クレーン

僕は「移動式小型クレーン免許」と「玉がけ免許」を持っている。
玉がけというのはクレーンに物を吊る時などにワイヤーで固定する技術のことで、クレーン免許を取る時に一緒に取るものだ。
しがないIT(イット)営業マンの僕がなんでそんな免許を持っているかといえばそれもこれも皆バイクのためだ。
僕は当時、GSX-R750に乗っていた。そう、例の「新幹線に敗れた失意の」GSX-Rだ。
僕のテリトリーは三ケ日の農業道路だった。……

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ハヤブサ ターボの値段

真さんからご質問がありましたので、お答えしたいと思います。
今までのエントリと重複する点はあるかもしれませんが、月日もたちまして多少の状況の変化もあることですしね。
僕のハヤブサ ターボの値段はバイク代コミで300万円です。
この値段はあんまりみなさんの参考にはならないでしょう。僕自身、内訳がはっきりわかりませんので。
ただ、費用としては「こんなもんじゃないの」とは思っています。多少の高い安いはあるかもしれませんが、ハヤブサにターボをつけようと思ったら、だいたいこのくらいはかかるんじゃないでしょうかね。
……

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ターボバイクの作り方:今の仕様

前回のエントリターボバイクの作り方(承前)の写真を見てからコレ見ちゃうとがっかりしちゃうよね。
s2-100_0126.jpg
どんなに奇麗にエキパイを作っても、結局は隠れちゃうんだから。
…しかしまあ、サビも出てきたなあ。熱のかかるところだし、塩水もかかったし…
エキパイを等長で作っても、はっきりわかるほど影響あるんですかね?

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ターボバイクの作り方(承前)

CX500turbo
まずはこの写真を見て欲しい。
これはssさんのトコに入庫していたホンダCX500Turboのタービンまわりの写真だ。
このCX500Turboは社外タービン交換のためにssさんのとこに入庫したものだ。
社外タービンだから当然外形もフランジ形状も違うため、排気管の取り回しは総取替えになっている。
写真をクリックすると拡大されるので、ぜひとも拡大してハァハァ言ってほしい。
…してみた?
ハァハァした?
チンコいこった?
こぉゆうのを外人さんに見せたら「オーマイガー!!プリチーベイベエ!!グレイトフルゲイシャガールユーハー??ムーフー!!」って言ってその場でいろんな汁出しまくりだよ。
エキパイの曲げを見てくれよ。
フランジの面とスパッと直角になった切断面を見てくれよ。ツライチの接合面を見てくれよ。
溶接のビードを見てくれよ。
オメェ、コレ見てチンコいこらんかったり – じゅん – とこなかったら、今すぐ帰ってくれ。
このblogはそぉゆう人の来るところではありません。
あ、このくらいは普通だよーエロじゃないにょうー 的マニヤの方はどうぞそのまま、そのまま。ご遠慮なくしていただいて。
でな。
こういうのを見ると、イチから組みたくなるじゃありませんか。なるでしょ? それが人情と言うものだ……

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春になれば

しがまっこも融けて
ライダーも走り始めるわけですわ。
先日、しらいシャチョーんトコに出入りしてるssさんがごく近所の方だとわかりましてな。あやしいしらいさんトコに出入りするような人ならばさぞかし怪しいに違いないと思っていたら、いや、実際怪しい人でしたわ。
「システムサイエンス」なる自動車屋さんでした。
ちょうど車の車検が迫ってまして、今までディーラーに任せていたのですが、どうもディーラーの仕事が信用できないことが多くて、どうせなら同じニヨイのするssさんトコへ出そうと、行ってきましたよ。
……

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バイクの未来

昨日のエントリにて

ZZR1400。 これ買ってターボつけたい。

と書きましたが、スマン早まった。
本日確認したところではZZR1400はZX12Rのエンジンのスープアップだという。ボア・ストロークを拡大したものだと。
あああ…
残念。
ZX12Rのエンジンはクランクケースがハヤブサほど丈夫ではないのだ。
ターボつけても300psが限界だっていう。
ハヤブサの638hp(瞬間最大風速で10秒で爆発するが)のエンジンと比べると、ちょっと。
なので、ZZR1400に鞍替えすることは多分ない。。
もし新型ハヤブサが出ても、当分はこのまま自分のハヤブサ ターボを乗り続けると思う。いじるにしても、やりたいことは沢山あるんで、飽くことはなさそうだ。
えー。「やりたいこと」の前に、お金はありませんが。 ないです。 ええ…
(でもツナギは買う… 買うつもり… ねえ奥さん、ツナギないと危ないもんね、必要だよね。買っていいよね?)
ほんでまあ、話は変わるが。
こないだジュベットへ革ツナギの相談に行った時に話したんだけど、最近はバイクのアフターパーツも売れないんだってね。
バイクそのものが斜陽産業だから(スクーターはよくわからん)ね。風呂屋の跡継ぎと一緒だからね。
当然、その周辺産業なんかダメに決まってるわけで。 …ジュベットも貧乏なんだがどうしてもバイク関連でメシ食いたいっていう奴らなんで、なんとか贔屓にしてやりたいトコ。
で、マフラーもすっかり売れないんだと。
そりゃもう、最初からついてるマフラーの性能がモノスゲいいもん。スーパースポーツなんて、ヘタにいじると間違いなく性能下がるからね。GSX-R1000なんて、そりゃもうそのまんま耐久レース出れるからね。
そういうマフラーを交換させるにはノーマルマフラー以上のルックスと性能を出さないといけない。
そうすっと、開発費も加工費も材料費もかかるわけよ。
フルチタンエキゾーストマフラーが25万とか30万とか、当たり前のように雑誌に載ってるからね。
そんくらい出さないと、「替えたーッ!!」って言えるマフラーにならない。ノーマルの方がステキ、ってことになる。いやGSX-R1000のノーマルマフラーなんか凝ってるよう。アレに代わる社外品なんて、そうは無いんじゃないの。
そうなりゃ、まあ、高いしね。替えようとはなかなか思わない。
そりゃま売れませんわな。
作る側も高い開発費使ってるから安くできない。悪循環。
そうなるとねえ、そろそろ視点を変えたほうがいいんじゃないですかね。
今から機能パーツで差別化を図るとするなら、インジェクションをいじるしかないんじゃないの。
クルマだって、昔はキャブしかいじらない、っていうクルマ屋が多かったけど、今の時代、そんなこと言ってられないでしょ。キャブいじるのはオールドカーマニアしかいないでしょ。(それはそれで僕は大好きだが)
チューンナップを商売にするならインジェクションは避けて通れないよ。
数年前にはドン付きするとか、チョイ開けの時の過渡特性のフィーリングが悪いとかいろいろ言われたけどさあ。
そういうのを直すためにインジェクションをいじるものでしょう。
それを嫌ってキャブにした業者がいたけどさあ。キャブに戻したら退化じゃん。
現代のスーパースポーツは全部インジェクションだし、今後、排気ガス規制が強化される一方なんだから、間違いなくインジェクションになっていくのよ。50ccまでね。
今。
今からやっとかないと、レースの世界でだって取り残されちゃうよ。
第一、キャブならわかるけどインジェクションはわからん、とか言うけどね。
全然違うね。
インジェクションはちゃんとデータがRAMに残るもん。
ジェットを交換しなくてもマップをいじれば、分解しなくてもセッティングの変更ができる。
キャブよりもずっとやりやすいよ。
バイク屋は、明日にでもHaltechやMOTECを買いに走るべきだと思うよ。
生き残るために。

時速260km

ソースがアサヒなので多分捏造なんですが、こんなニュース。

asahi.com:大型バイクで時速260km 仏で速度違反の男逮捕-国際
運転者は地元の人間で、バイクは無保険、車種はスズキの大型(1300cc)だった。

そらもうハヤブサしかあんめえ。
しかしなあ、260kmなんて速度で走ってちゃあイカンよ。そらー捕まるよぅ。
そんなチンタラ走ってちゃ。

時速360km

昔々その昔。どのくらい昔かといえば時効が成立するくらい昔の話。
僕は’85 GSX-R750に乗って毎日通勤していた。
僕の通勤ルートは国道257号線から1号線を通り、弁天島から競艇場への取り付け道路を抜け、湖西市へにある会社に到着するというのが通常だった。
まあ、今でもそうだが、朝が弱い僕は大抵遅刻寸前で、大慌てで朝食もとらずにバイクに飛び乗って走っていくことが多かった。
朝の国道は時速70kmくらいで流れているのだが、僕のバイクはそれよりも少々速かった。それでも僕はしょっちゅう遅刻すれすれで睨まれていたから、アクセルを開けられるところは遠慮なく開けた。
弁天島駅を過ぎて右に曲がると競艇の取り付け道路で、ここは交通量も少なく、アクセルを開けるポイントだ。
もちろん、こういうポイントは警察も知っていて、ネズミ捕りもよくやっていたが、幸いなことに僕は一度も(ここでは)捕まらなかった。……

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鈴鹿8耐 オートリメッサ ブースにて

真夏の祭典。鈴鹿8時間耐久レースがいよいよ開催されます。
レースだけでなく、いろんなイベントが行なわれるのですが、そこのMOTO MAXというイベント会場内、スズキ自動車系列の自動車用品販売店「オートリメッサ」のブースで僕のバイクが展示されるとのコトです。