明けましておめでとう!

みんな、久しぶり。
最近、ネットの活動はTwitterばっかりになっちゃった。 https://twitter.com/#!/nomaddaemon
このところ自分のBlogをほったらかしになってた。

Twitterはおもしろい。確かにおもしろい。
でも、ま、Twitterは娯楽のためのメディアだね。大脳を使ってじっくり思索をめぐらすものではなく、情動を刺激して楽しみを得るためのメディアだ。
誰かとのコミュニケーションをするための道具であって、じっくり何かに対して考えを重ねていくようなメディアじゃない。
わかっちゃいたけど、やっぱり反射的な快感っていうものには耽溺しちゃうんだな。刹那的な一瞬の快感に囚われる、タバコみたいなもんだ。
わかってるのにやめられない。

Twitterは現代で有用なメディアであることは間違いない。災害時の即応性や、有用な情報を容易にとれる点ではすばらしいし、実際Twitterを通じた人間関係もできた。
何かコトが起きたときに自分が知りたい情報が向こうから勝手に発信してくれるっていうのは何にも増して重要なことだと思うよ。(どんな情報を自分が欲しがっているのか、そのTLを維持する自分自身の素養も必要なんだが)
Twitterをやめるつもりはないけど、そろそろソレに耽溺してちゃいけないと思い始めてね。
そろそろ天災についての論議も出尽くした今、海の広さを知る前に、天の深さを自分自身で確かめなくちゃいけないお年頃になったんじゃねえの?って、最近思ってるのさ。

去年はでかい災害が起きた。俺はちょっとだけではあるが、自分自身がその災害に対応する経験をすることになった。
大事な友達が持病で死んだ。
俺は50歳になった。

そうしたいろんなことがいっぺんに重なり合った。
そうだね、Twitterで断片的なグルーミングの快感を追いかけてる場合じゃなさそうだよね。
俺は今年は、いろんなものを整理して、何かを生み出そうと思うんだ。
多分、この先、俺はどんどん老いていくんだよ。
50歳なんだぜ! もう先は決まってるんだ。目先のことに右往左往してるんじゃつまんないだろ。楽しいからってソレばっかりになってたら大事な時間がなくなっちまう。
何かコトを起こすんならちゃんとやらなくちゃ、あっという間に寿命が来ちゃうんじゃねえの。

てことでさ、俺は今年は何かやらかす年にしようと思うんだ。
まずはな。
そりゃバイクよ。
バイクこそ人生だからな。

俺の進撃が始まるんだぜい。

ハヤブサ・ターボ 復活計画(1)

浜名湖の神様に俺のハヤブサ・ターボを捧げてからずいぶんたつ。
すでにハヤブサには新しい命が宿り、車検を取ればすぐさま走り出せるというのに、ずっとほったらかしのままだ。
これには余人には計り知れぬ深い理由があり、すなわち金が無いのである。

ウチは男ばっかり3人の子供がいる。俺が25のときに長男が出来て、3年おきに3人生まれた。
おかげさまで今年長男は25歳、次男は22歳、三男は19歳になる。
子供を持つ家庭ならば想像がつくだろうが、ウチもご多分に漏れず経済状況は教育費により壊滅的な被害を受け、バイクどころではない。
教育費だけならまだしも成人した二人の就職もままならず、ハロワ通いの毎日だが正社員までの道は遠い。バカな息子でアレなのだが、これも俺がちゃんと育てなかったせいなのかと思うとこれまた恥ずかしい。

今年50になる俺は、職場の年齢制限があり、地元に戻ることになった。
一番下のコゾウは浪人生だし、浜松に戻ってもますますコゾウどもの就職先は無さそうだし、ということで俺は逆単身を覚悟していた。
普通なら4月が異動の時期なんだろうが震災の影響だかなんだかで、結局7月になった。
逆単身だと思っていたら、なんと沼津だという。結局俺は毎日2時間かけて川崎から新幹線通勤をすることになった。
2週間ばかり通ってみたが、慣れてみればどうということはない。行きも帰りも新幹線ではゆっくり座れるし、今のところ仕事も本格的にはなっていないので定時帰りだ。
前の職場が忙しすぎたせいか、これから忙しくなったとしてもそれほど無理は感じなさそうだ。

