震災によせて

いつもはTwitterで書いたものは載せないんだけど、このまま流れていってしまうのももったいないのでまとめておく。
改行など多少は編集した。

物流(1)
俺の会社は物流をやってるんだが、埼玉のセンタも被災した。仙台センタは壊滅だ。
俺は昨日、埼玉センタへ復旧の打合せに行った。事務所へ行くと電話応対してるおばさんが謝っている。何かと聞いたら秋田の客が「俺のFAXを明日までに届けろ」とゴネているという。

物流(2)
おばさんは「ウチも被災している中努力しておりますがご存知の通り道路状況が困難でお約束できません」と丁寧に応対して納得してもらった。
俺はおばさんをねぎらった。しかし、こんな天下の一大事にクソみたいに暢気に他人事だと思える奴っているんだな。

物流(3)
一昨日、俺は顧客にメールした。
「東北だけでなく北海道の便も荷受け不可です。倉庫も被災してます。燃料が調達できません。停電の所ではシステムが動かず荷物の入出庫処理が出来ません。荷物が集中するため輻輳し荷捌きに影響が出ています」
ちょっと大げさかも、とその時は思っていた。

物流(4)
しかし今、その通りになっている。静かなパニックが日本を覆って、現実の物流を侵食している。皆「雰囲気」に流されて誰かを殺そうとしている。そのパニックを作り出してるのが「噂」だ。誰かがひそひそと囁くネガティブな情報が俺たち自身を殺そうとしている。

物流(5)
誰かが無自覚にネガティブな情報を囁くと、その蝶々の羽ばたきは誰かの息の根を止めるんだよ。
一度囁かれたデマは、もう取り返しがつかないんだ。どう責任取ったって一人一人の所へ回収なんて行けないんだ。
デマで誰かを殺す前にその舌を切れ。

骨を折る

皆様明けましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いいたします。
今年こそはハヤブサ ターボを復活させ、またやらんでもいいことをテンコ盛りに。
そして格闘技ではますます「オッサンどこいくのー」的にどうかしてることをと。
はい。思っております。

んで、正月早々タイトルが物騒でアレですけどな。
今年は下のコゾウのショータが受験でして、浜松には帰りませんでしてな。年末ショータはK-1 ダイナマイト!!を見ていたのですと。
まあ、俺なんぞはそういう野蛮な出し物はあんまり見ないのですけども。
とは言えオタクシンパシーがありますもので長島☆自演乙☆雄一郎は贔屓の選手だったりしますよ。
ショータはニコ厨なのでもちろん自演乙を応援してるんですが、俺が帰省から帰るとショータが狂喜乱舞しとるわけです。
自演乙が勝ったと。
おおそれは結構なことだと。俺も寿ぎまして誰に勝ったか聞きましたら「あのクソッタレの青木 真也だ」って言うわけです。
ほれ、オジサン、そういうのに疎いですからね、どんな人か聞いたら一昨年(2009年の大晦日)にK-1 ダイナマイト!!でやって相手の腕を折った人だって言うわけです。

そうか、彼が負けたか、いい選手なのに残念だな、って俺が言いましたら、コゾウはムキになって言うわけですよ。
…… 続きを読む

トモヤの話

ガードパイプに衝突、男性死亡 静岡

2010.9.19 02:55

18日午前1時20分ごろ、浜松市南区増楽町の国道257号交差点で、同区若林町、アルバイト、内田智也さん(23)の軽自動車がガードパイプに衝突。内田さんは胸を強く打ち死亡した。事故現場は直線道路で、浜松東署で原因を調べている

引用元: ガードパイプに衝突、男性死亡 静岡 – MSN産経ニュース.

トモヤは俺の息子のヒロの友達で、幼稚園のときから一緒だった。
トモヤのお母さんは俺の中学の2年先輩で、お互いの厨二病の症状を知っている間柄だ。
俺たちは家族ぐるみのつきあいで、川崎に引っ越して10年もたつというのに、俺たちが帰省するたびにトモヤはうちに遊びに来た。
ゴールデンウィークやお盆、年末が近づくと「今度はいつ帰ってくんの?」と電話がかかってきて、もう一人の相棒トシも加わり、ヒロとトモヤとトシのバカ3人で遊びの計画を練るのだ。
遊びって言ったって川で泳ぐだとか、見たところどうでもいいようなダラっとしたイベントか、せいぜいくだらない話を夜通しするとかのもんなんだが。
俺もこいつらのやってることをニヤニヤしながら遠巻きに見てた。
特別な話なんかしなかったが、子供のときに3人をキャンプに連れてったり、大人になってからはヘタクソなマージャンの相手をしてケツの毛を毟ってやったりした。

