家族って何?-そにょ2-

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まだ見てもいないのに「誰も知らない」について考えさせられています。
いろんな人の映画評や、それに伴う現代の家族のあり方についての意見に釈然としない、喉に小骨がひっかかったような感じを持ってたんですけど。
でね、その喉に引っかかった小骨の正体が朧げながら見えたように感じましたよ。
僕が巡回している「ガン エボリューション」と「Kaoru’s Diary」のお二人のblogで。

adrift:■映画評「誰も知らない」 下
大人や恵まれた環境にいる人間から見たら悲惨と思える状況ですら、子供達は楽しみを見つけて生きていこうとする。そういったことを、演技や描写すべてをひっくるめた演出で見せようとしたのがこの作品だと思う。

そう。子供たちが「楽しみを見つけて生きて」いこうとすること、限られた環境の中で幸せを生み出そうというその努力こそ…
…僕は、決意をもって、やっぱりこれは悲惨な事件だったと言ってしまうべきだと思うんだ。
僕らは麻酔にかかったみたいに幸・不幸さえも相対化してしまって、家族の肖像を失ってしまっている。この事件を絶対的な不幸と言い切れなくなってしまったことに、僕たちの社会の不幸が現れているんじゃないんだろうか……

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