で。
思ったよりもストレスは無さそうなのは良かったのだが。
逆単身ともなればいろいろと移動の足が必要だよなあ、と暖めていたプラン…というか妄想が宙ぶらりんになってしまった。
移動にはさすがにバイクだけというわけにはいかないだろう。雨の日もあるだろうし妙齢の女性にどうしてもと言われれば軽トラの荷台というわけにもいくまい。
俺用のクルマなら自分の好みだけを優先すればいいから、この機会にいっそオープンカーでも買うか、今ならTVRキミーラが安くなってるからお買い得。500でも200万で買える!
などと勝手なことを言っていたのである。
「お金なんか無いわよ」と女房が言うので「俺には労働金庫という強い味方が」と抗弁する。
「借金これ以上増やすつもり?大学の学費だってまだ残ってるのよ」女房の言うことはいちいちもっともである。
「あれ?借金ってのは時間が経てば自動的に減ってくもんだろ?」
と俺が答えると「もういい」と女房は言った。納得してくれたようだ。
ただ、俺の飯がここんとこご飯しか無いのは気のせいか。仕方ないので梅干をおかずにしているのだが。

結局キミーラを買う機会を逸したまま毎日梅干を食っているのだが、流石に酸っぱい。ヨダレがたれる。
ヨダレをたらしながら俺は考えた。
キミーラ買わずに余ったお金が200万円もあるのだからバイクくらいはアレしてもバチは当たるまい。いやむしろ褒められて然るべきである。無駄にせずにすんだ、エコだ、自然に優しいと。
俺も社会の一員であるからには震災で傾いた日本経済の起爆剤としてバイクに力をそそぎ、復興の一助、社会の木鐸となるべきではないのか。
経済のため社会のためエコのため家庭のために、俺はバイク屋で寝ているハヤブサをアレすることにしたのである。
「まあ、アナタ素敵。さすがは私の旦那様。ご近所にも鼻が高いわ」
女房はそういって俺の梅干を取り上げた。
「そんな旦那様にはこんな梅干なんて食べさせられないわ」
戻ってきたのは梅干の種である。
今は種を割って中の身でごはんを食べている。これはこれで珍味である。

さて、ハヤブサをアレするに当たって何をアレするかが考えどころである。
ただ修理代を払い、車検を取りましたでは芸がない。
俺のハヤブサにはあんなところこんなところに不満があるのである。
…… 続きを読む

震災によせて

いつもはTwitterで書いたものは載せないんだけど、このまま流れていってしまうのももったいないのでまとめておく。
改行など多少は編集した。

物流(1)
俺の会社は物流をやってるんだが、埼玉のセンタも被災した。仙台センタは壊滅だ。
俺は昨日、埼玉センタへ復旧の打合せに行った。事務所へ行くと電話応対してるおばさんが謝っている。何かと聞いたら秋田の客が「俺のFAXを明日までに届けろ」とゴネているという。

物流(2)
おばさんは「ウチも被災している中努力しておりますがご存知の通り道路状況が困難でお約束できません」と丁寧に応対して納得してもらった。
俺はおばさんをねぎらった。しかし、こんな天下の一大事にクソみたいに暢気に他人事だと思える奴っているんだな。

物流(3)
一昨日、俺は顧客にメールした。
「東北だけでなく北海道の便も荷受け不可です。倉庫も被災してます。燃料が調達できません。停電の所ではシステムが動かず荷物の入出庫処理が出来ません。荷物が集中するため輻輳し荷捌きに影響が出ています」
ちょっと大げさかも、とその時は思っていた。

物流(4)
しかし今、その通りになっている。静かなパニックが日本を覆って、現実の物流を侵食している。皆「雰囲気」に流されて誰かを殺そうとしている。そのパニックを作り出してるのが「噂」だ。誰かがひそひそと囁くネガティブな情報が俺たち自身を殺そうとしている。

