カシュー(っつうか蒔絵)-そにょ2-

八橋蒔絵螺鈿硯箱   尾形光琳作
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ちょちょちょっと待ってクレよみんな。
蒔絵っつうとアレだよ。こんなんだよ。
もちろんこんなふうにできるわきゃないんだけどさ。こぉゆう美の極北っつう技術を漏れのネタバイクに使うっつうワケ?
漏れ、choinori ステッカー貼るつもりなのよ?
それし、ODENさんに漏れ最初に言った時に「蒔絵<みたい>のを妄想してるんだけど」って言ったじゃん。
したらODENさん……


漏れを東尋坊の先っちょに呼び出してさ、暗雲垂れ込める空をバックに白装束でこういうワケよ。
「nomadさん、蒔絵って言いましたよね…」
「あ?うん、いや、蒔絵ってまあ、そうゆうのがアレ、いいかなカコイイかな、って思ったっとかそぉゆう」
「蒔絵ですよね。なるほど。nomadさんは蒔絵に取り組みたいと」
ODENさん、懐から懐刀を取り出して漏れに手渡すワケ。
「こ、これ、ナンですか。どういう意味で」
「nomadさん。この懐刀は銘こそないものの我がODEN家に代々伝わるものです。男が一言蒔絵と口にしたからにはそれなりの覚悟あってのことと。…後は言わずともわかるでしょう。日本男児として…」
「あ、そういや言ってなかったけど、漏れ、インディアンと中国人のニューハーフで」
いくらなんでも蒔絵を工房に発注なんて、もう一人奥さんもらって働いてもらわなくっちゃとてもムリだよう。
バイクを単色で塗装するだけで10万以上かかっちゃうんだよね。何色かで塗り分けたらあっというまに20万30万かかっちゃうのよ。
それをホント、蒔絵でやったら50万が100万でも追いつかないよう。
どっちみち最初から塗装は自分でやるつもりだったしさ。
塗装ってみんな怖がってなかなかやらないけど、実際はそんなに難しくないよ。
僕だって不器用だけど、失敗したら、研いで、また塗りなおす、ってのを繰り返せばなんとかなる。「汚い」ってのはあるけど「壊れる」とか「危険」ってのは絶対無いんだから、意地になって繰り返せばそれなりに見えるモノがいつかできるんだよね。
だいぶ昔だけど、ラッカーで自分のバイク塗ったときにそう思った。
でもさ、一言蒔絵って言ったらアレヨアレヨ。
シャチョーのサイトでも「蒔絵はイイ!ヤレ」と言われるし、ますます情報が集まってきて、今さら後へは引けないカンジー。
んでね、炭擦りって実はやったことあんだけどね。
正直なトコ、あんまり良くない。多分、良い炭とちゃんとした腕がないと難しいんだろうね。粒子が均一じゃないことや、具合が悪いと炭の硬いところにひっかかって傷になっちゃう。局面があるとうまく当たらないしね。
だから僕がやるならやっぱりサンドペーパーとコンパウンドでやるつもり。
んでも、問題は場所なんだよねー。
乾燥が遅い分、埃が着かない場所に保管しておかないといけない。
何より場所を探すのに一番困ってるんだよね。
もちろん螺鈿の技法とか、発色させるための色を置く順番、メタリックパウダーの扱い、金粉銀粉、金箔の扱いについて調べなくっちゃだわ。
ああーうーデザインも漠然とじゃなくってちゃんと起こさなくっちゃなあ。

6 thoughts on “カシュー(っつうか蒔絵)-そにょ2-

  1. 今はまだ缶スプレーで下地作りの段階でしょう。
    カシューにするってのは蒔絵の話になる前から宣言してたから、情報収集は十分ですよね。
    まずは単色のカシュー塗りで腕を磨いて、しかる後に蒔絵風の仕上げにチャレンジ。
    ローカルテレビのインタビューに備えて、今はネタ作りに専念すべし。

  2. ローカルテレビっつーと、ほら、あれだ、春の東屋の時に
    すげー好青年が出ていたテレビあっただろう。あの局だよ!
    あとあれだよ、某通信社に取材してもらえよ。
    戦地の記事を立て読みすると「のまどばかすぎ」とかにしてくれるかもよ。
    あー、ほら、バラエティーの人もいるじゃんか。
    伊東家で、ン百万バイクに注ぎ込んでも離婚されない裏技って
    取り上げてもらえよ。
    たけしのあんびりの方がいいか?
    ありえねーな。

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