ターボバイクの肝。

なぜターボバイクは壊れるのか?

そりゃま、浜名湖に落としたりしたらそら壊れますが。
ほんでも、このBlogを始めて10年? もっとか!
その間に何人かの人から、俺と同じようにハヤブサターボを組んだ---でも壊れちゃったよ、って話とか、ターボ組んだけど、それほどパワー出ない、って話とかいただくわけですよ。

俺もそういう話を聞きながら、マトモに走り始めたら俺のも寿命短いのかな、なんて戦々恐々としてましてね。
アメちゃんなんかは、「全然ヘッチャラ。毎日300kmくらいは普通に出して通勤してるけど2年間問題ない」とか「400psまではエンジン強化しないでもイケるよ」とか気軽に言うんですけどもね。
本気で言ってるのかもしれないし、経験に裏打ちされてるのかもしれないし、
ことによったら

OMG!昨日までは大丈夫だったんだ!」

ってことかもしれん。
今壊れていないのは俺のが「マトモになってなくて修理中」だからではないか、とかね。

でもでもでもですよ、MC-Xpressのキットを組んだバイクは、それなりに走ってるみたいだけども、ブローしたっていう話は聞こえてこない!自分のも調子が出てないって言いながらも、ノッキングの兆候もなかったし!
もしかするとこのキットは当たりかもしれん!

っていやいやいやいや俺の希望的観測wwwデータが少な過ぎるww
落ちつつある旅客機の乗員が「もしかしたら雪山に落ちて助かるかも」くらいのwww

こんなふうに俺の心はあこがれの吹奏楽部の部活の先輩が昼休みに同じクラスの女の子と親しげに話していたのを盗み見てしまった16歳の女子高生(ショートカット生足派)なみに揺れ動くんだよ!!

それでもせめてもの希望のよすがに、ほんじゃあ、MC-Xpressのキットと単車屋とかの他のキットと何が違うかって考えるわけです。
燃料系が強化されてるからじゃないのかなぁとかね。追加インジェクターもついてるし、リッター5kmっていう凶悪な燃費と引き換えに十分に濃い燃料噴いてるからノックも無いんじゃないのかなとか。
ようはガソリンを濃く噴いてるから壊れないんだ、って漠然と考えてたんですよ。

それが、今回沼津のFactory23若林さんのトコでいじっていろいろ問題が判明し、それが解決していく過程でだんだんわかってきましたよ。
いや、わかったっていうより、納得がいった、腹に落ちたっていうのかな。
それまで得ていた知識が、結びついたっていう感じ。

何が危ないか。何をやったからパワーが出たのか。今の状態の何がいけないのか。
どこにリスクがあってそれをどうつぶして、何を諦めるべきか。
見えてきた。ような気がする。

◆なぜパワーが出たのか

まず俺のキットには前述の通り、追加インジェクターがついてます。追加インジェクターはハヤブサのもの純正品らしいので、単純計算で、ノーマル出力の倍。つまり175×2=350ps出せる。。。
一本あたりの容量は276cc@43psi。
「インジェクター 馬力 計算」でググるといくつかインジェクター容量で馬力計算するサイトがあるのでそこで計算してみましょう。
例:http://www.tosotoso.com/two3/PowerJS.html
インジェクター容量(552cc/気筒)だけ見ると380psくらいまでは出せる。かもしれないw

エンジンの馬力というのはどれだけ燃料と空気を突っ込んで、燃焼させるか、に尽きます。
どんだけデカいタービンつけて、どんだけ過給圧上げても、燃やすガソリンを噴けなくちゃ馬力は上がりません。
パワー出すにはインジェクターの容量を上げないとどうにもならないです。
ホンダS2000用のインジェクターを使って容量上げる手法があるみたいで、アメリカのフォーラムでは割とポピュラーな話題になってますね。容量が390cc@43psi なので、これを追加インジェクターに使えば… 450psくらいイケる!!!