物流(5)
誰かが無自覚にネガティブな情報を囁くと、その蝶々の羽ばたきは誰かの息の根を止めるんだよ。
一度囁かれたデマは、もう取り返しがつかないんだ。どう責任取ったって一人一人の所へ回収なんて行けないんだ。
デマで誰かを殺す前にその舌を切れ。

骨を折る

皆様明けましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いいたします。
今年こそはハヤブサ ターボを復活させ、またやらんでもいいことをテンコ盛りに。
そして格闘技ではますます「オッサンどこいくのー」的にどうかしてることをと。
はい。思っております。

んで、正月早々タイトルが物騒でアレですけどな。
今年は下のコゾウのショータが受験でして、浜松には帰りませんでしてな。年末ショータはK-1 ダイナマイト!!を見ていたのですと。
まあ、俺なんぞはそういう野蛮な出し物はあんまり見ないのですけども。
とは言えオタクシンパシーがありますもので長島☆自演乙☆雄一郎は贔屓の選手だったりしますよ。
ショータはニコ厨なのでもちろん自演乙を応援してるんですが、俺が帰省から帰るとショータが狂喜乱舞しとるわけです。
自演乙が勝ったと。
おおそれは結構なことだと。俺も寿ぎまして誰に勝ったか聞きましたら「あのクソッタレの青木 真也だ」って言うわけです。
ほれ、オジサン、そういうのに疎いですからね、どんな人か聞いたら一昨年(2009年の大晦日)にK-1 ダイナマイト!!でやって相手の腕を折った人だって言うわけです。

そうか、彼が負けたか、いい選手なのに残念だな、って俺が言いましたら、コゾウはムキになって言うわけですよ。
…… 続きを読む

俺は何故合気道をやっているのか

最初に断っておくが、よくわからないのであります。

初段から二段に昇段しようと言うときに、さすがに練習量に不安を感じて、日曜日の稽古にも参加するようにしたんだよね。
それまでは「土曜日に参加できなければ日曜日」っていう感じで、どっちかに行くようにしていた。
午後の数時間とは言っても、移動時間を入れたら半日はつぶれるわけだし、昼まで寝てるような自堕落な俺には土曜も日曜も両方行くなんてカンベンしてくれ、って感じでね。
だいたい練習だってキツイし、土曜日に稽古したら火曜日くらいまで筋肉痛でグッタリでさ。稽古内容が重い時には会社で足を引きずって歩くなんてしょっちゅうだし。
自分で始めたことなのに、練習の時間が近づくと気が重くなって、何度か体調不良ってことでサボったりした。

それでも昇段するとなると、やっぱり練習しなくちゃ、って気になってね。
土曜日も日曜日も稽古に出れば、練習できるからね。土曜日は錦糸町の墨田区体育館、日曜日は世田谷区の砧公園の総合運動場。
会社の定期があるから電車賃はかからないからいいんだけどね。
両方出るっていうのもやっぱりキツいんだけど、二段を受けようっていうのに、審査の時にあんまりヘタレじゃみっともないから。
でまあ、二段は受かったんだけど、そのまま土日の両方、用事が無ければ稽古を続けてる。
土日に行きだした時に「こりゃ途中でやめられなくなっちゃうかもなあ」って思いはしたけど、案の定、やめる理由が無くて両方通ってる。
そういえば確かに最初はキツかったけど、知らないでいるうちに慣れたのかな。

ずいぶん前に「せっかく土日ともやってるんだから両方来るといいですよ」って先生に誘われたんんだけど「いえ、やっぱりいろいろ用事がありますから」って言ってたんだよね。
今は結局両方通ってるんだから、用事なんてそうは無かったってことなんだけどね。

練習を土日の二回に増やしたのはいいんだけど、相変わらず不器用でさ。やっぱりヘタクソなわけよ。チクショウ。
いつまでたっても不器用なのは直らないわなあ。100回やっても1000回やっても。
そりゃ技はできるようになるよ。それなりに動くことはできる。でも技の途中でいろんなアイデア出して、相手との位置関係や体勢に応じて技のかけ方を変えていく、なんてことができない。いつまでたっても力一杯、ゼェゼェいいながらやってる。どこが合気道だよ。

強くなったのか? と言われるとわからん。ストリートファイトをしていないので。
目標はなんなんだ? と言われてもわからん。
強くなるためなのか? と自問自答するが、日常の社会生活と武術的な強さは別なんだろうし。だいたい、合気道を始める前よりも「社会生活上、強くなったのか?」って考えたら、全然役に立ってるようには思えない。
趣味なのか? と言われたら、やっぱり違う。
生き方なのか? と聞かれたら、とんでもございません。それは本気で武術をされている人に対して失礼です。
じゃあレジャーか? と考えれば、… まあ近い感じはするけど、「レジャー」の語感からはだいぶ違うことをしてる気がする。楽しいかどうかってとこらへんが。
「楽しいのかどうか」で言えば 苦しいわけじゃないけど、ウキウキするほど楽しいってことはないんだよ。

自分の中で一番近い感覚でいうと「納得するまでやりたい」っていう感じなんだよなあ。
一人前になるまでやりたい、っていう感じ。

そんなこんなで、最近、稽古をまた増やしました。
最近、体育館の予約がうまく取れなくて何回か休みが続いたので、足らない分を補おうと思って。
世田谷の砧公園の方で、土曜日の午前中。
別の合気道の同好会なんだけど、会費も安いし稽古の様子も悪くないし、他の格闘技の経験者もいる。ちょうど都合が良さそうだったんで。
(合気道一筋で100年やってきました!みたいのはちょっと心情的に苦手なのです。「わが流派はコレ以外認めません」って雰囲気はイヤン)

よく考えてみたら、他の練習がある日は土曜の午前中稽古して、午後から錦糸町で稽古して、次の日曜はまた砧公園で稽古、と、週に3本の稽古があるわけでした。

あれ?なんだか俺、へんなことになってない?

トモヤの話

ガードパイプに衝突、男性死亡 静岡

2010.9.19 02:55

18日午前1時20分ごろ、浜松市南区増楽町の国道257号交差点で、同区若林町、アルバイト、内田智也さん(23)の軽自動車がガードパイプに衝突。内田さんは胸を強く打ち死亡した。事故現場は直線道路で、浜松東署で原因を調べている

引用元: ガードパイプに衝突、男性死亡 静岡 – MSN産経ニュース.

トモヤは俺の息子のヒロの友達で、幼稚園のときから一緒だった。
トモヤのお母さんは俺の中学の2年先輩で、お互いの厨二病の症状を知っている間柄だ。
俺たちは家族ぐるみのつきあいで、川崎に引っ越して10年もたつというのに、俺たちが帰省するたびにトモヤはうちに遊びに来た。
ゴールデンウィークやお盆、年末が近づくと「今度はいつ帰ってくんの?」と電話がかかってきて、もう一人の相棒トシも加わり、ヒロとトモヤとトシのバカ3人で遊びの計画を練るのだ。
遊びって言ったって川で泳ぐだとか、見たところどうでもいいようなダラっとしたイベントか、せいぜいくだらない話を夜通しするとかのもんなんだが。
俺もこいつらのやってることをニヤニヤしながら遠巻きに見てた。
特別な話なんかしなかったが、子供のときに3人をキャンプに連れてったり、大人になってからはヘタクソなマージャンの相手をしてケツの毛を毟ってやったりした。

トモヤは「お母さんに持ってけって言われたから」と、よく手土産を持ってきて、台所で俺や女房を相手に近況を話した。
人懐っこくてお人好しのトモヤは学校を卒業して介護の仕事についた。
けれども世間で言うとおり大変な仕事だったらしく、腰を壊して職を変えた。
その後、居酒屋でバイトをしているとトモヤは言っていたが、最近になって正社員になれるということで志都呂のマンガ喫茶に働きに行っていたんだという。
そのマンガ喫茶で働いた帰り、スズキ自動車の本社の正門前の浜松信用金庫のある交差点で、対向車線側のガードレールに突っ込んで、トモヤは死んでしまった。

