NOIZさんへ連絡を

s-s-system_2.jpgバイク雑誌「ロードライダー」の去年の11月号の表紙を飾ったハヤブサ ターボ。
何台かハヤブサ ターボは日本にあるようですが、ここのヤツもなーかなかステキバイクになってます。
で、取り付けた後、どんなことやってるかを聞きたくて電話してみました。
#CVPの英生ちゃん、ゴメン。苦労話を聞きたくって。
ここのターボはオーナーが個人輸入したのをNOIZで取り付けたという、かなり「やるのう」という漢っぷりです。
ホントに、このキットって一筋縄じゃいきません。まともにちゃんと取り付けたいなら、正規輸入元であるCVPでやってもらうのが一番手っ取り早くて安くできると思う。試行錯誤が必要ないからね。
個人輸入した方が安いとか思ってるんなら、それはマチガイだと今ならはっきり言えます。工賃すごいことになります。必ず。
けど…


その試行錯誤をやってるってのが漢やね。ホント。
多分、ずいぶん無駄金使ってると思うんだ。実際、どのくらい取り付けに苦労するか書いていったら怖がっちゃってターボをつけようなんて人はいなくなるかもしれん。ま、書きますがね。
もっとも、僕も似たようなクチで、そういう試行錯誤をネタにしたくてわざわざナカミチさんトコでやってもらってるんだけどさ。
NOIZさんとこもやっぱり苦労しているようです。お互いの健闘を讃えあって話が弾みました。NOIZさん、イイ人です。
NOIZさんのところでは…
1.水温が上がってオーバーヒートして冷却水を吹いてしまった
2.強化クラッチスプリングがケースを割ってしまった
3.ターボが効いてる最中に急にアクセルを閉じるとエンジンが止まってしまう
4.インタークーラーが邪魔でフロントタイヤに当たる
5.ミッションがイカレた
 ということでした。
 なかなか香ばしい状況です。多分僕のも同じように気をつけなくてはならないでしょう。
 いろいろとお話をさせていただきました。

1.オーバーヒート
 根本的解決策なし。良いオイル(EPL)、マジーのクーリングファンで対策。追加ラジエターをシート下に増設予定。
 走るのが一番の解決策だとは思うんですが、渋滞路では走るのは難しいでしょうねえ。ランボルギーニカウンタックみたいなバイクだ(笑)
2.クラッチ
 MTCのロックアップクラッチに変更を考えているとのことでしたので、これはやめたほうが良いとお話しました。走り始めはクラッチ軽いですが、遠心力で錘を回してクラッチを押し付けるものですので、高回転域ではクラッチが激重になるはずです。クラッチが滑らなければノーマルでもいいでしょうし、滑った量に合わせてシムを入れたり少し固いスプリングにしたり、長めのスプリングに替えたりしていく方が良いんじゃないでしょうか。
 多分、タイヤがクラッチの代わりなバイクですんで、それでもいいんじゃないかと。
3.エンジンストール
 ウチのと症状が違います。多分、ウチのはそういう症状への対策が取られているんじゃないでしょうか。(もっとも対症療法的ですけど)多分、残圧が残ったままになって極端に薄い混合気がエンジンの中に入るんでストールしちゃうんじゃないか、とのこと。
 ゴムのエアパイプが怪しいんで、それを固く締め付けるとかアルミに替えてはどうか、とお話しました。それでもダメならエアボックスにアクセルと連動したブローオフバルブをつけるくらいかなあ。そんなの自動車用であるのかなあ。
4.インタークーラー
 ウチのは加工してあったものが来てますが、サンダーでバリバリ削ってパテかロウ付けでふさげば一緒です。それでもダメならタイヤを扁平率落としたり、三つ又替えてアメリカンみたいにするといいカモ。
 僕は直線番長だけではなく、やっぱり峠もそれなりに走りたいんで、できれば足回りはしっかり煮詰めたいと思ってますけど…
5.ミッション
 予備エンジンがあるんでそれから必要な部品を調達するということでした。うらやましい。
 ハヤブサ特有の症状なんで、ウチのもいずれはそういうことが起きるかもしれません。近年式のヤツは対策されてるらしいんだって。もしミッションをなんとかしなくちゃいけなくなったたらWPC処理したいなあ。でもお金かかるって言ってたなあ。

 ま、こんな具合にそれなりに気を使わなくてはいけないみたいですね。
 乗り方もあるんで一概には言えませんけど。ノーマルでも壊れちゃった人もいるし、ターボに乗ってても何にも不具合が無い人もいますからね。

コメントを残す

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください