新しい自動車 -そにょ2-

Audi A6,ボルボ,クラウン,プフ(ダイムラー・シュタイア・プフ・ピンツガウアー),ウニモグ,ランエボ…
と、オンライン・オフラインを問わず、皆様より面白半分のご指摘、まことに幸甚でございます。ネタ提供の面目躍如でございます。
こういうご指摘をいただきますと「ああ期待されているのだなあ」と身も引き締まる思いがいたします。ますますご贔屓いただき、皆様のネタ提供元、皆様のオモチャとしてさらなる苦笑失笑を賜りたく今後のご指導ご鞭撻をお願いいたします。
さて、せっかくではありますが、今回購入しましたのはそれほど奇矯なクルマではございません。ご家庭のクルマですから。奥さんこれでお買い物するんですから。
「俺がこのクルマを気に入ったから買ってきた。おまえは黙って乗れ」などというのは許されません。
川崎に引っ越してきてこっち、98%は奥さんが運転してましたので。
だって街中チンタラ走ってたって何にもおもしろくないんだもーん。
……


確かにピンツガウアーなら親子5人でゆったり乗れる。質実剛健。装甲車にぶつかっても安全。スタイルも素敵だ。所有欲も満足。たいへんにけっこうでございます。
かもしれんけど、社宅の駐車場に置けないじゃない。
丸井に買い物に行けないじゃない。
こういうのは浜松に戻ってセカンドカーを持てるようになったら買います。スキーに行ったりキャンプに行ったり田んぼの稲藁を運び出したり大活躍でございましょう。
ま、ピンツガウアーをはじめとして皆様おっしゃるような車種は確かに当初の候補にはありました。
いろいろ候補はございましたけども、僕の思いが、テーマがございます。
今回のテーマ

「奥さん怒り出すギリギリのネタ」

これでございます。
なんとか家庭生活はできる/でもギリギリ/奥さんおかんむり/でもコレしかない。
Audiもボルボもクラウンもいいですよ。いいですけどがー
普通じゃないですか。
何の問題も無く、乗れば普通に走って不満無いじゃないですか。
これじゃネタにならんじゃろがい。
インプレッサも悪くないです。
しかしこれじゃ大人5人がビッチリ乗って東京-浜松間を走るにはキツイじゃないですか。
いやキツイって言われたんですよ。えらい剣幕で。
三菱自動車の安全管理・生産管理というものを僕は全く信用していませんので、ランエボは候補に入りませんでした。
三菱自動車のリコール情報を見ればわかりますが、ランエボに載せているエンジンの「オイルライン、ウォーターラインの加工不良」というものがあります。工場でエンジン加工してオイル穴を開けるのに、型枠がチビて穴が貫通してなかった、ってことです。人気車種でさえ、生産現場でもチェックがおざなりになってるということです。
いいですか、オイルラインなんてのは穴が開いてるかどうか見りゃわかるんですよ。
そういう穴が開いてるかどうかも組んでる人間は見ていない。見ていても報告しない。報告を受けても直さない。だからワンロット全部加工不良のエンジンができます。
多分、人気車種なので、生産を優先したんですよ。「まあこんくらいいいだろ、出しちまえ」ってね。
つまり設計・生産・営業・故障対応・企業運営の一から十まで、上から下までぜーんぶ、みなぎしダメダメだってことです。
「一部の経営陣が保身のために隠した」だなんて大嘘です。企業体質として目はユーザーに対してではなく、三菱グループへの見栄だけで存続してるんですよ。
その後、経営者が総退陣してよその企業から安全管理・生産管理の専門家が大量に入社した、という話を聞きましたか?
それどころじゃない、査察が入った時に上から下まで書類をぜーんぶ隠して口裏を合わせましたよね。
間違ったことをしていた、マトモな会社にしよう、出直そうって気持ちなんかないってことですよ。
そんな会社が作ったクルマが2年や3年でマトモになるなんて、いくらなんでも考えられない。
三菱のクルマを買って、メーカーが原因で僕が事故をする確率はほとんど無いでしょうけど、少なくとも日本企業と冠がついてる中で、こんなメーカーの売り上げに貢献したいとは僕は思わないです。
でまあ、皆さんのご期待にそぐわず大変申し訳ないのですが、大人の家族5人が東京-浜松間で苦痛でなく乗れて、バチコーンと走り、足回りがしっかりしててネタになりそげなのが前述の3台、っつーことです。
さて、そんなわけで、試乗に行きましたよ。乗ってみないことには足回りとかわかりませんからね。
こういう試乗というのはもちろん奥さんと一緒でございます。
まず奥さんに乗ってもらって、クルマの具合を見た上で良いか悪いかを決めるのです。
言わば「奥さんが運転するクルマ」を買うわけですからね。
奥さんに気に入ってもらわないと運転してもらえません。
そりゃ奥さん「アンタが勝手に買ったクルマでなんで私が苦労しにゃいかんのよ」て言うのは必然であります。
いかに奥さんを騙…あわわ理解を得て、奥さんが一番気に入ったクルマを見つけるかが勝負なのであります。
まずはスバルを見に行きました。
雑誌でずいぶん誉められているレガシィ B4です。
奥さん、以前、友達のレガシィに乗せてもらって「あれはうるさいクルマ」って言ってたのですが、とりあえず「雑誌でいうところの良いクルマっつうのはどういうもんか」って確認をしないといけませんのでね。
ホントはセダンに乗りたかったのですが、ツーリングワゴンしかありませんでした。まあ似たようなもんだろうってことで2リットルのGTのATに乗ってみましたよ。
奥さんにしきりに運転を勧めてみたのですけど「人のクルマを擦っちゃいかん」とか言ってかたくなに。(試乗車だし、キミ、擦ったことなんて一度も無いじゃん)
まあ、走りますわね。ボディも軽いし後ろの座席もわりと広いし、足回りも段差をすぱっと吸収して良い具合です。
なるほどこりゃ良い車だわ。
んでもこのハンドルのシフトスイッチとか「スポーツ#モード」とかいうのはバカみたいですね。
いや、だいたい、オートマとセミオートマとハンドルシフトと、三つも操作する場所があるってどういうことですか。そんなにシフトしたいならマニュアルにすればいいじゃん。
コンピュータのマップも三つもいらんでしょう。エコとスポーツの二つあればたくさんなんじゃないの。少なくとも俺は真ん中のは使わないな。
こんなに「なんでもいろいろついてます」ってギミックは、僕は気に入らないですねえ。
てなことを思いながら試乗を終えた途端。
奥さんいきなりですよ。
「ああ、このクルマだめ。全然ダメ」ってこうですよ。
椅子が全然ダメ。アンタは運転してたから気づかなかったかも知れんけど、助手席に乗ってたら、段差を超えた途端にゆさんゆさん揺れちゃってオツリがきちゃって、もうダメ」
「ドアだって薄っぺらくて軽くて、ペシャーンって閉まるし、鉄板薄いんじゃないの
「とにかくこんなのダメ」
とまあコテンパンでしたがな。
いろんな本や雑誌で「今度のレガシィはモノスゲ良い!」と絶賛されてたレガシィも、奥さんにかかるとクソミソです。
えーと奥さん?
「安くて丈夫ならなんでもいい」っておっしゃってませんでしたっけ?
もしかして、一番評価が厳しいんじゃないでしゅかー??