後から、その事故を目撃した人の話を人づてに聞いた。 どうやら居眠り運転だったらしい。
バカな話で、シートベルトもしてなかったんだと。
ガードレールにぶつかった衝撃でハンドルに胸を打ちつけて、その衝撃で心臓破裂を起こした。
救急車に乗った時にはまだ生きていて、痛みのあまり救急車の中で暴れたという。
救急病院に着いた時には心肺停止で、蘇生を試みたがどうしようもなかったんだと。

俺たちはトモヤのお悔やみに行ったが、ヒロだけ浜松に残して葬式には出ずに帰ってきた。
俺は女房に「もういいよ。帰ろうぜ」と言った。
トモヤがいなくなってしまった浜松に居たくなかった。
「こんちわー、ヒロいるー?」
「おばさーん、お母さんがコレ持ってけってー」
「バイト先で蕎麦打ったんだけど、オレへただもんで端っこばっかりできちゃってさあ」
トモヤのおっとりした台詞が台所にこだまする。

人というのは、あっというまに死ぬんだな。
あっというまに死ぬ。
何の前触れも無く、遣り残したこととか何の関係もなく無意味に死ぬ。

トモヤは、事故の次の日、水窪の祭に出るつもりだったんだって。
シフトをわざわざ調整して3日間休みをとったって。
トシの嫁さんの実家が水窪で、トシに誘われて去年行ったら、楽しくって今年も行くつもりだったんだって。
バカだなトモヤ、なんだよ友達の嫁さんの実家の祭って。
とんだお邪魔虫じゃないかよ。
お前、可美の祭だって出なかったくせに。
トシとわざわざ揃いの法被まで作って、家紋まで入れたって。
楽しみだったんだろうな。
トシもトシの嫁さんも残念がってるだろうに。

俺は、人間というのは等しく無価値で、等しく無意味に生きていると思っている。
「誰もに価値がある」というのはすなわち「誰もに価値が無い」というのと同じことだ。
価値や意味は限られた環境の中で示されるもので、世界観を広げたらその指標はノイズの中に埋もれてしまう。
…こんな価値観を持ってりゃ出世なんてできっこないな。
「死に顔がきれいだった」だとか「自損事故で、誰も巻き込まなくてよかった」だとか「足を挟まれてたから生きていても大変なことになってただろう」だとか。 そういう感想は、結局生きている人が、自分を納得させるための慰めなんだろう。
俺はそういう感想を持てない。

バカだな、トモヤ。
たかがシートベルトだろうよ。
2秒で済むし、苦でもないだろ。
ほんのちょっとの居眠りとか、ほんとバカだな。
たかがシートベルト、たかが居眠りで死ぬなんて。
ほんとにバカで、ほんとに無意味だろ。

トモヤは死んでしまって、燃やされて灰になって。
もうトモヤと会うことはない。
トモヤはもういない。

年末が淋しいよ。
またバカ3人で年越しするつもりなんだろ。
誰かが欠けるなんて想像してなかった。
今度の帰省は、「トモヤのいない浜松」に帰ることになるんだなあ。
さみしいよ。

これはバカだwww GAG250 Turbo

俺のトコにちょくちょく来てくれてる 「2号」どんのスペチアーレなマシン … もとい、魔珍を紹介するよ

GAG250 Turbo


スズキGAG(もとは50ccのミニバイク)のフレームにカワサキKLX250のエンジン載せてターボつけて正規登録しちゃったってえどこから見てもバッカでええwwwと手を叩いて喜ばずにはいられないマスィーンだよ!
いやこれはヤリスギだよ、やらかしちゃったよ、思いついてもやらないよwww
コレで高速道路も走るってえから、どんだけなんだよww

確かにこれなら自慢になるよ。思いついて自分で組んでセッティングして登録してしかも走ってんだから。
雑誌にだって載ると思うよ。高速のPAで止まってたら人だかりが出来るよ。こいつぁどうかしてる、ってwwww
キャブターボなのにターボラグほとんど無しでイケるっていう話で、日常の足に使ってるっていうんだから、これは凝ってるねえ。見た目だけのヤッツケじゃあ無いんだねえ。
これはよくわかってる人が、自分が何をしたいかってことをよぉく理解して作ったものだよ。
これこそ趣味の結晶だよ。一つの頂点だよ。うーん。感心せずにはいられない。褒めずにはいられない。呆れずにはいられないよ。

うーん。こういうのを見てると、やっぱりターボはいいなあ、と思うねえ。
乗り味もいいし、パワーが出るのもいいし、悩んで工夫してセッティングを詰めるのもいいし、ハッタリも効くしwww
どこを押しても非の打ち所が無い趣味性が高い高貴な遊びだよ。

こりゃあ「ターボなんて誰にも乗りこなせない。金はかかるしすぐ壊れる。乗れるのは選ばれた職人芸の人たちだけ」って言って回った方がいいかもなあ。
見てるだけでも愉快だし、乗れば楽しいし、作ればおもしろい、こんなターボをみんなが乗り始めたら、俺たちがおもしろくないもんなあ。

それをいまだにターボバイクを中傷する連中がいるらしいよ。
BLAZEさんとこも中傷されるって。
そんなキンタマが腐ったようなヤツはキンタマが腐ればいいのに!
エンジンってのはたっぷりのミクスチャーをこれでもかと詰め込んで、どかんと爆ざしてしゅしゅっと冷やす、ってもんでしょう。ターボだろうがニトロだろうが何にも変わらない。
エンジンの理屈どおりに工夫するのがエンジン屋の仕事なんだからさ、真面目にターボ組むってことがどれほどの技術を必要とするかってことがわからんヤツは、ホント、何にもわかっちゃいないやつだと思う。

なんかねえ、こういうバカげたおもしろいモノを見せられると、ほんと、ターボはいいねえ。

ハヤブサ ターボよどこへ行く

えー、このblogも2003年からやってますから、もう7年になるんですが。
もともと「ハヤブサのターボキット買ってデッチ上げるぜ!」ってのをこれ見よがしに世間様に問おうってえ浅はかな考えがコンセプトでね。
その当たりを中心に、あること無いこと吹いてやろうっていう魂胆だったわけよ。
こんなバカげたものをムキになってやってる血迷った人間なんだから、何を書こうがフロシキは広げられるわね、と。
もちろん、その当時はハヤブサにターボつけるなんて人間は日本にはほとんどいなくて、バイクのターボ自体に関する情報も少なかった。
blogを作ってすぐに「ハヤブサ ターボ」の検索結果では1位になった。
そりゃ検索語彙がレアってえか、スキマなんで当たり前っちや当たり前の話なんだが。
当たり前だわね、と威張る気にも宣伝する気にもならなかった。

それがさあ、7年たって、おそるおそる検索順位見てみたら、google先生の4ページ目ですよ。
ずいぶん昔価格コムの掲示板に書いた俺の駄文の方が順位が上になっちゃってる。
だいたい検索結果で最初のページに無いと、それ以降の結果のヒット率はほとんど期待できないってえからね。
今の俺のblogはハヤブサ ターボに関する影響力はほとんど無いわけだ。
まあ仕方が無い話ではあるんだけどさ。ここ何年もバイク屋のお荷物になってるんで。

それでもね、世の偏見っていうか中傷に対する一定の影響は与えたんじゃないかって自負はあるわけですよ。
以前は、やれピーキーすぎてドラッグレース専用だの、やれオーバーヒートするだの、やれすぐ壊れるだの、挙句の果てには「そんなもんドコで乗るんだ」と。
乗りもしないで知ったかぶりをする連中がやっかみ半分であっちに書いたりこっちで言ったりしてたんですよ。
それに嫌気がさして俺がターボキットを買ったCVPさんはWebサイトを閉鎖しちゃった。
峠もイケるし、そこでバトルだってできるし、壊れない(*) しコンビニでカップラーメンだって買える。オーバーヒートするのはそもそもお前がトロくてクルマのケツにはりついたまんま居眠りしてるからだ。そんなにトロいじゃノーマルだってエンジンの中が錆びるぞ
ってなことを何度も書いて、それなりに世間の中傷に対する抑止力にはなったと思ってるのね。
2ちゃんで適当なこと吹くバカがいても「nomaddaemon見ろよ」って誰かに言われたらその場で否定できる。「ソースは俺」だからね。
もうここ何年か「ハヤブサ ターボはまともに乗れない」なんて言い分は見かけなくなってるんだよね。
俺のおかげかどうかは実際はわからないけど、俺のおかげだって言っておいても誰も損しないし、そう思ってた方が気持ちいいしな。

でさあ、そういう自負と、実際のエントリの少なさとで、なんとなーく自分のサイトの更新が滞ってきて、他のサイトのチェックもしなくなってきてたのな。
雑誌でも「ROAD RIDER」みたいなのにターボバイクの記事が載ってても、イマイチこう、距離を置いてた。
記事やバイクのつくりに意見があってもわざわざ書いたりしなかった。
ところが、今月のROAD RIDERのちっちゃな広告ページに「隼 ターボキット」ってのが載ってましてね。
見た目はアメリカ製のキットっぽいけど、以前からターボバイクを作ってるBLAZE っていうバイク屋が出してる。(RCのキットに見えるけど、サージタンクの形がちょっと違うんだよなあ。ベロシティレーシングのとも違うし)
追記:ベロシティレーシングのキットだって。

ここのトコは九州の「単車屋」とか「エスパー」とかと、なんとなーく雰囲気が違う。バイクのつくりの立ち位置っていうのかな。勝手な思い込みかもしれんけど、そう思ってたのよ。
良い悪いじゃなくてね、俺の好みのつくりをしてる感じがしたんだよね。
で、珍しくこのBLAZEのサイトに行ってみたのよ。

BLAZEではもう何台かターボバイクは作ってるんだけど、実は一番気になったのがこのCBR1000RRでね。

タービンを排気系の後ろの方に持っていってあるのね。
こういうやり方ってヘダース(エキゾーストパイプのタービンへの集合部分)を作らなくていいから、安く作れるんだよね。
ごくまれにアメリカのサイトなんかではこういうやり方は見たことがあるんだけど、日本でやってるのは初めて見た。
パワーやレスポンスではあまりいいやり方とは言えない、のはわかってる。でもあえてこういうのに挑戦してみるのはおもしろいし、どんな乗り味なのか、どんなネガがあるのか、ってことに興味があるんだよね。
ほんで、そこのコメント欄でそういうことを質問したら、実はそれほどレスポンスは悪くなっていないんだって。確かにそれほどパワーは出ないけどノーマルインジェクターとノーマルの燃圧のままサブコンの補正だけでやってるから予想通りって。
半分驚き、半分納得、って感じでね。
多少インテークが長くてもカッチリ作ってあってタービン径が小さかったらレスポンスにはそれほど影響しないってことなんだろうね。
多分、この組み合わせではクランクマスの大きさの方がレスポンスに関わる要素なんだろうね。
これでサージタンクをつけたりインタークーラーをつけたり過給圧を上げたりするとレスポンスにだんだん影響して来るんだろうけど。

おもしろい、おもしろい。
こういうやり方ならば安く作れるし、キャブターボでも過給圧を上げなければサージタンク無しでいいし、それほど破綻しないターボになる。
出力20~30%増しくらいまでならイケるんじゃないかなあ。100馬力のエンジンを130馬力にするのは、キャブをFCRにして集合管にして場合によってはハイカムにするくらいまでやらないといけないけど、それと同じくらいの金額でターボがついて同じ馬力を得ることが出来そうだ。

でね。
コメント欄で「以前にblog見てたんでびっくりしました」って言われてね。

ああああ。
あああああああ。

えーとですね。
こう、真面目にしなくっちゃなあ、と思いました。
真面目にバカなこと書き続けなくっちゃなあ、と。

(*) あ、えーと、浜名湖に落とすと壊れることがあります。でも大丈夫。直ります。

また引っ越しました

いや、nomaddaemonの使ってるレンタルサーバをね?
バカじゃネエの?
とお思いでしょうが。
いやぁ、だってオッソいんだもーん。いろんなものがぁ。
なんかあるたびにスパスパ変わらないんですから。

ハッスルサーバも悪いサーバではありませんでしたけども。機能は豊富だし第一安い。
でも、Xreaから期待して引っ越した割りには軽快とはいかなかったですねえ。

感覚的に言えば
livedoor/yahoo/goo/seesaa …ブログを始めてみたい人向け。
ロリポップ …自分のドメインのサイトを初めて持つ人向け。
ハッスルサーバ …ロリポップでは重くなってきた人向け。
Xrea …ハッスルサーバと同等のはずだったんだけど、故障対応が悪くてイメージ悪い。もともと初心者には向かないしお勧めできない。
って感じですかねえ。

僕の場合は、見栄でドメインを取ってみたら、Xreaがマルチドメイン対応だったってのが道を踏み外したきっかけでw
ドメイン管理をしてるロリポップ関連のムームードメインなら安くて簡単にドメイン追加できるもんだから、おもしろがって合気道のblogまで作っちゃって。年間580円でドメイン取れるんだよ。月々50円もかかんないって、タダみたいなもんで。
で、今になって考えてみたら引っ越す先がだいぶ制限されてきてしまいましたがな。
個人でやってるblogなんてアフェリエイト目的でもなければ、そういくつも作る必要はないし、だいたい管理しきれないし、そもそもわざわざドメイン取って運用する必要もないわけですがー (俺は見栄でやってんだよ!)
普通の人はさくらインターネットとか、他にもいっぱい選択肢はあるわけでね。

結局、
エックスサーバー
に落ち着いたわけですが。
転送量が多かったり過大にサーバに負荷をかけるような使い方をすると途端に制限かけるみたいで、アフェリエイトを目的にクズサイトを大量に作ってはSPAMメールをがんがん打つ人たちには不評みたいだけど。
とりあえず僕のサイトみたいに過疎な所には使い勝手が良さそう。
引越しした時の作業速度なんて素晴らしかったし、WordPressの構築やプラグインツールの更新なんて一瞬も引っかかることなくスムーズに完了したからね。

まあ、いわゆる「格安サーバ」って言われてるロリポップ、ハッスルと比べると月々1000円ってのはあるけど、このくらいの記事量になってきたら仕方ないのかなあ。
いや、逆に言えば更新なんてろくすっぽしてないんだからハッスルやロリポがこの程度の量でいっぱいいっぱいになっちゃうってのは、いくら格安だからって、そりゃないんじゃないの?と思うけども。

とは言え、やっとこさ引越しも終わったし、快適な環境が出来たので、もう少し更新回数も増やしたいと思ってますよー

最近仕事がアレなのがアレですけどもー
アレなわりに給料がアレなのもアレですけどもー

どっかに¥落ちてないですか

バイクはいいねえ。バイクは

心を潤してくれる。リリンが(ry

「文化の極み」とはとても言えんわな。

リリンが生み出した「もっとも不合理で愚かで滑稽なもの」だわな。
だがそれがいい。俺は愚かさを愛するので。
みんなは合理的で安全で快適なものに乗ってりゃいいと思うよ。グリーン車とか。

先日、東京モーターサイクルショーに行ってきたのさ。
カスタムバイクとかもあったけど、なんつーか、10年も20年も同じことやってんのか、って気になったのであんまり面白くはなく。
とりあえずターボつけてるバイクが一台も無かったのがアレだ。
…… 続きを読む