トモヤは「お母さんに持ってけって言われたから」と、よく手土産を持ってきて、台所で俺や女房を相手に近況を話した。
人懐っこくてお人好しのトモヤは学校を卒業して介護の仕事についた。
けれども世間で言うとおり大変な仕事だったらしく、腰を壊して職を変えた。
その後、居酒屋でバイトをしているとトモヤは言っていたが、最近になって正社員になれるということで志都呂のマンガ喫茶に働きに行っていたんだという。
そのマンガ喫茶で働いた帰り、スズキ自動車の本社の正門前の浜松信用金庫のある交差点で、対向車線側のガードレールに突っ込んで、トモヤは死んでしまった。

後から、その事故を目撃した人の話を人づてに聞いた。 どうやら居眠り運転だったらしい。
バカな話で、シートベルトもしてなかったんだと。
ガードレールにぶつかった衝撃でハンドルに胸を打ちつけて、その衝撃で心臓破裂を起こした。
救急車に乗った時にはまだ生きていて、痛みのあまり救急車の中で暴れたという。
救急病院に着いた時には心肺停止で、蘇生を試みたがどうしようもなかったんだと。

俺たちはトモヤのお悔やみに行ったが、ヒロだけ浜松に残して葬式には出ずに帰ってきた。
俺は女房に「もういいよ。帰ろうぜ」と言った。
トモヤがいなくなってしまった浜松に居たくなかった。
「こんちわー、ヒロいるー?」
「おばさーん、お母さんがコレ持ってけってー」
「バイト先で蕎麦打ったんだけど、オレへただもんで端っこばっかりできちゃってさあ」
トモヤのおっとりした台詞が台所にこだまする。

人というのは、あっというまに死ぬんだな。
あっというまに死ぬ。
何の前触れも無く、遣り残したこととか何の関係もなく無意味に死ぬ。

トモヤは、事故の次の日、水窪の祭に出るつもりだったんだって。
シフトをわざわざ調整して3日間休みをとったって。
トシの嫁さんの実家が水窪で、トシに誘われて去年行ったら、楽しくって今年も行くつもりだったんだって。
バカだなトモヤ、なんだよ友達の嫁さんの実家の祭って。
とんだお邪魔虫じゃないかよ。
お前、可美の祭だって出なかったくせに。
トシとわざわざ揃いの法被まで作って、家紋まで入れたって。
楽しみだったんだろうな。
トシもトシの嫁さんも残念がってるだろうに。

俺は、人間というのは等しく無価値で、等しく無意味に生きていると思っている。
「誰もに価値がある」というのはすなわち「誰もに価値が無い」というのと同じことだ。
価値や意味は限られた環境の中で示されるもので、世界観を広げたらその指標はノイズの中に埋もれてしまう。
…こんな価値観を持ってりゃ出世なんてできっこないな。
「死に顔がきれいだった」だとか「自損事故で、誰も巻き込まなくてよかった」だとか「足を挟まれてたから生きていても大変なことになってただろう」だとか。 そういう感想は、結局生きている人が、自分を納得させるための慰めなんだろう。
俺はそういう感想を持てない。

バカだな、トモヤ。
たかがシートベルトだろうよ。
2秒で済むし、苦でもないだろ。
ほんのちょっとの居眠りとか、ほんとバカだな。
たかがシートベルト、たかが居眠りで死ぬなんて。
ほんとにバカで、ほんとに無意味だろ。

トモヤは死んでしまって、燃やされて灰になって。
もうトモヤと会うことはない。
トモヤはもういない。

年末が淋しいよ。
またバカ3人で年越しするつもりなんだろ。
誰かが欠けるなんて想像してなかった。
今度の帰省は、「トモヤのいない浜松」に帰ることになるんだなあ。
さみしいよ。