5 thoughts on “新しい自動車 -そにょ2-

  1. 不具合があって走行不能になるけど生産終了したから対策部品開発したくなくてリコールしないってどっかの会社は?
    マップはエコ(ノーマル)とスポーツに加えるならスノーですね。
    奥さんのご意見は「前の車に劣る点は一つも許さない」のように見えるなぁ..

  2. この際、最高のサスペンションを装備した
    ドイツ陸軍レオパルド2A7をお勧めして
    おきます。シルキーライドで時速100キロで
    かっとびます。お釣りも来ないし、シートも
    格別なものです。乗ったことないけど。

  3. もっと、おれたちを楽しませてくれる、走行不能稲妻ターボような車にして欲しかった。

  4. ちぇ!プフじゃ・・・
    あのね!俺も過去にMB(縦目)乗ってたけど
    判ってる筈なんだが
    現行も含めて国産にMBのドアの重厚さを
    求めちゃ逝けないゾ~~~
    あんな無駄に厚いドア作ってる国産メーカーは存在しない P社の928でも
    ブ厚かったけど
    アルミだから軽かったしな~
    そうだ!!! 縦目が良いぞ~
    ¥100マソ位で売ってるし
    アレなら安くて壊れない
     (壊れそうな電子制御して無い 変な機構も付いて無いし)
    単純な直6OHCだし
    面構えは押しが強いし
    敢えて6.3とか言わないし
    縦目だな。。。ん  ケテイ!

  5. なかなか厳しい評価を下す奥様でありますな(^^; C280と比較しちゃうと今の国産車でソレを求めるには、もう少し予算を上積みしないと難しいでしょうね~。今度出るLSならご希望に添った品質の車とは思いますが、価格がネックですね(^^;;
    私は今セダン欲しいとしたらレジェンドかなぁ~。注目されないフラッグシップモデルというのがソソられます(w

こ~ にコメントする コメントをキャンセル

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください