ホーム > 合気 > うはは体中が痛い

うはは体中が痛い

  • 投稿者: nomad
  • 2006年8月23日 1:00 AM
  • 合気

佐山師範の主催する武道、 「ドラネコ商会」 お誘いいただき 、8月19日(土) 稽古に行ってまいりました。
この佐山師範、紅顔の美青年でして、道を歩けば数々の女子高生がミニスカをたくし上げて我も我もとついてきて、ひとたび流し目をくれたらその場で三人失神したという逸話を持っております。僕は見た。それでドラネコ商会流にお世話になる決心をしました。
ここまでモテモテにもかかわらず、幸か不幸か佐山師範には奥様と娘さんがいて家庭内もウハウハ。奥様はFカップ、あろうことか娘と一緒に風呂まで入るエロマンガもかくやという生活。男と生まれたからにはかくありたいと周囲の男どもはねたましさに歯軋りの毎日です。
この男の嫉妬から身を守るために武道を学んだと言います。
よほど周囲の嫉妬のエネルギーが強かったのか、それに打ち勝つために自らを鍛えざるを得なかった。鍛えて強くなってさらにモテるという。プラスエネルギーの正のスパイラルフィードバックがフリーラジカルとなってπウォーターがクラスタリングしてるわけです。
でまた強い。
その強さはマンガ「拳児」のモデルともブルースリーのモデルとも言われています。
佐山師範にまつわる話は数多く、風呂で転倒して肘を壊したために野球から転向したとか、必殺を標榜する相手と死闘の末に勝ち、いくつかの道場をつぶしたとか、相手の筋肉の神経に沿って気を送り操ったとか、謎の中国拳法家に道で教えを乞うたとか、2chのoffでは負け無し、2chの板でも負け無しとか、実は日本人ではなく韓国人だとか、中国人だとか、ブラジル人だとか、フランス人だとか、部落出身だとか、いや高貴の出で代々天皇家のボディガードだったとか、ハンガリーで大蛸と熊と戦ったとか大熊猫と戦ったとか猫と戦ったとか、師範が天を仰ぎ「あいつだけには敵わない」と只一人嘆いた相手とは「娘だ」と答えたという話など、神話や噂や都市伝説や奇譚が常に付いてまわる人物です。
そういう所へ稽古しにいくんですからビクビクですよ。
うっかりしたらヒヨコの羽をむしるみたいに手足もがれて尻から手を突っ込まれて裏表ひっくり返されてシオカラにして娘の離乳食にされてしまいます。それ見ました。
佐山師範は少林寺拳法、空手、合気道、太極拳をやってたそうで、僕らが教わるのは合気道的な動きが多いように感じます。あるいは同じ運動動作の中に合気道的なエッセンスを僕が見出してるだけかもしれませんが。
相手と組み、崩し、投げる。打つ。蹴る。
ドラネコ商会流の我孫子さんと稽古をしたのですけど、形稽古の間、崩しから投げのような合気道的動作をしてる間は、けっこう「ああ、合気道の練習が役に立ってるよ!」とありがたみを感じました。ま、俺もこう見えてなかなかだぜ。
……


しかし、終盤、組み手をやりましたらこてんぱんですよ。
僕の方からは合気道的な技は一切出ませんでした。打つ、蹴るという動作に終始しました。
実のところ、つかんで崩す気持ちはまんまんだったのですが、我孫子さんのパンチも蹴りも強烈でした。で、こちらもそれに本気で応じつつ、いざとなったら捕まえてやろうと虎視眈々と狙ってたのですよ。
そしたらね。
4回くらいかな。
星が見えましたね。
多分、パンチが2回とハイキックが2回くらいじゃないかと思うんですけどね。
詳しいところは覚えてないです。
最後に顔面にパンチが入って飛ばされたところでギブアップ。
佐山師範も交えて交互に組み手をしたのですが、次のラウンドにはもう戦意喪失で消極的になってしまっているのが自分でもわかり、降参しました。
稽古が終わった後、ビールを飲みながら話したのですけどね…
結局僕は稽古から脱落してしまったわけですよ。「戦闘を諦める」ということで。
で、佐山師範は尋ねるわけです。「あなたは強くなりたいのではないのですか?」と。
僕は「強くなるのが目的ではない」と答えたのですけどね。
単純に「強くなる」ことを僕は目的にはできないです。
うんと稽古して修行したとしても僕はPRIDEだとかK-1に出られるほど戦闘力を上げることはできないでしょう。オリンピックには出られないでしょう。
「強さ」というのは相対的なものです。自分よりも強い人と比べれば自分は弱い。
世界一強い人になるために、永遠に強さを求め続けなければならない。
でも、僕には、年齢のハンデがある。強くなることと年齢とおいかけっこしなきゃいけない。無理をすれば、簡単に体を壊すでしょう。格闘技を真剣にやっててどこも故障したこと無い人って見たことありませんしね。怪我すれば今まで以下に弱くなるってことですから。
だから「強くなる」ことが目的とは言えない。
「じゃあ何が目的なんですか」と佐山師範は続けるのですけどね。
その時はうまく答えられませんでしたが…
しかし佐山師範自身の言葉の中にヒントがありましたよ。
「自分の体を使い切ってなくてどの武道が強いとか合ってるとか言えるものじゃない」って言葉なんですけどね。
これじゃないですかね。
「自分の体を使い切る」
自分を何かのメソッド、この場合は合気道というメソッドに浸して、その中で使い切ってみる。
それが多分、僕の目的なんじゃないですかね。
使い切ってみて、町のチンピラより弱かったら潔く特殊警棒を買うとか、柔道や空手を習うとかしてもいいかもしれない。
ちょっとこれで「自分の目的」ってことが少しわかって安心しましたけども。
ただね。
だからって奇麗事で大団円ってわけにはいきそうもなくー
佐山師範が言ってますけどね。

自由組手、乱取りの意義は色々あると思う。
個々の技の使い方は反復練習でも掘り下げられるが、どのタイミングでどの技を使うかの、戦略、戦術の研鑽は組手の方が効率が良いし、相手との思考の読みあいや駆け引きも、自由攻防でしか得られない面があると思う。
しかし、最近思うのは、もっとさかのぼって、純粋に痛みや恐怖に直面した時、自分はどう対応するのかという事を見つめることではないかと思った。

格闘技というのは、結局、暴力の中に自分を置くわけですよ。
暴力の中に居て自分をコントロールすること。
それを効率的に行なうには、模擬的にしろ暴力に慣れるしかないんじゃないかと。
和気藹々とした中で健康体操としての合気道、太極拳をやっても、暴力と言う雰囲気の中で有効に機能するかといえば、かなり難しいのではないかと。
そうすると、やっぱり痛くても怖くても組み手をしなきゃいかんかもね、と。
でねえ、次の日、今度は合気道の稽古ですよ。
もう足腰ガタガタのへろへろのまま稽古に行きましたよ。少し動けば体がほぐれるんじゃないかと思ってね。
ま、ダメでしたわね、オサーンですからね、一日中へろへろのまんまですわね。
そしたら先生、見てますねえ。ちゃんと見てますよ。
「nomadさん、今日は体が重いよ」
で受身100回ですよ。
ますます重くなりますわね。
次に形稽古。
この日は夏休みのせいか人が少なくて、K師範代がじきじきにお相手してくれましてね。
どうせK師範代はやたらと強いんですからこっちはムキになって二ヶ条極めようとするわけです。「そんな時は肩につけちまえ」ってアドバイスを先生からいただきまして、相手の手を肩に固定して締める。おおお、K師範代にききましたよー! ヤッター!
…ってしたら「攻守交替」って言われまして。
もちろんコテンパンにやりかえされましたよ。こっちは必死で逃げてるのに。
それ見た先生。
「じゃ、相手が逃げてうまく技が極まらなかった時」ってバリエーションを指導してくれましてね。
・ 片手持ち一ヶ条→二ヶ条→肘締め
・ 襟持ち二ヶ条→小手返し
という具合に、いくつかの攻守の中の変化に応じた技を教えていただきました。
で、先生が言うわけです。
「な、相手ががんばっちまったら技なんか効きゃしねえんだ。それをどう崩すか。相手の体勢を見てどう変えるかが肝心だ。肘が伸びてがんばられたら無理に二ヶ条効かすんじゃなくて肘締めするんだ」
うおおおお。
土曜日と言い日曜日と言い、タメになるお話でぃえー!!
で。
稽古が終わった後、ビール飲みながら話してましたらね。
先生「今日はnomadさん、ずいぶん体が重かったよね。前に教えたこともできなくなっちゃってたし。  …昨日、何やってたの?どっか出かけたんですか?」って聞くわけですよ。
やっぱねえ、合気道は神秘の武道ですよ。先生お見通しですよ。神智の光ですよ。
「うへへえ。実はかくかくしかじか。コテンパンでした」と申し上げましたらね。
先生、ニヤッと笑って
「nomadさん。せっかくですから厳しい稽古しましょうか」
うはははー
先生、僕、オッサンなんですう。もう今年45なんですう。
あんまり痛くて厳しくて怖いのは…
オッサンにあわせてゆるーくおながいじまずう

コメント:7

佐山 2006年8月23日

また遊びにきてください

nomad 2006年8月23日

うへへーい。
またお邪魔させていただきます。
よろしくお願いします。

我孫子 2006年8月24日

佐山師範は元タイガーマスクの中の人だったという説もありますね。
あ、先日はお疲れ様でした。
nomadさんの合気道葛藤日記は割と前から時々覗いてました実は。
何を目指して武術をやるのか、強さとは何か?とかについて
自分も未熟ながら色々と思うことはありますが今日はもう寝るので
また明日書かせていただければと思います。
とりあえず今日のドラネコの修行風景の映像を紹介します。


nomad 2006年8月25日

我孫子さん、先日はありがとうございました。いつの日かハイキックをお返しできるようがんばります。
> ドラネコの修行風景
これかッ!
これで佐山師範のモテモテの秘密がわかりましたッ!
僕も足繁く通って、モテの極意を身につけるようがんばります。

我孫子 2006年8月29日

明日書くとか言って随分立ってしまいました。
要は私が思う武術に肝心なことは、
1、可愛い女の子がいる
2、その子に彼氏がいない
に尽きると思うのです。

nomad 2006年8月30日

1.かわいい女の子がいる
以外に肝心なことはないと思います。
その子に彼氏がいようがいまいが、それを可否の理由にするのはいくじがないと思います。
もっとがんばるべきです。
第一、「彼氏は居ないがあなたとはイヤ」と言われる破壊力はたいへんに大きく、武術どころの騒ぎではないはずです。

我孫子 2006年8月31日

あ、書き忘れましたが、組み手のときの私のは顔面パンチではなく掌底です。
基本的にドラネコの組み手は顔面への突きは無しで、有効なのは掌底、手刀、背刀、焼け火箸による眼突き、のみです。

コメントフォーム
入力した情報を記憶する

トラックバック:0

この記事のトラックバック URL
http://www.nomaddaemon.jp/2006/08/23/%e3%81%86%e3%81%af%e3%81%af%e4%bd%93%e4%b8%ad%e3%81%8c%e7%97%9b%e3%81%84/trackback/
トラックバックの送信元リスト
うはは体中が痛い - nomaddaemon より

ホーム > 合気 > うはは体中が痛い

検索
通りがかりに一言どうぞ
Twitter
カテゴリー
リスペクトリンクス

ページの上部に戻る

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。