ハヤブサ ターボよどこへ行く

えー、このblogも2003年からやってますから、もう7年になるんですが。
もともと「ハヤブサのターボキット買ってデッチ上げるぜ!」ってのをこれ見よがしに世間様に問おうってえ浅はかな考えがコンセプトでね。
その当たりを中心に、あること無いこと吹いてやろうっていう魂胆だったわけよ。
こんなバカげたものをムキになってやってる血迷った人間なんだから、何を書こうがフロシキは広げられるわね、と。
もちろん、その当時はハヤブサにターボつけるなんて人間は日本にはほとんどいなくて、バイクのターボ自体に関する情報も少なかった。
blogを作ってすぐに「ハヤブサ ターボ」の検索結果では1位になった。
そりゃ検索語彙がレアってえか、スキマなんで当たり前っちや当たり前の話なんだが。
当たり前だわね、と威張る気にも宣伝する気にもならなかった。

それがさあ、7年たって、おそるおそる検索順位見てみたら、google先生の4ページ目ですよ。
ずいぶん昔価格コムの掲示板に書いた俺の駄文の方が順位が上になっちゃってる。
だいたい検索結果で最初のページに無いと、それ以降の結果のヒット率はほとんど期待できないってえからね。
今の俺のblogはハヤブサ ターボに関する影響力はほとんど無いわけだ。
まあ仕方が無い話ではあるんだけどさ。ここ何年もバイク屋のお荷物になってるんで。

それでもね、世の偏見っていうか中傷に対する一定の影響は与えたんじゃないかって自負はあるわけですよ。
以前は、やれピーキーすぎてドラッグレース専用だの、やれオーバーヒートするだの、やれすぐ壊れるだの、挙句の果てには「そんなもんドコで乗るんだ」と。
乗りもしないで知ったかぶりをする連中がやっかみ半分であっちに書いたりこっちで言ったりしてたんですよ。
それに嫌気がさして俺がターボキットを買ったCVPさんはWebサイトを閉鎖しちゃった。
峠もイケるし、そこでバトルだってできるし、壊れない(*) しコンビニでカップラーメンだって買える。オーバーヒートするのはそもそもお前がトロくてクルマのケツにはりついたまんま居眠りしてるからだ。そんなにトロいじゃノーマルだってエンジンの中が錆びるぞ
ってなことを何度も書いて、それなりに世間の中傷に対する抑止力にはなったと思ってるのね。
2ちゃんで適当なこと吹くバカがいても「nomaddaemon見ろよ」って誰かに言われたらその場で否定できる。「ソースは俺」だからね。
もうここ何年か「ハヤブサ ターボはまともに乗れない」なんて言い分は見かけなくなってるんだよね。
俺のおかげかどうかは実際はわからないけど、俺のおかげだって言っておいても誰も損しないし、そう思ってた方が気持ちいいしな。

でさあ、そういう自負と、実際のエントリの少なさとで、なんとなーく自分のサイトの更新が滞ってきて、他のサイトのチェックもしなくなってきてたのな。
雑誌でも「ROAD RIDER」みたいなのにターボバイクの記事が載ってても、イマイチこう、距離を置いてた。
記事やバイクのつくりに意見があってもわざわざ書いたりしなかった。
ところが、今月のROAD RIDERのちっちゃな広告ページに「隼 ターボキット」ってのが載ってましてね。
見た目はアメリカ製のキットっぽいけど、以前からターボバイクを作ってるBLAZE っていうバイク屋が出してる。(RCのキットに見えるけど、サージタンクの形がちょっと違うんだよなあ。ベロシティレーシングのとも違うし)
追記:ベロシティレーシングのキットだって。

ここのトコは九州の「単車屋」とか「エスパー」とかと、なんとなーく雰囲気が違う。バイクのつくりの立ち位置っていうのかな。勝手な思い込みかもしれんけど、そう思ってたのよ。
良い悪いじゃなくてね、俺の好みのつくりをしてる感じがしたんだよね。
で、珍しくこのBLAZEのサイトに行ってみたのよ。

BLAZEではもう何台かターボバイクは作ってるんだけど、実は一番気になったのがこのCBR1000RRでね。

タービンを排気系の後ろの方に持っていってあるのね。
こういうやり方ってヘダース(エキゾーストパイプのタービンへの集合部分)を作らなくていいから、安く作れるんだよね。
ごくまれにアメリカのサイトなんかではこういうやり方は見たことがあるんだけど、日本でやってるのは初めて見た。
パワーやレスポンスではあまりいいやり方とは言えない、のはわかってる。でもあえてこういうのに挑戦してみるのはおもしろいし、どんな乗り味なのか、どんなネガがあるのか、ってことに興味があるんだよね。
ほんで、そこのコメント欄でそういうことを質問したら、実はそれほどレスポンスは悪くなっていないんだって。確かにそれほどパワーは出ないけどノーマルインジェクターとノーマルの燃圧のままサブコンの補正だけでやってるから予想通りって。
半分驚き、半分納得、って感じでね。
多少インテークが長くてもカッチリ作ってあってタービン径が小さかったらレスポンスにはそれほど影響しないってことなんだろうね。
多分、この組み合わせではクランクマスの大きさの方がレスポンスに関わる要素なんだろうね。
これでサージタンクをつけたりインタークーラーをつけたり過給圧を上げたりするとレスポンスにだんだん影響して来るんだろうけど。

おもしろい、おもしろい。
こういうやり方ならば安く作れるし、キャブターボでも過給圧を上げなければサージタンク無しでいいし、それほど破綻しないターボになる。
出力20~30%増しくらいまでならイケるんじゃないかなあ。100馬力のエンジンを130馬力にするのは、キャブをFCRにして集合管にして場合によってはハイカムにするくらいまでやらないといけないけど、それと同じくらいの金額でターボがついて同じ馬力を得ることが出来そうだ。

でね。
コメント欄で「以前にblog見てたんでびっくりしました」って言われてね。

ああああ。
あああああああ。

えーとですね。
こう、真面目にしなくっちゃなあ、と思いました。
真面目にバカなこと書き続けなくっちゃなあ、と。

(*) あ、えーと、浜名湖に落とすと壊れることがあります。でも大丈夫。直ります。

また引っ越しました

いや、nomaddaemonの使ってるレンタルサーバをね?
バカじゃネエの?
とお思いでしょうが。
いやぁ、だってオッソいんだもーん。いろんなものがぁ。
なんかあるたびにスパスパ変わらないんですから。

ハッスルサーバも悪いサーバではありませんでしたけども。機能は豊富だし第一安い。
でも、Xreaから期待して引っ越した割りには軽快とはいかなかったですねえ。

感覚的に言えば
livedoor/yahoo/goo/seesaa …ブログを始めてみたい人向け。
ロリポップ …自分のドメインのサイトを初めて持つ人向け。
ハッスルサーバ …ロリポップでは重くなってきた人向け。
Xrea …ハッスルサーバと同等のはずだったんだけど、故障対応が悪くてイメージ悪い。もともと初心者には向かないしお勧めできない。
って感じですかねえ。

僕の場合は、見栄でドメインを取ってみたら、Xreaがマルチドメイン対応だったってのが道を踏み外したきっかけでw
ドメイン管理をしてるロリポップ関連のムームードメインなら安くて簡単にドメイン追加できるもんだから、おもしろがって合気道のblogまで作っちゃって。年間580円でドメイン取れるんだよ。月々50円もかかんないって、タダみたいなもんで。
で、今になって考えてみたら引っ越す先がだいぶ制限されてきてしまいましたがな。
個人でやってるblogなんてアフェリエイト目的でもなければ、そういくつも作る必要はないし、だいたい管理しきれないし、そもそもわざわざドメイン取って運用する必要もないわけですがー (俺は見栄でやってんだよ!)
普通の人はさくらインターネットとか、他にもいっぱい選択肢はあるわけでね。

結局、
エックスサーバー
に落ち着いたわけですが。
転送量が多かったり過大にサーバに負荷をかけるような使い方をすると途端に制限かけるみたいで、アフェリエイトを目的にクズサイトを大量に作ってはSPAMメールをがんがん打つ人たちには不評みたいだけど。
とりあえず僕のサイトみたいに過疎な所には使い勝手が良さそう。
引越しした時の作業速度なんて素晴らしかったし、WordPressの構築やプラグインツールの更新なんて一瞬も引っかかることなくスムーズに完了したからね。

まあ、いわゆる「格安サーバ」って言われてるロリポップ、ハッスルと比べると月々1000円ってのはあるけど、このくらいの記事量になってきたら仕方ないのかなあ。
いや、逆に言えば更新なんてろくすっぽしてないんだからハッスルやロリポがこの程度の量でいっぱいいっぱいになっちゃうってのは、いくら格安だからって、そりゃないんじゃないの?と思うけども。