※自動車のインジェクターは容量は大きいけどレスポンスや霧化特性がイマイチなので、プライマリーはバイク用のインジェクターを使ったほうがいいんじゃないかな? BLAZEでもそんな話してた。

さらに、そのインジェクターに燃料を送り込むための燃料ポンプが大きくなっています。
GSX-R1000の燃料ポンプは、ツインインジェクターに対応できるよう、初期型ハヤブサよりもポンプ容量が大きくなっています。(NAで200ps出すバイクですからね…)
燃料を供給できなければ、いくらインジェクターががんばったって、カラ打ちするだけで、パワーは出ないわ燃調薄くなってブローするわエライコッチャですよ。

◆なぜ燃調が薄くなったのか

これはもう、パワーが出るようになってポンプの容量が追いつかなくなったんですよ。ポンプでかくしましょう。
でかくしようでかくしよう。

って単純に思ってたんです。
ところが、ポンプをいざ交換しようとすると、フューエルラインの取りまわしが変だって若林さん気が付いた。
GSX-Rの燃料ポンプってインタンク式なんですけど、燃料ポンプと燃料レギュレーターがユニットで一体になってるんですよ。そのレギュレータが生きたままフューエルラインに繋がってる。二重にレギュレータが入っていたんです。
レギュレータが二個入ってることの何が悪いのか。二つ入ってたらお得じゃないか、たいへんにけっこうなことじゃないですか。とはいかないのよね。
ターボ用のレギュレータは、過給圧がかかって、インテークマニホールドの気圧が大気圧以上になった時にも動作します。
ターボ用レギュレータの動作

通常、燃料供給にはポンプからがんがん燃料を送っていて、レギュレータは余った分をガソリンタンクに戻しています。
インマニの圧力が上がるとレギュレータの弁を閉じて、戻すガソリンを減らします。そうして燃圧を高めます。高めるっていうよりも常に一定圧(標準43psi≒3kgらしい)で供給できるようにしているんです。
この【燃圧を高める】ってメッチャ重要で、インマニの圧力が1kg上がるってことは、燃圧が1kg下がるのと同じことだそうですよ奥様。

ところが今回、こんなふうに二重でレギュレータがついていた。
NA_turboreguretor
インジェクター手前にあるNA用レギュレータは大気圧以上のインマニ圧に対応していません。NAの場合、大気圧=エンジン停止状態なので、燃料供給を増やす必要がないからです。(ラム圧かけても大気圧にはならない)

しかもこのレギュレータはインタンク式なのでインジェクター供給後に燃料を戻す経路を持っていません。(リターンレス)
インジェクターが必要な分だけ供給しますよ、という仕組みなので余るような燃料は送られないのであります。
後ろのターボ用レギュレータがどんだけ堰き止めようとも、ハナっから燃料が送られていない、つまりはターボ用レギュレータは機能しないのです。
燃料が足らない分はどうするか。ECUをいじって、インジェクタの動作時間を長くします。
インジェクタを目一杯引っ張っても、そもそもの燃圧が足らない。
そらぁ噴かんだろ。燃圧1kg下がるんだもん。通常3kgのとこが2kgになるんだもん。
過給圧が上がれば上がるほど、燃圧が下がるんだもん。
なるほど燃料足らなくなるわけですわ。

このにっくきNA用レギュレータをポーイとうっちゃって、ターボ用レギュレータにきちんと配管したら。
そらあ燃料ちゃんと供給しますわね。インジェクタも目一杯引っ張ってたわけだから、そらあ濃くなりますわー。
そらあイチからマップも書き直しですわーwwww

◆なぜ壊れないのか

MC-Xpressのキットは、シリンダーにゲタを履かせて燃焼室容積を稼いでいます。マアおやすいことw
ゲタを履かせればシリンダ長も伸びるし強度も下がるでしょう。いいことなんかないです。できればピストンもコンロッドも締結するスタッドボルトも強化品にした方がいいんです。
それでも300psくらいなら全然大丈夫、とは言います。アメちゃん、無茶するから特別頑丈に作りましたってスズキの人言ってましたけどもね。
エンジン頑丈だから壊れない、だから大丈夫なのかっつーとそうでもない。燃調薄いと壊れます。

そして何よりも大事なのが点火時期です。
特にターボは、燃料と空気を無理やり詰め込んでるわけです。そのたっぷりのミクスチャに火をつけようってんだから野蛮なんですよ。
プラグから火花が出て、ミクスチャが着火して、火がシリンダに燃え広がってその圧力でピストンを押し下げていくわけですが、回転数が高くなると火が燃え広がるのが間に合わなくなるので、早めに火をつけようとします。ピストンが上がりきるずっと前に火をつけて、上死点で圧力が最大になるようにするわけですね。
ところがターボは無理やりミクスチャを詰め込んでますから、上死点を狙うと圧力が高くなりすぎてノッキングを起こすんですよ。
ピストンの端っこで勝手に急激に燃えて衝撃波を起こしてエンジン壊れます。ピストンリングふっ飛ばしたりね。ピストンの天辺が剥がれたりね。端っこが溶けたりね。

このノッキングの前兆を感知して、自動的に点火時期を遅らせてくれるノックセンサーっていう便利なセンサもあるんですけど、バイクの場合、回転速度やレスポンスが速すぎて、点火時期を遅らせるのが間に合わないんですって。
点火時期を遅らせる調整範囲もそれほど広くはとれないらしく、せっかく便利なのにあんまり実用にはならないっぽい。残念じゃのう。

ターボエンジンのノッキングは過給圧がかかってる真っ最中に起きますから、ノッキングが出るとあっちうまに壊れます。
クルマでターボいじってる人に言わせると、ターボやるなら点火時期は触れなくちゃ【お話にならない】とか…
本当は点火時期も奥が深いんだそうです。燃調なら完全燃焼の割合が14.5:1ってほぼ決まり。パワーが出る領域はもう少し濃くて12くらい。
それが点火時期の話になると、最適解っていうのが「ノッキングする手前」っていうくくりwwww なによそれ。ノッキング係数みたいのはないのか、と。
⇒無いんですね。
そうすっと、ノッキングさせないように点火時期下げてるのに、これじゃ一度はノッキングをさせないと正しい位置がわからないんじゃないですかね。
ノックセンサーでノックの前兆を拾って、負荷や回転数ごとのノックパターンを出して、それをつなぎ合わせて点火時期のマップを作ってるんですかねえ。
もしそうならちょっと今の俺が持ってるお金とコネクションで対応するには難しいですねえ。

俺のはノーマルECUをハッキングして「経験と勘」で点火時期を遅らせているので、今のところノッキングの兆候はありません。
ノッキングはそれほどパワーが出ていなくてもエンジンをピンポイントで壊すので怖いのです。
てか、ノッキングはパワーの有る無しに関係なくエンジンを壊します。
こちらのblogにお越しいただいたzysuさんのハヤブサターボも、壊れた原因はおそらくはノッキングなんだろうと思います。
「高回転でトットットと引っかかる」っていうのがいかにもな感じですので。。

◆まとめ-300ps目指すなら

  • 目指すパワーに見合った容量のインジェクターを使う。ネットに容量計算できるサイトあり。足りない分はとにかく増やす。
  • レギュレーター超重要。ターボ用レギュレータじゃないと十分な燃料が供給できない。
  • その次に燃料ポンプね。
  • 点火時期を遅らせる手段を確保しろ。ECUハックでも、フルコンでも。サブコンじゃ遅角できないので心配。

こんなもんですかねえ。
こうやってあらためて拾い出すと「なーんだ、大したこと言ってないな。常識の範疇だな」って思えてきます。
ターボをいじってるクルマ屋さんからしたら驚くような話じゃないでしょうね、きっと。
まー、ほんでも、バイク屋でターボのことわかってる店もECUがわかる店も少ないからね。
最近ECUをいじりだした店もチラホラ出始めてるけど、ブログとかチラ見してると適当なこと言ってるからね。
俺が若林さん見つけられたのは幸運だったよね。クルマの過給機いじっててバイクのECUもさわれる人なんてそうは見つからないから。

長い長い長い年月がかかりましたけども、ターボバイクを作る勘所がだんだんわかってきたような気がします。
つまりはですねえ。
これだけの準備ができていないターボキット、理解をしていないターボの取りつけのお店っていうのは、大して馬力は出せないし壊れやすいだろうなと思います。

って、言いながら、できあがった途端に俺のが壊れたら赤っ恥なので「だからあの店はダメだ、あのキットはダメだ」なんて絶対にいいませんよおおおお。
クラスフォーのHahnのポンづけはヤメトケくらいは言うかもしれませんが。
ここらへんに気をつけてターボバイクライフを楽しんでくださいねええ。

