さて、まだできない、まだ来ない、をネタにしていた僕のハヤブサ ターボですが、なんだかどうやら今度は…来るみたいよ。
来週あたり…
ホントかなあ。多分今度はホントなんだろうなあ。「来週あたり車検とって送ります」って言われちゃったからなあ。ホントに来ちゃうんだなあ。
なんかねえ。フクザツな気分よ。今まで来なくてヤキモキしてるのが通常の状態だったんで、それが急に解放されちゃって、なんか戸惑っちゃうんだよね。嬉しいって気持ちよりも当惑が先に立つっつうかね。
まあ、何はともあれ、それでも気を取り直して。
今現在はポン付けの状態に近いんで(そのポン付けにどれほどかかるんだ!ってご意見はおありでしょうが)今後、何をどうするかを……。
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レギュレータの仕組み
やっとこさ、レギュレータの仕組みがわかっただす。
要はインマニ内の圧力が変わっても、一定時間にインジェクターが噴射する量が変わらないように調整するためのもの。
このレギュレータは「燃圧レギュレータ」「プレッシャーレギュレータ」「フューエルレギュレータ」「フューエルプレッシャーレギュレータ」などと呼ばれているようです。
レギュレータの中には弁が入っていて、この弁をバネで押さえています。このバネの圧力で燃圧設定をしてるんですが、このバネの圧力設定=燃圧が高くなるとバネが縮んで、弁が開き、燃料がタンクに戻ることで燃圧を一定にしてるってワケ。
ところが、インテークマニホールドの中の圧力は一定じゃなくって、アクセルを閉じると、負圧が強くなります。
バタフライバルブが閉じてるのに、ピストンは動いてるから、それに引っ張られて負圧が強くなるってことですね。
その負圧を使って、インジェクタの出口にかかる圧力を一定にしてやろうというのがこの仕組み。
負圧が強くなるとマニホールドはインジェクタから余計に燃料を吸いだそうとします。つまりガソリンが多く出てしまう。
そこでマニホールドが減圧した分だけ、燃圧も減圧してやると。
そうすっと同じ力がインジェクタのクチにかかるわけで、インジェクションをいつも一定圧で動作させることができるわけです。
ヴァキュームパイプの接続
エンジン制御
皆さんも、そう言う僕も忘れてしまいそうですが、このblog、Hayabusa Turbo についてなんか書くというのが目的でしたよね。(いや、違ったかもしれん) 前回のエントリでも書きましたが、現在、佳境でごんす。ハヤブサ ターボ。
今までなにやってたんだよ! ってお思いの方もおありでしょうが。
まあ、ご存知の通り、一向に進んでいないので、ええかげんイライラしてきて「もぉ諦めたから金返してくれ」って言い出そうかと思ったりもしたのですが。
(ここで奥さんが一言「小さいこと言っちゃイカン。もう忘れたって言いな」だすて)
世界中の人たちから「アンタ、騙されてるよ」って言われてまして、僕もウンザリなんですけどね。
何にそんなに手間取ってるかといえば、相変わらず負圧の取り出しです。……
ダメ出し2 (笑)
えー。
いろいろとココロ穏やかならぬというご意見をいただきました。
ダメはダメなんですけどね。確かに。
でもね、考えてるんですよ。
コメントで返信しようかと思っていたんですけど、ここらで、このターボキットってのはどんなモノなのか、と。
そぉゆうことを言っておいても良いのではないか、と。……
ダメ出し
ターボバイクって、どうよ?
カタログデータでは328psっていうハヤブサ ターボなんですけど。
これだけスゲェ馬力出してて、いったいどれほどの乗り物なんだ、よっぽどスゲェんだろう、と思われるでしょうが。
まず、最初に拍子抜けさせてしまいますが、普通です。
普通のバイクです。……
負圧の取り出し(訂正版)
えー、この写真は前方からサージタンクを見たところです。
ご覧のようにEFIユニットから黒いゴムホースが伸びてますよね。これ、スロットルバルブの下部(って言うのか?インテークポート側)から出てるバキュームパイプです。
んで、マニュアルに書いてあるのがコレ。
こんな具合にですな、ちゃんと配管されていました。
ただ、問題は決して解決はしてなくて……
負圧の取り出し
つまりだ。
これが自動車の場合のフューエルレギュレータの取り付け方式なわけ。
サージタンクの前にスロットルバルブがあるでしょ。
アクセルを閉じるとサージタンクの中も負圧になるから、それがフューエルレギュレータの弁をひっぱってガソリンを多くガソリンタンクに戻すように働く。
ところが。これ。
クルマの場合と同じようにサージタンクから取ったら、ターボが効いてるときには正圧になっちゃう。
特に、スロットルバルブを急に閉じると、空気に勢いがついてるからボカチーンとサージタンクに空気が殺到するのさあああそうさ大騒ぎさ。
こんな時に一番圧力がかかっちゃって、ズボーンとエアパイプが外れたりするわけやねえ。
もちろん、正圧になっちゃってるから、フューエルレギュレータは閉じる。ってことは、本来タンクに戻さなくちゃならないガソリンはボカチーンとインジェクションに殺到するのだけどインジェクション君もしっかり閉じちゃってるからフューエルパイプもスポポーンブシュブシュブシュ?
……
補機類の接続
本日、ナカミチさんの所へ電話して進行状況を尋ねました。
まだまだだす。むーん。
前エントリーのフューエルラインの項でも書きましたが、「そもそも負圧を感知して制御している補機類が、ターボが効いたとき正圧を感知しちゃって、マトモに動かない」ってことが問題なんですそうなんです問題だー。
この負圧ってのもインテークポートやエアクリーナー近くのエアインテークで発生する程度の負圧じゃあダメなんだって。大気圧よりも低い、とかじゃなくてバキュームポンプで明らかに引っ張ってやって機械的に弁を動かしてやる必要があるらしい。
んで、そうした負圧制御をしてる補機がまだあと2つくらいあるんだって。
まあ、それは電磁弁で代用すればよさそうだってことなんだけどさー。
……