本日、「彼」を知っている人たちの間で飲み会。
彼の悪口、ダメさ、至らなさ、ろくでもなさ、ヌルさ、弱さ、足らなさ、バカさ、エロさ、アホさ、ええかっこしさ、などなどなどなどを皆でクソミソにこき降ろした。
「ヤツは…がダメだった」
「ああ、そうそう。そういう所あった。アイツはだから…なんだよね」
「それよ。そういう所でほら、…みたいにね」
「そりゃずいぶんだよね。バカだよな。だから…なんだ」
こんなにお前のことを悪く言っていて、こんなに皆でお前のことを気にしていて、それでいて皆がお前のことを愛していたんだよ。お前がダメだって皆わかってて、それ以上にお前を認めていたんだよ。
これだけ愛されていたならそれで十分じゃないの。一生分の持ち分じゃないの。
この場にお前がいたら、皆して説教だよ。お前がどれだけバカで、どれだけ皆の心を揺さぶっているのか、お前がわかるまで、お前が参った、もう勘弁してくださいって言うまで説教だよ。
お前バカなんだよ。
ホントにバカなの。ちょっとくらいアタマいいとか、そんな勘違いしちゃうくらいバカなの。
この場にお前がいたらよかったのになあ。
ほんとうにそうだったらよかったのになあ。
–‘05.09.07 23:54 追記–
追悼
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