とは言え、やっとこさ引越しも終わったし、快適な環境が出来たので、もう少し更新回数も増やしたいと思ってますよー

最近仕事がアレなのがアレですけどもー
アレなわりに給料がアレなのもアレですけどもー

どっかに¥落ちてないですか

バイクはいいねえ。バイクは

心を潤してくれる。リリンが(ry

「文化の極み」とはとても言えんわな。

リリンが生み出した「もっとも不合理で愚かで滑稽なもの」だわな。
だがそれがいい。俺は愚かさを愛するので。
みんなは合理的で安全で快適なものに乗ってりゃいいと思うよ。グリーン車とか。

先日、東京モーターサイクルショーに行ってきたのさ。
カスタムバイクとかもあったけど、なんつーか、10年も20年も同じことやってんのか、って気になったのであんまり面白くはなく。
とりあえずターボつけてるバイクが一台も無かったのがアレだ。
…… 続きを読む

忙しいと愚痴ったら相手の方が凄かったでござる

明けましておめでとうも言ったなかったよね?
いやあ、去年の暮れにさ、会社でバカげた失態があってだな、それで忙殺されていたのよ。
どんな失態かってちょっとそりゃ言えネェ。
「なんでソレで良いと思うの?」
「なんでお前ソレ自分で勝手にやっちゃうの?」
「コレごまかせると思ってやったの?」
って呆れ返るほどバカげた非常識な判断をいい立場のいいトシしたオッサンが後先考えずにやらかした、ってことなんだが。
ウチの上司がいみじくも「猿知恵」って言ったけど、まあ百歩譲っても未開の土人だわ。
腰蓑つけて鼻くそほじくりながら「あんれまあここな部品が足らなくなっちまったけえがあの部品も似たようなカッコしてっからおんなじだべえ」ってやたらめったら一緒に詰め込むのを文明開化の後じゃあ暴挙って言うんだよ。お前の首の上に載ってるこの小汚いのは飾りかコラ。
親指を目ン玉つっこんで小汚いアタマをギューッと掴んで左右にばりべきぐしゃと引っ張って爆ざしてやりたいよバカ。
社会人としての常識や想像力が欠落しちゃってて俺からすりゃバケツでウラン濃縮した東海村の臨界事故なみのサル仕事だよ。おんなじ会社でおんなじ空気吸ってることが信じられないよ。檻ン中入れて鞭でしばいて芸しこんだ方がマシだよ。お前と一緒にいるとこっちが放射能汚染で死んじまわあ。

てなことがあって、年が明けた途端に長野でタコ部屋に缶詰になってさ、後始末に終われてたワケ。土曜も日曜もあったもんじゃない。
本日只今だって別に仕事が楽になったわけじゃあないんだが、風邪をひいちゃって寝込んでいたんで外出することもなく、久しぶりにblogを書く気になったってとこでね。

で、先日の土曜日の話。 続きを読む

48

12月2日で48歳になりました。
なんか、そんな歳をとったような気がしていないんですが、2009から1961を引くと48くらいになるみたいなんで、たぶんあってます。

誕生日にはあわてて帰って、おいしいフランスパンでガーリックトーストを焼いて、赤ワインを飲み、自分で作った牛スジの入ったミートソーススパゲッティを家族で食べました。うめえ。
やっぱり誕生日はいいもんです。
このシヤワセの秘密を皆さんにも教えてあげましょう。
皆さんも僕のように真面目に生きていれば来年の今頃は誕生日を経験しているでしょう。
一年がかりの計画ですががんばってみてください。

48ともなればもうすっかりオッサン、アラウンドヒフティー、アラヒフですよ。
世が世なれば、一人でなじみの寿司屋のカウンターで旬の魚を頼んでるところですよ。きっといつか大人になったら、そうゆうことをやってみたいもんですけどね。
尿酸値が高かったりガンマGTPがアレだったりしたり、ハナゲに白髪が生えたり、老眼がアレしたりしてますけどもね。
でも、ちっとも落ち着くとか、老境に近づくとかといった感じがしませんな。これからいろいろとやりたいことばっかりですよ。
今年はまずは合気道で二段を取りたいし、来年はハヤブサ・ターボを復活させたいし。復活ついでにホイール変えたり、排気系を二重反転の多段膨張室で作ってみたい。カラーリングも漆塗装のアレはもう十分わかったのでwww今度はウレタン塗装にしたい。塗装はやっぱりプロにやってもらおうかなあwwww だって塗装ってホント、大変なんだぜ。プロに払う値段ってホントに安いってよーくわかったしさあw
ブカブカの吸気パイプをちゃんと剛性のあるアルミパイプに変えてブローオフバルブもつけたいし。来年は無理でもそのうちコンピュータもe-マネージかなんかに変えてみたいしねえ。

とかとか。
夜寝る前にアレもやりたいコレもやりたいと考えてると、ウキウキしちゃって眠れなくなっちゃったりするわけですよ。
アラヒフだって青春だーい!

この分じゃ、当分なじみの寿司屋はできそうもありませんか。
どうなんでしょうね、次はいよいよ50に向かっていくわけですが。
俺語録によれば「30の波は前から来る。しかし40の波は後ろから。こんなもんか、と思って油断してると後ろから巻かれる」 ってのが30代40代だったわけですが。50代ってえのはどんなもんなんでしょうねえ。

MAKE: Japan : Make: Tokyo Meeting 04 に行ってきた

MAKE: Japan : Make: Tokyo Meeting 04.

浜松の友達のjinnkiに誘われて、なんだか怪しげな催し物に行ってまいりましたよメイクジャパン。
誘われるままに行ったので、予備知識はあんまり無いんですけども、Webサイトを見るとデジャヴュな感じ。

ああこれはひょっとして雅屋とかなんでも作るよとかと同じニヨイがするww
ひょっとして白井シャチョーとか招かれたアレか?(今ググッたら去年呼ばれてた

しかしながら世界は広い。そりゃこんな変な連中がウヨウヨいたら世の中楽しくて仕方ない。そんなエンタな世界じゃないのが浮世というもので、その浮世の影に隠れて生きるのが妖怪人間である。
ここでは孤独な妖怪人間たちが300年生きてきて、300年間探し続けた同じ血を持つ同族と今初めてあいまみえるその喜びに狂乱の宴が開かれているのだ。

細かいところはいいんだよ。コレ見りゃどんな催しかわかるだろ。

そう、テスラ コイルだ。
趣味で作ったこんなのがむき出しのまま、空中に放電してるわけだ。放電の破裂音(=雷)を制御してバカげた音楽を奏でながら。
電離した空気はオゾンの刺激臭をさせているんだが製作者ときたら「この部屋にいればインフルエンザには罹りにくいですよ」と澄ましたもんだ。
放電してる間中、凶悪な稲光を見るために俺はテスラコイルの真横に立っていた。危なくは無いと知りながらも背中がうっすらと汗ばんだよ。

でな、こんなのが 「2つ」 も、示し合わせたわけでもなく全く別の人が別々の部屋で空中にこんなもんを放電してんだよ。
日本にどんだけテスラコイルマニアがいるんだよ!

こんなバカげた工作物がうようよいるわけだ。テスラコイルなんて原理がわかればどなたでもご家庭でお気軽にできちゃうもんだから(!)ただ作っただけじゃつまんねえっつって音楽鳴らすようにしてみたんだと!

それとさ、コレ、ネットでもけっこう評判になってるし、見た事ある人も多いと思うけどさ

この電子楽器、あんまりデキがいいもんだから、俺、メーカーの技術者だと思っててさ。このウダーって楽器ももう市販してるもんだと思ってたの。
そしたら、これ、全部手作りなんだって。パイプにチューブを巻いて、中に感圧センサを入れて、音自体はMIDIのサンプリングなんだって。

電子楽器ウダー公式サイト

自分ひとりで思いついて、自分が思ったような楽器を作りたくて、ずっと何年もかけてこれを作ってきたんだってさ。
作りたいってだけで、技術のことなんか何にもわからなかったんで、少しづつ勉強しながら作ってきたんだと。

一緒に行ったjinnkiがさ、質問したんだよ。
「ずっと一人でやってて『なんでこんなことやってんだろう』って、ふっと我に返ったりしなかった? もういいや、って思わなかった?」
jinnkiも技術者で、仕事から離れて自分で設計した回路をこつこつ組んでるから、そういう時が現れることってわかるんだよな。
口幅ったいけど俺もそういう気持ちを持ったことあるから、自分で勝手にやってる故にどこにも向けられない徒労感の処理を持て余す感覚はわかる。
したらさ、宇多さん良い事言ったよ。

「僕はそういうのを考えるのをやめました。どうなるとか、何になるかとか、考えても仕方ないことは考えない。今解決しなきゃいけないことを進めていくだけです。
…そうやって考えるのをやめたら、いろんなことがどんどん進むようになりました」

jinnkiと二人で話したんだけどさ、Make:Japan に来て、一番の収穫は宇多さんのこの言葉だったように思うよ。