と押し付けたはいいものの、何をやろうとサッパリだったECUeditorは、自動アップデートしてからこっち、ウソみたいに動いてる。
今までのああでもないこうでもないは一体なんだったんだ。
もしかするとWindowsが日本語OSだったから、とか、そういうくだらない理由かもしれない。

高い燃圧にあわせて燃料噴射量を全体にごっそり削って、理論空燃比=ストイキミクスチャに近く落とすことに成功した。
以前のようにアイドリングしてるとカブってエンジンが止まるということもなくなった。もちろん燃費だってリッター5kmなんてことは無くなった。はずだ。

それでも完成には当分かかりそうな感じ。
ECUを取り外してMAPを書いて、取り付けてエンジンかけて様子を見て、ってやってるのでまだるっこしい。
ECUeditorのソフトには自己学習機能があって、それが使えればいいんだが、いかんせんコアラ・カンガルー帝国の代物でマニュアルはちゃんとしたのはついてないし(わかんなきゃBBSで聞け、っていうんだぜ?) 今までのソフトウェア自体がアレだったわけでホイホイチャレンジできない。
自己学習ってのは、例えば空燃比をあらかじめ14.5:1ってソフトに指定してエンジンをダイノで回し、それぞれの回転域での濃い薄いを記録する。その濃い薄いをフィードバックした値でMAPを書き換えてくれるっていう、【ちゃんと使えるなら】スンバラスィ夢ツールなんだけどね。

もっとも、自己学習ができても、エンジン稼動状態のときにリアルタイムで書き換えができるわけではないので、細かい調整はやらなきゃいけない。
チョイ開けの時とか負荷がかかっている時、いない時、などアクセルの開度にリニアに反応するように調整するには技術が必要だ。
もちろん今のノーマルECUをポーイとうっちゃって、ハルテックやモーテックのフルコンを入れればすんなり解決なんだが、安くて実績ありっていう触れ込みのハルテックでさえ「家族でハワイに遊びに行ける」金額がかかる。らしい。

そんな金はない。

いや金の問題は確かにあるけど、もうとっくに誰かがやってて、これならちゃんと動く、あそこに持っていけば動かせる店がある、っていうものを、今更ソレ、俺がやって面白いのか? っつーと

おもしろくはないわな。

結局サブコンを付けることにした。ノーマルのECUで全体のMAPを作り、高回転高負荷時の点火時期を遅角し、アクセルレスポンスで気になる部分だけ燃料を増減して調整しようってことだ。

うーん…カッコ悪い。(俺の感覚では)
が、まあ、仕方ない。

実はサブコンなんて、高いばっかりでろくに仕事をしないって、てんでバカにしてた。
エンジン止めてから、低速・中速・高速の各回転域で、乗ってみた人のふいんきで+15%噴射量を増やす、みたいな大雑把でがさつで愚鈍で貧乏でバカでヤッツケな道具ばっかりだと思ってた。実際何年か前まではそんなもんだった。
パワーコマンダーなんかは悪い評判ばっかり聞こえてきてどれが本当の評価なのかわからないくらいだった。

んだが、改めて調べてみると変な先入観に反し、だんだん良い製品がでてきてる…みたい。クソみたいなモノが10万15万してたような気がしてたんだが、なんだかステキな能書きがうたわれてるのが2万円台からあるようだ。
ただ、このあたりの本当の良し悪しって、特にバイクのサブコンはさっぱり情報が無くってワケがわからん。
どんな機能があるのか、どこまで精度が高いのか、ちゃんとリアルタイムで書き換えできるのか、補正できる幅はどのくらいあるのか、取り付けは簡単なのか。
こういう機能部品はそういった説明が販売代理店のサイトになきゃおかしいと思うんだが、やる気が無いのか俺を騙そうとしてるのか「サブコンでぇす」「いろいろできまぁす」「すげえいいでぇす」としか書いてない。バカか。アホか。

結局Factory23でバイクにつけた実績があって、設置も調整も簡単で安い「ヒールテック」を買うことにした。
fit-s01s

昨日のうちにポチったので、到着したら、それを元にMAPの作りこみ。最終は富士スピードウェイで試走して調整して納車、だって。

工賃は…と聞くとMAPの部分だけで10万円くらい、とのこと。

お安いんじゃなかろうか。