けえかほうこく

ストラウスはかせわぼくがかんがえたことやおもいだしたことやこれからぼくのまわりでおこたことわせんぶかいておきなさいといった
なぜだかわからないけれどもそれわ大せつなことでそれでぼくがつかえるかどうかわかるのだそうです

サビサビで朽ち果てようとしていたアクチュエーターをTD04のノーマル部品に換え、ふにょんふにょんのバネで低回転から過給圧が少しづつ抜けるようにしたところ、トルクカーブは穏やかに立ち上がるようになり、スムーズにパワーが出るようになってドッカンターボの兆候は消えた。
急激に立ち上がったパワーのせいでスリップしてしまったシャーシダイナモのドラムもちゃんとグリップするようになり、副次的な効果としてより正確なパワーの計測もできるようになった。
まだ回しきっていないので最大出力は未計測だが、おそらく300psは軽々と超えるだろう。
もちろん急激なトルク変動がない分、乗りやすくもなるだろうし、エンジン本体への負担も減ることになる。
後は8000回転以上で薄い兆候があった燃料の供給を補うために、大容量燃料ポンプに交換してノッキングやデトネーションが起きないようにするだけだ。

全てのことが順調に行っていて何もかもが成功への道筋を明々と照らしている。

…って本気にした?ほんきにしちゃった?????

燃料ポンプまではよかったのよ。
サード製で500psくらいまでは燃料送れるやつでね。
コレつけてやれば高回転域で燃料を送りきれずに燃料圧が下がっちゃうこともなくなるはずだった。
ポンととっかえて、燃圧が上がり過ぎたらレギュレータで落としてもとの圧力に戻してやればいいわけで、そしたらECU側の設定はほとんどいじらなくても良いはずだった。

それがさ。
燃料ポンプよ。燃ポン。
今ついてるのはGSX-R1000の燃料ポンプなんだけど、コレはハヤブサの燃料ポンプよりも容量デカいのよ。パワーが大きいっていうのもあるけど、GSX-Rはツインインジェクターになってるってのもあるんだろうね。
キットに入ってたビールのロング缶くらいあるバカでかい、どこのものとも知れない燃料ポンプは浜名湖の女神様への捧げものとなってしまって「タンクにもスッポリ入るしマウント合うし容量でかいしコレにすんべえ」って。

さあ燃ポンとっかえよう。
おお!都合がいいことにGSX-Rの燃ポンと大きさそんなに変わらない!これチョイ加工だけでついちゃうじゃん、簡単じゃんかんたんじゃんw

って付けてみたらなんかフューエルラインの取り回しがおかしい。
どうすっぺこれなんだべ?ってよくよく見たらGSX-Rの燃料レギュレータがそのまんまついてる。
つまり、インタンクの燃料レギュレータと外付けの燃料レギュレータが二重で制御かかってたと。
レギュレータと燃ポンがユニットになってたから、そのまんまつけちゃったんだなー

結局GSX-Rの方のレギュレータを迂回させて、外付けのレギュレータに接続しなおした。
このレギュレータはキットに付属のもので、やっぱりどこのものとも知れぬ怪しい製品ではあるんだが、一応ターボ用らしい。
燃料ポンプもレギュレータもターボ用のをつけないといけないんだよね。
容量を大きくしなくちゃいけないっていうのもあるけど、レギュレータはインテークマニホールドの圧力が正圧になった時でも十分な量を供給しなきゃいけないからさ。
昔、レギュレータの仕組みってエントリ書いたことあるけど、この当たり読んでみて。
このエントリではインマニが負圧になった時のことしか書いてないけど、正圧になった時は今度は逆の動作しなくちゃいけないのよね。

負圧になる ⇒ 燃料が引っ張られて多く出過ぎる ⇒ 燃圧を下げて供給量を減らす
正圧になる ⇒ 燃料が押さえられて出にくくなる ⇒ 燃圧を上げて供給量を増やす

NA用のレギュレータは正圧になった時の動作が考慮されてないんだよね。だからターボ車専用のものが必要になる。
つまりGSX-Rのレギュレータが入っていたことで、正圧時の燃料の供給量が足らなくなっていたんだよね。。。。

で。どうなったかというと。

全体がぶっぱ濃い目に吹くようになりますたwwww黒煙wwwwwwまたかwwwwww

結局、ECUのマップをイチからやり直しになりましたとさwww

トホホ~ (昭和のシメ)

過給圧

明けましておめでとうございます、皆の衆。
今年もよろしくお願いいたします。
こうやって俺がグダグダやれるのも、いろんな人と出会っていろんな知識を得たり、面白がってもらったりってのがあるおかげです。
今年はますますのご活躍で諸国漫遊を夢見るオレサマだが、日々着々と仕事は進んでおるので皆の衆も楽しんでくれたまい。

さて。
こないだの試乗で「こんなにパワーは使えないwww」っていうのと、「ウッカリするとエンジン壊す」ってので、過給圧は下げようぜ、って話になってた。
10,000rpmどころか7,000くらいで300ps出てるってことは、その調子で回したら

A. 10,000で400psになる
B.  9,000くらいでフン詰まりになってそれ以上回転が上がらない
C.  8,000でアボーン

どう考えてもC案がかのうせいがたかいてかむしろ必定wwww
ので、高くなりすぎた排圧を逃さねばー逃さねばーならぬー。

ロッドを伸ばして開放バネが弱くなるのと同等の加工をしようと俺のタービンについてるアクチュエーターを取り外したわけだが。
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「nomadさん、サビでヤバイっす」
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影に隠れていたところが真っ赤っ赤にボロボロに錆びておって、内部にエアを吹きかけたら盛大に錆びの吹雪がwww

キラキラとwww

これはアレだ、あの浜名湖の女神のアレだww
浜名湖の女神様はまだ俺を忘れてなかったwwww

そのまま走ってたらいつかボッキリ内部で折れて過給圧が「上がらない」ならまだいい。

【過給圧が下がらなくてアクセル閉じても全開】
【バタフライバルブを吹き飛ばして全開固定】

とゆう夢のパラダイスな事件ががががが

これは若林さんアレですか、騙し騙し使えますかね?アリですかね?あ、やっぱダメですよね、「デスヨネー」
騙し騙し使うなどという姑息なことをせずポーイとうっちゃって、新品のアクチュエータにとっかえるのである。とっかえようとっかえよう
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もともとついてるアクチュエータは強化型で、ハナっから排気をバイパスしてやろうなんて微塵も考えてない凶悪なバカなので、これをマトモでノーマルなバネがフニャフニャのに戻すことに。
これでちょっとづつ排気を逃がしてやって、ドッカントルクをマイルドにしてやってですね。
高回転まで回して340psくらいをですね!
出るといいナァー

とりあえず、パワーグラフを見るとだーいぶいい感じに!
前のと並べてみると全然トルクの出方が違う。
 ※横軸が回転数ではないので同等に比較はできないけどトルク曲線が全然違う。

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トルクの出方がマイルドになったんで【ドッカン!】でターボが立ち上がったときに起きるタイヤの空転も抑えられて、ローラーがスリップすることなく、きちんと測ることもできるようになった。きっとその分走りやすいだろうな。
過給圧を抜いてもトルクが32kgあればちょっとしたもんでしょ。

ステキな感じに気をよくして、前々から8,500rpm以上は薄くなっちゃってたのをなんとかすべく、強化燃料ポンプに変更することに。
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500psくらいまでは対応するっていう触れ込みのポンプだし実績もあるっていうんで。
期待してますよ、ダンナw

いやしかしwww
こういうアクシデントで「また走れるのが遅くなるわー」とか、なぜかもう思わなくなったなww
「またネタがwww」って思うようになったwwww

俺の戦いは続く!

試乗してきた

なんだか、いよいよいいかんじがしてきた俺のハヤブサターボ。
今後の調整をアレコレFactory23の若林さんと相談しているうちに「一度試乗した方がいいよ」って話になった。
俺がシャシダイで刻まれるパワーグラフに心ときめいて400ps目指すには!!とか口走ったのを心配したみたい。
「パワーは出せるけどすごく乗りにくくなるし、壊れますよ。。。一度走ってみたらどんなもんかわかると思います。軽く乗ってみたけどアクセル開け切れませんでしたから」
若林さんはGSX-R1000でレースにも出てるし表彰台にも乗るくらいなので、チンタラ走ったわけじゃないだろう。
そんなにリスクをおかさなくても十分以上だってことか。

そんなに違うんだろうか?
不調だったとは言え、俺だってハヤブサターボには乗ってたわけで。
燃調のとれたハヤブーがどれほどのものか、試乗に行くことにした。
「ツナギを持ってきてくださいよ。完全装備じゃないと…アブナイw」
革ツナギ側面
若林さんにうながされて、Jubetで作ったお下品ツナギをバッグにつめて、えっちらおっちら沼津まで。

調整してもらってる間中、何度も見てはいるけど、やっぱり久しぶりに乗るのは緊張する。
しかし、いいな。--相変わらずカッケーなこれ。下品でいいな。
アンダーカウルとリヤフェンダー、白にしてやっぱ良かったな。
041
そしてエンジンを…かける。

一発始動!スゲイ!
まずアイドリングが安定してる。スゲイ!
これだけでももういいや、っていう気になるはwwwww
今まではアイドリング、ろくすっぽしなかったんですよ。
燃調濃すぎて、走ってると交差点のたびにカブって止まっちゃったんですよwww
ガボガボ下品にアクセル煽ってないと止まるんですwwww

またがって走りだす。
2000回転から使える!スゲイwwww
皆さん、ターボつけるとレスポンスが、とか低速トルクが、とかおっしゃいますけど、なーんにも。なにひとつ。関係ないっす。
まったく気にならない。普通に走る。ダルいとこない。

2000回転のところのチョイ開けのところにモタつくところがあるんだけど、これだけは取れなかった(調子よくすると他のところで黒煙吹く)っていうことで、そこは諦めるソリューション。
発進の時や交差点で曲がるときにヴォンと吹かして下品に走るのが肝要。

ちなみにチョッカン。
バッフルつけたらめっさ静かになったんだけど、アクセル開けるとバッフルがモゲると思うんで。
街中を通過し、コースへ。
クラッチは重いけど許容範囲。強化クラッチにした後、街中走ってると30分で腕がパンパンになったのが、ラジポン導入で夢の軽さに!
なんと45分はもつようになりますた!
…握力鍛えます…

コースの手前、合流のカーブでちょっと違和感あるな…
タイヤの空気圧かフロントサスのイニシャルかわかんないけど。
なんとなく曲がっちゃうけど、トラクションがあいまい。逆に俺のコーナリングスピードが遅いだけかもしれないが。
これは走りながらちょっとづつ調整しよう。

ほんで、走行車線に合流してしばらくまったり走る。
よく晴れた休日ってことで、けっこうクルマは多くて、そうそう飛ばせない。
それに第一寒い! 防寒下着着てきたのに! もう季節は過ぎたのね…

5,6分くらい走って、前が開いた。

そこで、ドン!

てしたら、尻がズルッ! 手がヒョッとハンドルから離れそうにww
あわてて一旦もどして。
もう一回ちゃんとかがんでニーグリップして前傾姿勢にして、

ドン!

なんにもかわらんwwww手ェボゲるぅwwwww
加減しながらハーフスロットルで引っ張ってみる。
何キロからだろうが加速するわwwwコレwwwww
230だろうが250だろうが加速するwww

寒いww風強いwwwクルマ多いwwwこwwwわwwっうぃwwwww

結局、チョイ開けして270くらいまで引っ張ってみたけど、何にも問題ない。
てか、100kmからでも200kmからでも250kmからでも【同じように加速する】ので、

wwww【加速にありがたみが無い】wwww

なんにも準備せずに、ただアクセル開けるだけで加速してく。手ェ、モゲそうになりながら。
ナニコレ面白いわw無敵だわw
しかもこれでハーフスロットルだからなー。
せいぜい五分目、六分目だもんな。
本気で開けたらタイヤ滑るなコレ。6速150kmで。
うっひゃー速ぇええええー

わかった、もうよくわかりました、十分です。確かに300psはいりませんww
結局、チョイ乗りだけして帰ってまいりました。
時間にして1時間半くらいでしょうかね。

調子の方は、もう、文句ないです。
低速の調子がよくなって街中でも乗れるようになったし、高速の方も今までよりもずっとパワフルになってます。
ブーストもちゃんとかかります。速過ぎてブースト計、チラッとしか見てないけど、圧は0.5くらいまで上がってたのが見えました。(ただし、ふいんき重視のなんちゃってブースト計のハッピーメーターなので本当の圧力かはあやしい)
若林さんとこへ持っていったときにはブースト計の反応も良くなかったし、体感的にも「こんなもんだっけ?」て感じだったのが全くの別物。

コレ、たぶん、このまま何にもやらずに受け取っても、エンジン壊すほどアクセル開けられないだろうな。
それでもまあ、やっぱり、もし何かの加減で壊れたらいやなんで、過給圧落とすのと、燃料ポンプ強化して必要量を供給するようにします。
とりあえずはまた若林さんに預けて、年内にできあがったら、その足で浜松に持って行って、しばらくは実家においておこうと思っています。

もうね、ここまでできたら健康と安全に気をつけて長く乗れるようにねww

とりあえず戻ってきました

さて、手元に来たばっかりだってのに、やれオイルは吹くわサイレンサーはモゲるわしていた我がバイク。
さすがにそのまんまでは乗れないのでシステムサイエンスさんとこへ「なんとかしてくれい」と出しまして。
それが直ってきました。
muffler

mufflerside
サイレンサーはヤフォークで汎用のサイレンサーを購入。
たぶん中国で作らせてるんだろうけどむやみにやっすいわー
俺のマフラーパイプ径、JIS規格にないヤツで63.5φっていう、おそらくインチ規格のパイプがついてて、日本で流通してるパイプ径60φじゃ当然ながら入らない。
そこのパイプを広げてもらったり、インナーサイレンサーの内径を指定したり、マウント用金具をつけずにしてもらったり、けっこう細かい注文に応じてもらって2.5万だったからね。
そのまんまじゃ角度が合わないんでテールパイプを切った貼ったして取り付け。

bikeside

しかし、ちょっと細身だなあ。もう少し太いほうが好みだな。こりゃいかにも直管、てかんじだな。
音量は確かに大きいけど、タービンで消音されているので、まあなんとか我慢できる範囲。
次の機会があったらサンドブラストかなんかでサテン気味に調子を抑えてもらって、もう一回り太くってもいいなあ。

blowoff

blowoff2

ほんで、ブローオフバルブもヤフォークで中古をポチってインタークーラーのトコへこれ見よがしに取り付けwwww
コケてへこんだインタークーラーの傷も直してもらいましたよw
安く仕上げようと「見苦しくない程度に、パッチあててOK」って頼んだんだけど、きちんとやってくれました。うまいね。
溶接あとはあるけど、そのあたりは自分で磨くからいいのです。

エアクリーナーはこれ見よがしなドデカいのをつけようと思ったのだけど「あっちうまに風圧でモゲるよ」とSSさんにたしなめられて諦め。
んでもアメリカ人がドラッグレースでつけてるみたいな感じにやりたいなあ。
がっちりステーつければいいのかのう。

で、見えないけどもクランクケースの内圧コントロールバルブを装着。「内圧コントロールバルブ」っつって3万くらいで市販してるね。けど俺は同様の機構のものでKTMの純正部品が5000円で出回っているのでそれを購入。
体感的には効果は感じられない。
でも、ターボバイクには「絶対に」必要なモノ。エアクリーナー部分から負圧を吸って、クランクケースの圧力をワンウェイバルブで抜くわけよ。
クランクケースの内圧が高くなると油圧も高くなる。するとタービンからオイル漏れて白煙吹いたり、場合によってはタービンの軸に循環しなかったオイルが固着して壊しちゃうよ。

oilline2

turvine

オイル漏れしてたオイルラインのジョイント部分もグッドリッジに交換してロウ付け。オイルパイプもグッドリッジに。

んでー、SSさんとこで、「ブレーキマスターの口径が小さいよ、フェードしたら握りこんじゃうよ」とのご指摘。
うーむ。ニッシンかフランドーのラジポンに交換せねばなるまいなあ。

もちろん、ECUの書き換えは必要なわけだし。
お飾りもアレコレやらなくちゃいかんしのう。